古代ローマでは、
一年の長さを365日とする
太陽暦起源の素朴な暦が長く使われていました。
やがて、
ローマ中興の祖シーザーがエジプトに遠征をした折に、
エジプトの非常に優れた暦の存在を知って、
これをローマに持ち帰り、
シーザーはこの暦を参考にして、
紀元前46年に、
一年の長さを365・25日とする
ユリウス暦を制定しました。
この暦は16世紀にローマ法王グレゴリウス13世によって
微修正がなされ、現在のグレゴリオ暦になりました。
しかし4年に一回閏年を入れるなど、
現在のカレンダーはこのユリウス暦が元になっています。
日本では明治六年(1873)~
このグレゴリオ暦が採用されています。