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絵画の観方 楽しみ方

2015年07月18日 | アート・文化

「絵画の観方 楽しみ方」と言っても、特別なことは考えたことはなかったけれど、今日に講演会に行ってなるほどと思わされた。

講演されたのは、大原美術館館長の高階秀爾(たかしなひでじ)氏。

そして、主に取り上げられたのは「受胎告知」の絵画で10数枚の「絵」が次々にプロジェクターに映し出された。これは、天使ガブリエルがマリアのところに来て、男の子を身ごもったことを告げると言う、言うまでもないシーン。「絵」にはマリアのシンボルの白いユリ 精霊を表す鳩 。そして、マリアの洋服は赤で青いマントを着ていると言うのが大方の定番だそうだけれど、そこまで考えて観たことはなかった。しかも、受胎告知をされた時に、既に、遠方に子供のイエスキリストが十字架を背負っている「絵」もあり、アダムとイヴが犯した罪を、イエスキリストに十字架をもって償わせると言うストーリーが出来ていたと言うのには驚いた。

      

       大原美術館蔵 エルグレコ作

そんなことを考えて観たら、「絵画鑑賞」も一味違って面白くなりそう。