占星術を読み解いていく上で
特に注意する必要があるのは、
黄道12宮は天球上の単なる区画に過ぎないということです。
実際の12星座がきちんと12宮に
対応しているわけではありません。
星座を表わす場合はひらがなで「おひつじ座」、
12宮の場合は伝統的な「白羊座」
という名称を使って区別しています。
そして占星術で意味をもつとされているのは、
星座ではなく「宮」のほうなのです。
そのような二重構造が生じる場合は、
地球の歳差運動によって春分点の位置が
少しずつずれてるからです。
黄道12宮が定められたギリシア時代には、
確かに「白羊座」という部屋のなかに
「おひつじ座」の星星がすっぽり入っていて、
星座によって大きさの違いがあるとはいえ、
さほど問題ではありませんでした。
それが約2000年の間にほぼ一星座分ずれてしまって
今では「白羊座」のなかに「うお座」の星☆たちが入っています。
このずれは将来ますます大きくなっていき、
二万五千年後にやっと一周してもとの位置に戻ります。
なんとも壮大な話でありますなぁ~
日々の小さな悩みなんて・・
くそくらえっ・・・て感じですなぁ