両神山は2度目です。
1度目は一昨年我がオート事業部部長と
日向大谷コースより登頂しました。
そして今回は、Mさんの『実はこの水曜も休みなんだけど…d(^_^o)』という一言から発動された本来は妙義山攻略戦だったのですが、高坂SAにての待ち合わせ後に、当日の天気を熟考の上、急遽八丁峠コースよりの両神山攻略戦に変更になりました。
【両神山】
標高 :1,723.5m
メンバー :2人
天気 :曇り
駐車場/登山口: 上落合橋登山口→八丁峠→西岳→東岳→両神山 ※ピストン

上落合橋駐車場。この八丁峠コースにおいてはマイナーな方のスタート地点です。
フツーは八丁トンネル手前のトイレ完備のベースでスタートします。

さあ0725スタートです(*^^*)

いきなり急な木の梯子が掛かっていて、少し緊急しました(^◇^;)

しばらくは沢を右手に見ながら樹林帯を緩やかに登って行きます。

動きが速すぎてブレるMさん(笑)

少しガスってきました。

0800スタートから35分で八丁峠に到着です。Mさん曰く、八丁トンネル手前の登山口からのコースの方が険しく短いとのことです。つまりこの上落合橋からのコースは長く緩やかと言うことになります。

ガスに覆われた八丁峠。

ここからは尾根歩きになり、岩場をよじ登って進んで行きます。

他の人のブログにて見たことある鉄塔跡。

鎖が出て来ましたが、僕らは極力鎖を使わずに、3点支持を意識しながら岩場を登ります。

この日は気温はそれほどでもないのですが、風は弱くとても蒸して汗だくになりました。

鎖場が次々と現れます。

0830行蔵峠に到着。スタートから1時間5分です。

1時間歩いたら休憩にしようと決めていて、ちょうどそのくらいの時間で休憩に適した場所に出る幸運(*^^*)
5分ほど小休止して、水分補給に努めます。2人とも汗の量が尋常じゃありません(^◇^;)

それにしても元気なおじさんです(^◇^;)

少し晴れ間も見えたり見えなかったりという天気です。

このコース、アップダウンがすごいんです。登り一辺倒のコースではありません。登りに等しいくらい下りながらそれを繰り返し登って行く感じです。

朝方まで降ったであろう雨により岩場が滑ります。時には仕方なく鎖に頼って下りて行きます。

馬の背。

鎖は極力使いません。

この辺でMさんにアクシデント発生(・・;)
左足をひねってしまいました(~_~;)

それでも登り続けます。

0925スタートからちょうど2時間で東岳に到着。ここより手前の西岳は先を急ぐあまりにサッと通り過ぎてしまい、記憶にも写真にもございません(^◇^;)

山頂まではあと1キロです。

ここまで足をひねったのに登られてきた鉄人Mさんですが、足の状態があまり芳しくないので、帰りのことも考えると、ここで休んでるから、1人で頂上まで行って来てくれとのことです。
僕も一緒に下山しますよと言ったのですが、せっかくだから是非に1人で登頂してくれと強く言われまして、ここからは1人で行きました。

東岳からはこのコースでは珍しく感じる、樹林帯歩きでした。相変わらずのアップダウンですが、Mさんを長い時間1人で待たせる訳には行かないのでトレランのように小走りで進軍します。

走れるとこは走ります!

長~い鎖場が出て来ました。消防士の如く、自衛官の如く最速で鎖を登ります。

2つほどピークを越えて山頂を目指します。
そして…

登頂しました!東岳から走って15分で着きました(^◇^;)
日本記録かと(笑)

三角点。

ガスに覆われていて、山頂からの眺望はほとんどありません。

しかも誰も居ないの(笑)
日向大谷コースからの登山者で賑わっていると予想していましたが、まさかのゼロでした。
わずか数分の山頂での時間を楽しんだ後に、すぐにMさんの待つ東岳まで出発です。

帰りも走れるとこは走ります。

往復30分で東岳に戻って来ました!恐ろしいくらい汗をかき、走ったので結構疲れました。

最近気に入ってます。山での塩むすび。ご飯の甘みと塩のしょっぱさが体に染み渡り、味を全身で感じるのです。

これも美味かった。つくづくニッポン人だなぁ(*^^*)

ガスは晴れそうにはありません。休憩を終えて1020スタートです。

すごい長い鎖での下り。

帰りもアップダウンなので、楽ではありません。

足をひねって負傷した割にはペースは早いです。軽傷のようで良かったです。

行きにはなぜか全くスルーしてしまった西岳。

小休止します。この日は3本のポカリを持ち込みましたが、この辺でほとんど消費してしまいました。これからの季節は6本くらい必要ですね。

すごい急。こんなとこ登って来たんだなと思う長く急な鎖場が4、5箇所ありましたね。

下りは岩が滑るので神経を使います。

八丁峠まで戻って来ました(*^^*)
もうゴールのようなものです。

下界は晴れてますね。

ここまで順調に来てた私ですが、もう難所は終えての樹林帯歩きなので、気が完全に抜けてしまい、2度も大きく滑って手を着くほど転んでしまいました(~_~;)
山では気が抜けた瞬間に必ず転びます(^◇^;)

無事下山しました!時刻は1230でしたので、休憩入れて5時間の登山でした。
実質は4時間半くらいなのかな。
総評です。
ずっと登ってみたかった八丁峠からの両神山ですが、いくらネットで情報収集をしても、自分のレベルで、しかもヘルメットなどの装備もなく行けるのか判断が出来なくて保留になっていました。
本来、妙義山の相馬岳を白雲山コースにて攻略しようとの予定で高坂SAに集合しましたが、妙義山の予報は小雨なので岩が滑ると非常に危ないとの判断で、急遽曇り予報の両神山に変更しました。
僕にとっては前述の理由で、経験者と八丁峠からの両神山に登れるというこの機会はラッキーでした。
実際登ってみての感想は、率直に他の人のブログでの表現は相当オーバーだなと思いました。
確かに鎖場は連続してたくさんありますし、距離が長い鎖場も4、5箇所ありましたが、危険度や難易度は低かった気がしました。
体力や運動神経が普通以上にある方であれば登山未経験者でも難なく登れるのではないかとまで思いました。あくまで個人的な感想なので、参考にはしないで下さいね。
そう言った意味で少し期待ハズレな感もありましたが、もちろん普通の山よりは相当楽しめました。後はアップダウンが予想していたよりもだいぶ激しいので、山頂までの距離は大したことないのですが、体力的には意外と疲れます。その分結構充実感を感じることが出来ます。
皆さんアルプスに臨む為の訓練登山で登ってるみたいですよね。
なんだか簡単なコースのように語ってしまいましたが、もちろん初心者にはオススメは出来ません。
何より自分が登りたいと思っていた山に登った嬉しさと達成感を感じれました。