特に問題が出たわけではないけど、ちょっとクラッチワイヤー
のほつれの有無などの確認をしてみたよ。
結果的にほつれや調整の必要は無かったが、せっかく撮影したので
YB125SPのクラッチワイヤー調整方法をネタにする事にした。
調整できる場所は2箇所あり、どちらでやっても構わない。
クラッチレバー側で調整する方法。
1のレバーカバーをずらすと調整機構が見える。
2のロックナットを回してアジャスターを回せるようにする。
3のアジャスターを矢印方向へ回すとクラッチレバーが引かれて
遊び幅が狭くなる。逆方向に回すと遊び幅が増える。
クラッチの繋がりや切れ位置を確認しながら、自分の手の大きさ
に合わせればよい。
位置が決まったら3を動かさないで2を逆方向へ回してロック。
最後に1のカバーをかぶせて完了。
エンジン側で調整する方法。
1のナットを矢印方向へ緩める。
2のナットを矢印方向へ締めると3の様にアウターが引かれて
クラッチレバーの遊び幅が狭くなる。
遊びを増やしたい時はナット位置を上記と逆方向へ調整すればよい。
ここの個所で調整する事はほとんどないけれど、クラッチレバー側
との兼ね合いで微調整したい時や、クラッチケーブルを交換した時に
最初の位置決めで行う場合もあるから、こんな場所にも調整機構が
ある事を覚えておいて損は無いだろう。
調整する自信がない人は、お店でやってもらうと良いと思う。
色々あって2週間ぶりにSP号に乗った。
気温も上がって1発始動し、その後も安定。
もうキャブヒーターの季節でないようだね。
あまり遠くへ行けないので、山道を少し徘徊。
道志道は交通量は多めだから、脇道をトコトコのんびり走ってきた。
帰路は河原で一休み。
徐々に野鯉狙いの釣り人も増えてきている。
帰宅してチェーンを見ると少し汚れていた。
軽く掃除をしてからAZのチェーンオイルを注油し、遊びを確認。
特に伸びてる気配は無くて、2千円台の安い中国産シールチェーン
でも125cc程度のパワーなら十分にもつ感じかな。
クリップ式なので一旦外して本格的に掃除する方法もあるけれど、
クリップは何度も付け外しすると折れやすくなるので、カシメ方式
と同じように掃除と注油をした方が安全だ。
クリップの予備でも買っておけば、新品交換を前提に付け外し掃除
もいいだろう。
激安チェーンなので予備クリップなんか売られてないけれど、DIDの
ノンシールチェーンのクリップが使える事が分かったので、どうに
でもなりそうだ。
この手のクリップって規格があるのか、はたまた中国製が寸法をコピー
していてるのかは定かでない。
とにかく、久しぶりのプチツーリングでした。
ネタが無いので久しぶりに雑記。
時代が変化して、今や情報ツールとしてスマートホンが主流に
なりつつあるけれど、はたして本当に情報を得るのが得意な
ツールなのか?
どこでも持ち歩け、LINEやツイッターなどで手軽に交流するのに
スマホは確かに便利だし楽だよね。
寝転がっても見れるし。w
ところがYBやYBRのような国内非正規バイクの維持管理と部品探しは
スマホだけでは画面が狭すぎて足りないと思うんだ。
もしも自宅にパソコンが有るならぜひ大画面で検索し、探してみて
欲しい。
以上、日ごろから何となく感じていた事を書きなぐってみた。
つまり、本当にネタが無いのだw(ブログは仕事じゃないから
マイペースさせていただきますよん)
ネタ不足の中、3月になってしまったよ。
納車後に一度も確認していなかったキャブレターのスロー域の
状態を見てみた。
今頃の季節が気温や湿度の関係でパイロットスクリューの調整を
するのが分かりやすいので、ついでに微調整した。
まず、納車時の現状を把握する。
エンジンとエンジンオイルを温めるために30分ほど走ってから、
出先で確認と調整をしてみた。
冷え切ってる状態では適切な調整はできないのだ。
右回転で締めこんで「何回転開けていたか?」を確認してメモ。
我がYBR125SPは1回転開けだった。
資料や他人の実例だと約1・1/2回転開け付近なので、若干薄く
調整されていたけれど、特に真冬の始動には問題は無くて個体差
で1回転になったのかも。
我流ではあるが何回かの試行錯誤で分かりやすい調整方法を見つけた。
締めこんだ状態から左回転で0.5(半回転)開ける。
エンジン始動でも一応アイドリング状態は保つ。
アイドリングスクリューを回して1000回転になるように調整。
この方向に回すとアイドリング回転が下がる。
逆方向だと上がる。
1000回転にセット。
800~1000回転付近で構わない。
そしてパイロットスクリューを左回転でゆっくり開けて、回転が
上がるポントを探す。
反応が鈍いから、かなりゆっくり回さないと差が分かりにくい。
少しアイドリング回転が上がった。
何度も繰り返し探った結果、パイロットスクリューは約1回転で
上がり切る事が分かった。
無駄に開いても再び下がるか変化無しで、スロー域が濃過ぎる
状態に陥るから、何度も確認したほうが良い。
パイロットスクリューの回転を決定したら、アイドリング回転を
約1400~1500回転に調整する。
アイドリングスクリューを回して決定する。
ほんの少し上げるだけで済んだ。
そしてスロットルを小刻みに上げ下げしてからいったん手を放し、
アイドリングが変に落ち込んだり止まらない事を確認して、
一旦調整は終了。
最後に仕上げの微調整。
ドライバーをポケットに放り込み、その辺を走りながらスロットル
開閉時の反応やトルク感、加速感、ふけ上がりを確認。
良い感じに収まってるけれど、パイロットスクリューの微調整を
してみた。
結果、さらに1/8回転開けでふけ上がりの反応が良くなり、トルク
も若干増した。
ただし1/4(2/8)回転開けにするとふけ上がりが悪くなったので、
この辺が微妙な調整の限界なんだろう。
個体差はあるので、1~1・1/2回転の範囲内で収まれば正常だと
思えばよいはず。
ただし、マフラーを社外品に変えてる時はこの範囲外になる可能性が
あるので、その場合は個々の調整結果しだいって事で。w
繊細なパイロットスクリュー調整なのだ。
確認調整の結果、我がSP号はかなりちゃんと調整された状態で
納車されていたようで、安心したよ。
中古車や大雑把な納車整備の車体の中には、パイロットスクリュー
調整が適正値から大きく逸脱した個体も存在すると読者様の情報
から得ている。
ひどい個体だと3回転も開けられていて、真冬もチョーク無しで一発
始動するものの燃費は大変悪くて閉口していたところ、調整をしたら
ふけ上がり良くなり、燃費も良くなった話も本人から直接聞いている。
なお、自分で調整する時はキャブレター内部とエアクリーナーが
綺麗で、プラグも劣化していない状態で行ってください。
正常な状態のエンジンでないとパイロットスクリュー調整の変化が
分かりにくく、効果も出ないのだ。