大晦日、我がYBR125の大掃除をする。
約2年ぶりにリア周りの整備をタイヤ交換のついでに実行した。
ここ2日ばかり天候に恵まれずに頓挫してた案件だ。
まずタイヤホイール、スイングアームを外してみると、シャフトはサビが無いけれどグリスは汚れていた。
スイングアームのピボット周辺はチェーンオイルに混じったホコリなどで泥化してかなり汚い。
思い切ってゴムのチェーンスライダーを外して掃除する。
つぎにピボットのカラーの掃除・点検とグリスアップだ。
分解前にパーツカタログで構成部品と組み順番を理解して慎重に分解する。
3のカラーが7のシャフトと接触するので、これを重点的にメンテする必要があるのだ。
ほぼ左右対象構成だけれど6のシムが左側に存在するのが特徴で、4ダストシールの内側に張り付いていた。
意味のある部品が機能するように構成してあるので、組み立て時には同じ位置に付ける必要がある。
なにも考えないで作業してたら見落とすところだったので、パーツカタログの存在は偉大だね~。
幸い醜いサビは無いものの、各部品は汚れてるので掃除しグリスアップしてから組み立てた。
グリスはウレアグリスを使ったけれどリチュームグリスでもシャシーグリスでもいい。
なにもしないで放置されてる車体よりもマシだ。
せっかくなのでブレーキペダルのシャフトも掃除とグリス塗布をする。
ついでに普段手の届かない場所も掃除して亀裂や曲がりなど異常が無いかチェックする。
リア周りの掃除とグリス塗布が済んでスイングアームを車体に取り付けて、次はリアブレーキ関係の整備だ。
ブレーキカムを分解して各部を掃除してシャフト部にグリスを塗布して組み立てる。
部品には位置決めの凹みやドットがあるので、よく観察して再現させるのがブレーキカムの分解・組み立て時に基本だ。
単純な構造にも色々注意を払わないとブレーキだけに命に関わる。
タイヤ自体の交換は自分で手組みした。
前回同様にミシュランのM62 3.00-18を“チューブレス”で履かせたけれど、今回の“爆発ビード上げ”は失敗・・・
何度やってもうまく爆発してくれないのは気温の低さが原因なのかもしれない。
バルブコアを外してガソリンスタンドの可搬型ミニエアータンクでいっきに空気を入れたらすんなりとビードが上がったよ。
エアーコンプレッサー、マジでほしい・・・ヽ(´ρ`)ノ
さて、せっかくここまで分解したんだからついでに先日思い立った構想を実行してみる。
前出のフロントスプロケ15Tにリアスプロケ46Tの組み合わせで仕上げてみた。
チェーンの引きしろも問題なく調整範囲内に収まったので、各部の締め付け確認をして本日の整備は終了。
試走してみた感じではリア周りの動きが実に滑らかになり、細かいギャップに対するサスの反応が早くなった。
やはり動く部品は動くように整備・維持するのが一番だと実感したね。
スイングアームなんて納車から何年、いや何十年もメンテしてない中古車が回ってる時もあり、フロントフォークや
ステムと同様に思い出した頃でかまわないから整備すると良いと思う。
知人の車体は10年以上無整備でシャフトが固着し、外すのにひと月ちかく毎週休みになると叩いたり炙ったりして
ようやく抜く事が出来た。
さて、スプロケ変更の結果、速度60km/hで5速・4500回転。
フロントのみ15Tよりも加速が良くてキビキビした走りができるので、この組み合わせは悪くないと思う。
だんだん傾向が見えてきたので次回はフロント14T(純正)・リア43T(社外品)で若干加速を戻す事にしようか夢を見る・・・
完全にモンキー・ゴリラと同じ世界だなww
そのうちに盆栽(無意味なアクセサリー)に手を出すか?(;´∀`)タオバオを眺めていると、いくら時間があっても足りない。