風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「古希の夫婦展と高校生の作品展を拝見」

週替わりのメニューで催される名古屋市民ギャラリーのさまざまな展覧会。12日から17日(日)まで開催のメニューの中から、古希夫婦の「陶&画」展と、高校生たちの写真展、それに高校生の美術作品などの展覧会を見てきました。

≪なかざきさんちの古希記念展≫
名古屋・守山区在住で、共に70歳を迎えた中崎諒さんと淳子さん夫妻。諒さんは陶芸、淳子さんは水彩画と絵手紙を趣味にして定年後を楽しんでおり、古希になった記念に夫婦展を企画したそうです。

諒さんは会社勤めを定年退職すると同時に、愛知県立瀬戸窯業高校の専攻科に入学。若い生徒に交じっての勉強でしたが、もともと陶芸に興味があり作陶の心得も多少あっただけに、メキメキと力をつけました。

2年後に卒業すると、全国公募展である第29回長三賞現代陶芸展で入選。翌年には国際アマチュア陶芸展伊万里2010で最優秀賞(鍋島大賞)に。
名古屋市の区民美術展や瀬戸市美術展などでも受賞を重ねています。

会場に展示されているのは電気窯で焼いた花瓶、酒器、皿、食器、ランプシェードなど約200点。陶芸は門外漢の僕ですが、出来栄えの見事さに驚くばかりです。

淳子さんはコミセンで水彩画を学び、海外旅行など思い出の風景を作品に。絵手紙の世界にも入って、花や果物などを心のままに描いているそうです。展覧会には合わせて70点ほど展示しています。

会場には、小学5年生のお孫さんの書と家族を描いた絵も並び、楽しく素敵に老後を送られている日々がうかがえます。
次は喜寿記念展、そして傘寿記念展ということでしょうね。

        

   

         

                    

≪第30回高校生の写真展≫
高校生の写真展は、愛知県高等学校文化連盟写真専門部の主催。60校から半切りから全紙まで258点が寄せられたそうで、その全作品が展示されています。また昨年秋に愛・地球博公園(モリコロパーク)で行われた生徒撮影研修会の作品も並んでいます。

部活動や体育大会のシーン、友人とのひととき、教室の風景、ペットなど動物の表情、街で拾ったひとコマなどさまざま。その発想の豊かさに驚きます。
カメラを手にした生徒たちが「何でも撮ってやろう」「この瞬間を逃がすまい」とシャッターを切った気持ちが伝わってきます。
技術よりも、この時代を、この瞬間を切り取ろうとしているだけに、若々しさと思い切りの良さも感じます。

     


           
≪第49回名古屋市立工業高校美術部&写真部&自動車科合同展≫
昨年秋に同じ名古屋市民ギャラリーであった名古屋市教育祭で拝見して、タテ1・8㍍、ヨコ4㍍という作品の大きさだけでなく、名古屋城やテレビ塔、ツインタワーなどをベニヤ板に彫り刻んだ意気込みに圧倒された作品にも出会うことができました。

僕の母校から届く後輩たちの活動ぶりを掲載した冊子を開いたときもそうですが、彫刻であれ、その発想と創作にかけたエネルギーは素晴らしいですね。

 

      

        













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