台風12号の影響で引きこもる週末。
部品箱を整理していたらマフラーのガスケットが目に留まったから、
ネタにしてみるよ。
YBR125系やYB125SP、YX125やXTZ125など同型エンジンのマ
フラー(エキパイ)のガスケットは一回ごとの使い捨てなんだが、
マフラー換装や一時的に外す際にうっかり新品を用意していない
例は結構多いはず。w
再使用すると排気漏れを起こしやすいのだ。
排気ポート出口径は40mm。
これに収まればどんなメーカーだろうが同じ機能なので使える。
日本国内で入手容易な代替品はコレ。
ヤマハのXJ400、XJR400、T-MAX等と同じ径なので流用可能
なのがうれしい。w
個人輸入で色々買う時に「ついでに購入」すると安価に用意
できるのもあるよ。
左は純正と同等の安価汎用品で1個1.5元(約30円)
id=544635631794 「立机加厚无石棉垫片内31外40mm」
右は寸法互換なCG125用で1個0.3元(約6円)
id=39773869092 「CG-125(外40内31)」
軽くて小型で安いから10個くらいまとめて買うとお得だよ。
互換安価品でも機能的にまったく問題なく、今でも愛用中。
中国ホンダのCG125用は軽金属巻きの構造。
これも寸法互換なのだ。
裏表の構造。
ハメコミ式の凝った構造である。
試しに1個を分解してみた。
銅色なので銅製かと思ったらアルミが母材だったよ。
中に耐熱材の芯が仕込まれていた。
このガスケットは装着時に方向がある。
平たい側をエキパイ側にして、合わせ面がエンジン側へと装着
すると良い。
実装してみる。
まったく問題なく使えた。
装着時に脱落しやすかったから、グリスを糊の代わりに上の方
に少し盛ってからペタッと貼ると作業が簡単だったよ。
とにかく手元に用意しておけば、思い立った時にいつでも
マフラーを外したり社外品へ換装可能なので、何かの機会に
入手しておくと良いと思う。
余談だけれどスズキのGN125系エンジンのガスケットも同じ
外径寸法なので、もしも手元に在庫があれば流用してみるのも良い。
意外と知られていない各ボルトの締め込み手順。
最初に前後を「仮止め(少し動く程度)」してから、エンジン側
を均等に締め込む(締め込みすぎに注意)と、締めた分だけの距離
でマフラー全体が後方へ移動する。
エンジン側を本締めできたと「思ったら」、エンジン始動させて
排気音を聞き、漏れていないか確認。
エキパイの付け根からペチペチと音が聞こえたら漏れている。
漏れていたらエンジン側をさらに「少し締め込んで」排気漏れ
が無くなるようにする。
排気漏れが無い状態を確認したら後ろ側を本締め。
なお、出来ればエキパイフランジの固定ボルトは新品交換した方が
良い。
M6×20mmのキャップボルトや六角ボルトなどでOKだけれど、
ステンレス製はダメ。
熱による噛み込みや電蝕による固着が起きやすいので、ここは
鉄製が良いのだ。
以上、暇つぶしのガスケット話でした。