風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

「楽描き水彩画「ブロ友の作品展『折々スケッチ 塚本紘枝 小品展』を見てきました」

 

 「折々スケッチ 塚本紘枝 小品展」
墨彩や淡く色づけされた透明水彩画が掲載されるブログ「折々スケッチ」を楽しまれている方は多いと思いますが、僕もそのひとり。小品展が開かれている名古屋・栄の「森の地下街」にあるギャラリーチカシンB室へ出向き、塚本さんと素敵な作品の数々に出会ってきました。展覧会は31日(火)までです。 

会場には、名古屋市内の公園をはじめ、大王崎、五箇山、余呉湖などの風景画、それに花などを含めて70点。ペンや鉛筆もありますが、ほとんどは割り箸でデッサンして彩色され、ブログで拝見する以上に、力強くも優しい表現が印象的です。 

「絵を描き始めたのは、かなり前から」と塚本さん。
子どものころから絵を描くのが大好き。絵描きになるのを夢見て、名古屋の名門で美術科のある愛知県立旭丘高校に進まれたそうです。

「それ以上の絵の世界へは進めませんでした」と話す塚本さんですが、どうしてどうして。絵筆を手放すことなく、素晴らしいスケッチ画を描き続け、教室を開いたり、仲間との作品展を企画されたりしています。

ブログにも書いておられますが、個展は2度目。ご主人を亡くされ、これからの目標を見つけるために開かれたそうです。

スケッチに出かけるのが大好き。
名古屋市内の城や公園には自転車で。他県へのスケッチには「青春18きっぷ」を使い、「ここ」と思ったところで降りると、自転車を借りて回ります。畑仕事をしている人を見つけると、声を掛けて話し込みます。 

「そこで暮らす方の話は、描くうえでも随分参考になります」
「絵に生活感が欲しい。民家を小さく入れるのもそのため。古い町並みを描く場合も、電柱がないと寂しいです」
「雪が大好き。降雪予報が出ると、前の晩から長靴などを用意して・・・。遠足気分です」 

ここまで書いてきて、忘れていたことに気づきました。
僕がちょっとだけ
先輩というお歳。書くのを忘れるほど、お元気で逞しく、スケッチに対する意気ごみもワイルドなのですね。塚本さんのブログが絵だけでなく、文章に人や物への優しさと思いやりを感じるのも、その辺にあると思いました。

 




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