大阪秋の陣２

9時頃には当確がでるだろうといったが、早々と8時3分にテレ朝は当確を打ち出した。集計すらまだ始まっていないのに・・・。選挙期間中の動員状況や出口調査をもとに発表したのだろうが、こんなに早く出すとは。マスコミの当確競走がよほど熾烈になってきているのかもしれない。
報道された選挙戦の様子を見ると圧倒的に市民の反応が違っていた。街頭演説の聴衆の差は歴然である。これを見たら誰でも橋下氏の圧勝を予想するだろう。沖縄にいてその様子がわからないので自慢げにブログに書いたが、大阪にいる人には可笑しかっただろうね。
しかも府知事戦も圧勝劇だった。

橋下氏は単純化するのが上手である。現実はもっと錯綜し複雑だから大概の人はその入り口で立ち竦んでしまうが、彼はいいか悪いか、必要か必要でないか。行くか行かないか、やるかやらないか、やるならどうするか。思考を単純化して決断を下せる。
切るのは非情に切り捨てられるし、取るか捨てるかはっきりしている。それは行動力となって表れる。
大阪都ぐらいのことなら大いに歓迎だから、どんどん押し進めて欲しい。
全国の自治体職員労働組合の中で大阪自治労は抜けている。その分多くの既得権益を手にしているだろう。今後この大阪自治労との血みどろの闘いが見ものだろう。

ただ、民主主義は効率的なものではないと思うし、また単純化できるものでもないと思う。
先走りしてはいけないが、もし維新の会が中央政界に進出して手段が目的化していくようなら、その手法はとても危険なものになるかもしれない。