オヤジのひとり言

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新月

2015年05月06日 | オヤジのひとり言

現代では、

月がちょうど太陽と地球の間に来たときのことを

「新月」(あるいは「朔」)と呼んでいます。

天文学上は、

太陽と月の黄経値が同じになった瞬間を定義し、

そのときの月齢をゼロとして、

月の周期の出発点としています。

新月は太陽と同じ方向にあるため、

実際に見ることは出来ません。

しかし、

古代社会において「新月」とは、

文字通り、

実際の空にはじめて見える細い月(今でいう三日月)のことでした。

現代でも、

民俗学などではこの意味で使われるので要注意です。

純粋な太陰暦が使われているイスラム世界では、

今でも天文学者が望遠鏡で新月を観測し、

月のはじめを決めているという。

 


太陰暦

2015年05月04日 | オヤジのひとり言

太陽暦と太陰暦

太陰暦は月の満ち欠けによって月日を数える暦で

文明の黎明期から世界の殆んどの民族が

ごく自然に使いはじめています。

死滅しても再び甦る月神は

人類共通の願いとともいえる「再生」を具現している。

輪廻転生を信じることは、

死の恐怖を軽減する一つの方法ですが、

古代人はそのよりどころを、

常に甦る月神に求めたようです。

古代バビロニアの祭司たちは

新しい月の誕生を丘の上で待ちうけ

細い月を夕焼けのなかに見つけると、

ラッパを吹き鳴らしてその出現を、

国中に知らせたといいます。

それが古代の太陰暦における一ヶ月のはじまりだったそうです。

 

 


古代ローマでは

2015年05月02日 | オヤジのひとり言

古代ローマでは、

一年の長さを365日とする

太陽暦起源の素朴な暦が長く使われていました。

やがて、

ローマ中興の祖シーザーがエジプトに遠征をした折に、

エジプトの非常に優れた暦の存在を知って、

これをローマに持ち帰り、

シーザーはこの暦を参考にして、

紀元前46年に、

一年の長さを365・25日とする

ユリウス暦を制定しました。

この暦は16世紀にローマ法王グレゴリウス13世によって

微修正がなされ、現在のグレゴリオ暦になりました。

しかし4年に一回閏年を入れるなど、

現在のカレンダーはこのユリウス暦が元になっています。

日本では明治六年(1873)~

このグレゴリオ暦が採用されています。

 


暦の話

2015年05月01日 | オヤジのひとり言

暦には大きく分けて

「太陽暦」と「太陰暦」とがあります。

太陽暦は太陽の年間運動をもとにして

一年の長さを決めるこよみで、

古代社会ではエジプトやマヤの暦が

一年の長さを365日とする太陽暦でした。

現在、ほぼ世界共通で使われている

グレゴリオ暦もまた、

一年の長さを365・2425日とする高精度の太陽暦です。

 古代エジプトでは、

毎年、夏至の頃にナイル川が氾濫しました。

この洪水によって、

ナイル川流域に肥沃な土砂が大量に齎され、

優れた農地が自然に出来上がったのです。

しかし、その一方で、

洪水は毎年多大な被害も伴いました。

やがて、

夜明け前の空におおいぬ座のシリウスがはじめて見えると、

続いてナイル川の増水はじまることがわかり、

夜明け前の明け方の空が熱心に観測されるようになりました。

そして、

シリウスがはじめて見えた日が、

新しい年のはじめとされたのです。

そのため、

古代エジプトの暦は 恒星暦とでも言うべきものなのですが、

それはとりもなおさず、

太陽暦と同じ周期となるわけです。