日韓首脳会談やるってさ

Ｇ７で菅総理との首脳会談が叶わなかった文在寅大統領が、東京五輪に来日して首脳会談を持ちたいと打診しているそうだ。
わざわざ来日する外国の首脳に会わないという非礼はできないから、来れば合うだろうし、首脳会談もするだろう。
ところが、韓国のメディアによると何らかの合意か、解決の糸口がなければ行かないと言っているらしい。外交上こんな上からものが言えるの？
12日の週、つまり17日（金）までに日本から何らかの回答がないと訪問はないと言っているらしい。来なくていいと言いたいところだ。

韓国メディアによると①「従軍慰安婦問題と徴用工の判決などの歴史問題」、②「半導体部品に対する日本の輸出規制」、③「福島第一原発の汚染水放流問題」の3つの懸案を議題にあげる腹積もりだったという。意味がよくわからない。
まず①は話し合うという問題ではない。国際協定をひっくり返した韓国がどうするか考えればいいだけのことだ。撤回するのか実行に移すのかである。
ひっくり返したちゃぶ台を片づけない限り話し合いも何もない。

②については関係部署でクリアすれば片づく問題でトップの話し合いで片づけるものではない。
③もそもそも首脳間で片づく話ではない。国際原子力機関のIAEAに日本は委ねている。その監視下に処理水を海洋放出するという運びだ。韓国がいちゃもんつける話ではない。科学的に客観的に進める問題だ。文句があるならIAEAに言えって話だ。
まったくトンチンカンな話だと思う。

ひょっとしたら、この3点はダミーじゃない？本当の狙いは別にあるんじゃないか？
ウォン安が進行していて韓国は金融不安を抱えているようである。米韓スワップだけでは心もとないようだ。日韓通貨スワップを提携したいという観測がある。
しかし、これまでやってきたことを棚に上げて。日本にお願いしたら応じてくれると思っている感覚がよくわからない。

大方の記事では来日はないんじゃないかということだったが、読売新聞の今朝の報道で23日に会談するとのことだ。いったいどんな会談になるんだろうね？