名古屋市農業センターもコロナ閉鎖が26日に解除され、早速出かけてきました。
自宅近くにあって季節の草花や花木、野菜、家畜など、いつも何かに出会えます。この日も、花木と宿根草の花壇へ行くと、ヤマボウシなどが園の再開と市民の来場を待っていたかのように迎えてくれました。
白い大きめの十字形模様で覆われたヤマボウシ。模様は手裏剣のようにも見えますが、山法師や山帽子と書く漢字表記には頷けます。
白い部分は、中心にある小さな花序を包む総苞片(そうほうへん)というものだそうですが、以前は4枚の花弁だろうと思っていました。樹高が10㍍ほどになる木で、ここの木はまだ4~5㍍といったところですが、広がった枝を含めて樹木全体を覆うようにまとった姿は見ものです。
宿根草園の数カ所に咲くアカンサス・モリスという背の高い花が目につきました。
地中海沿岸が原産地といい、地面に広がる大きな葉の中から赤紫と緑が混じった咢と白い花弁の花穂が勢いよく伸びています。草丈は1・5㍍近くありそうです。
とにかく精力旺盛。地中にゴボウのような根を広げて領域を伸ばすといい、以前我が家の狭い花壇で持て余して栽培を断念した皇帝ダリアを思い出しました。
もうひとつノッポの花が咲いています。
南アフリカが原産のクニフォフィア(別名・トリトマ)。1㍍ほどの花茎の先にオレンジの花穂が目につきます。
これらの花の周りには他にも色とりどりの花が咲いていましたので、次回に掲載します。
ヤマボウシ
アカンサス・モリス(ハアザミ)
クニフォフィア(トリトマ)