ＧＰファイナルは通過点だ

ＮＨＫ杯で2位となった浅田真央が、一昨日の26日(土)に行われたＧＰファイナル第6戦(ロシア杯)でなんとか優勝することができた。今回トリプルアクセルを封印して万全を期したが、トリプルルッツのときに手をついたり、ダブルアクセルの時に回転しすぎてバランスを崩したりと、まだまだ完全復活とはいかなかったようだ。
佐藤コーチも言っているように「左利きを右利きに変えようとするほど」大変なことだから、なかなか道のりは遠いのだ。
しかし、去年は笑顔もなくすっかり自信を失ってしまっていた真央が、今回なんとか笑顔を見せた。こうでなくちゃ。

12月10日ケベックシチー(カナダ) で行われるＧＰファイナル(最終決戦)は鈴木明子が相手だろう。186点を超える者がおそらく優勝となるのではないだろうか。
真央はトリプルアクセルを封印してもなんとか勝負になると思うが、よしんばＧＰファイナルで敗れたとしても気にしない。
目標は2014年のソチオリンピックなのだから、それまでにトリプルアクセルを完成させればいいのだ。
むしろ、ジャンプの完成に向けて集中し続けるがきっといい結果をもたらしてくれるだろう。
2014年2月7日の開催まであと2年2ヶ月もある。

余談だが、キム・ヨナは出てくるのだろうか？
一度オリンピックで金メダルを取ってしまうと、次の大会までトップの座を維持していくのは、モチベーション面でも、身体能力の面でも至難の業だ。
今、2011～2012シーズンの休養宣言をしているようだが、出てこれないような気がする。よしんば出てきたとしても相手にならないだろう。
もっと凄いニューフェイスが出てくるのか。それもまた愉しみだ。