韓国で尿素水が足りなくて大騒ぎをしている。
尿素水なんていったい何に使うのかと、聞きなれない名前に疑問だった。
ディーゼルエンジンの車などの燃料の軽油に混ぜて使うらしい。排気ガスの窒素酸化物を化学反応で無害化させる効果があるという。確かに環境のためには疎かにはできない。
問題は中国からの輸入に97%依存していたからのようである。
中国では石炭不足による電力のひっ迫でほとんどの工場で生産停止や減産に追い込まれている。それが尿素や尿素水にも及んでいるようだ。
日本の場合は自国内で生産しているようだし、ディーゼル車がほとんどなくなっていることもあって何の心配もないらしい。
政府による脱石炭政策で各省が独自に電力使用の制限を行っているという観測もあるが、単に政策のことで生産に支障を及ぼしても構わない。自国民が凍え死んでしまってもいいということにはならないだろう。
中国では山西省やせん西省の豪雨による洪水・土砂崩れで炭鉱が操業停止においこまれたという。本音は石炭不足が深刻なのではないか?
エネルギー問題もそうだが、今中国がおかしい。
6月ごろだったと思うが、中国で「反食品浪費法」という食べ残しを禁止する法律が制定された。半分冗談と思っていたが、つい先だって「野菜など生活必需品を備蓄して突発状況に備えるべき」という公示が出されている。台湾との事変に備えてか?と一時世間を騒がせていたが、その後食料は心配ないと発表してパニックを打ち消そうとした。
しかし中国国民はその発表にむしろ疑心暗鬼になっている。
昨年(2020年)10月に中国はインドからお米を緊急輸入している。国境紛争でドンパチやった相手からだ。
2000年初頭、中国の食料自給は100%を超えていて、立派な食糧輸出国であった。
ところが年々食糧自給が落ちていき2015年あたりでは98%になっている。むしろ大豆などアメリカからこの10年で2倍の1000万トン超の輸入となっている。さらにトウモロコシは、この2年で3倍以上の約2600万トンになっている。
何かが中国で起きているのは間違いない。
食料だけに終わらず肥料なども爆買いしているようなのだ。
ミートショックがニュースで話題になった。中国において牛肉の嗜好が進み爆買いしていることで日本が買い負けしているという話だった。マグロも好まれていて、そのうちマグロがわれわれの口に入らないかもしれないと言われている。
かつて世界の農場と言われた中国が、もう世界の胃袋になっているのだ。
貧しい農村部の人々が農業を捨て、お金を求めて都市部に働きに出てきたという構造変化が中国の衰退につながっているように思う。かといってまた貧しく過酷な農業に戻るものはきっと誰もいない。
韓国の没落どころではない。うかつにも見逃していたが、中国にもそれが起こっていたというのだ。
尿素水なんていったい何に使うのかと、聞きなれない名前に疑問だった。
ディーゼルエンジンの車などの燃料の軽油に混ぜて使うらしい。排気ガスの窒素酸化物を化学反応で無害化させる効果があるという。確かに環境のためには疎かにはできない。
問題は中国からの輸入に97%依存していたからのようである。
中国では石炭不足による電力のひっ迫でほとんどの工場で生産停止や減産に追い込まれている。それが尿素や尿素水にも及んでいるようだ。
日本の場合は自国内で生産しているようだし、ディーゼル車がほとんどなくなっていることもあって何の心配もないらしい。
政府による脱石炭政策で各省が独自に電力使用の制限を行っているという観測もあるが、単に政策のことで生産に支障を及ぼしても構わない。自国民が凍え死んでしまってもいいということにはならないだろう。
中国では山西省やせん西省の豪雨による洪水・土砂崩れで炭鉱が操業停止においこまれたという。本音は石炭不足が深刻なのではないか?
エネルギー問題もそうだが、今中国がおかしい。
6月ごろだったと思うが、中国で「反食品浪費法」という食べ残しを禁止する法律が制定された。半分冗談と思っていたが、つい先だって「野菜など生活必需品を備蓄して突発状況に備えるべき」という公示が出されている。台湾との事変に備えてか?と一時世間を騒がせていたが、その後食料は心配ないと発表してパニックを打ち消そうとした。
しかし中国国民はその発表にむしろ疑心暗鬼になっている。
昨年(2020年)10月に中国はインドからお米を緊急輸入している。国境紛争でドンパチやった相手からだ。
2000年初頭、中国の食料自給は100%を超えていて、立派な食糧輸出国であった。
ところが年々食糧自給が落ちていき2015年あたりでは98%になっている。むしろ大豆などアメリカからこの10年で2倍の1000万トン超の輸入となっている。さらにトウモロコシは、この2年で3倍以上の約2600万トンになっている。
何かが中国で起きているのは間違いない。
食料だけに終わらず肥料なども爆買いしているようなのだ。
ミートショックがニュースで話題になった。中国において牛肉の嗜好が進み爆買いしていることで日本が買い負けしているという話だった。マグロも好まれていて、そのうちマグロがわれわれの口に入らないかもしれないと言われている。
かつて世界の農場と言われた中国が、もう世界の胃袋になっているのだ。
貧しい農村部の人々が農業を捨て、お金を求めて都市部に働きに出てきたという構造変化が中国の衰退につながっているように思う。かといってまた貧しく過酷な農業に戻るものはきっと誰もいない。
韓国の没落どころではない。うかつにも見逃していたが、中国にもそれが起こっていたというのだ。
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