ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

新型アイポッド?

2006年02月01日 | レ・アールについて
さて 

これはなーんでしょ

分かる方は少ないと思います

これは

新型のアイポッド

なーんちゃってね

すみません 年がいもなく

ヒント

たまごに使いマース










ぶううううううううう!

はい残念時間切れ

これは

たまごの殻に穴を開けるキッチンツールです

穴といっても針の穴

真ん中の黒い部分に穴が開いているでしょ

その中に針があって

下のグレーの部分を押すと

一瞬 針が飛び出すのです

何で針の穴を開けるかと言うと

ゆで卵を作っていて殻が割れて白身がぶちぶちっと

出てきたことありませんか

それは

卵の中に少し空気が入っている部分の温度が上がって

膨張して殻が割れるのです

そこで この器具であらかじめ穴を開けておき

お湯にたまごを入れてやるのです

そうすると

たまごの中にあった空気が

針で開けた穴から

ププププププププププププププップププププププププププププウ プ   

プ     プ           プ

と 抜けてゆくのです

まるで

たまごが

お風呂の中で「お  な  ら」をしているかのようで

結構 かわいいのです

時々 勢いあまって

白身まで出す奴もいて

尻尾がはえて丸いねずみになっているのも中には居たりして

そんな訳で

これは

たまごの 
  
ア イ ボー と言うことでした


糸と針は必需品

2006年02月01日 | フランスこぼれ話
日本のホテルやレストランでは

料理人の着るコックコートは

そのお店で支給されますが

フランスでのコックコートは自分持ち

そこで 

渡仏する料理人達はコックコートを持参します

少ない給料なので新しいコックコートを

買えません

何回も洗濯するうちに

縫い目がほつれたり

生地が薄くなったりで修理が必要になってきます

そこで日本人のキュイジニエ達は

糸と針で修理するのですが

本当に着れなくなったコックコートをはさみで切って

継ぎあてするのです白いコックコートに白い布でパッチワーク!

出来上がりはと言うと

変な形に縫い合わされていたり

折しわがついたまま縫ってしまったりと

けっこう芸術肌の方がいらっしゃいました

そんな苦労をしながらも

帰国して職場が決まって働き出した料理人たちは

自分の作っている料理で失敗をしても

「やっぱりフランスの材料でないとうまくいかないなー」とか

言ってその場を

ツクロウのが上手くなっております