Wind of Mind

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カヴァーデイル・ペイジ・ジャパン・ツアー1993

2006年10月09日 | コンサート・レビュー
電話のベルが鳴った。
N氏は反射的に受話器に手を伸ばした。

「もしもし・・・」電話に出ると、「先輩!」と聞きなれた声。
彼は良くロックのコンサートに行く大学の後輩である。

「実は今日カヴァーデイル・ペイジのコンサートなんですが、一緒に行くヤツが風邪で倒れちゃったんです。それで、どうかと・・・」

実は、このコンサート私も誘われたのだが、12月の忙しい時期なので(本当はこの年の12月は、あのディープ・パープルの日本公演も行ったので先だつものがない!?)断っていたのであった。

う~む。カヴァーデイル・ペイジはやはり見ておきたい。後輩も困っている。。。

「先輩!そいつは料金はまけると言ってます。」

「いや~そうかい・・・」話はまとまった。


・・・というわけで、当日、思いもかけずカヴァーディル・ペイジを観にいくことになりました。

内容的には、ツェッペリンとパープルのファンはやはりこの2人を見れるだけで涙ものだったと思います。
ツェッペリンの曲も何曲かやったと思います。
ペイジもさすがに年齢を感じさせますが、ピッグを前に突き出す得意のポーズが炸裂すると、思わず、おおっと感動してしまいます。
しかし、カヴァーデイルのヴォーカルはいまいちでした。
高音部は意外に?まあまあなんですが、逆に中音階の音がフラット気味で出ないんです。
不調の時はこういう現象が良くあります。中間音階の支えがきかない感じなのです。

私はといえば、急だったのでもちろん予習もしていない。しかし、バンドのメンバーのドラムスが、あのモントローズのデニー・カーマッシー!であることを発見し、そのヘヴィーかつタイトなドラミングに聴き惚れておりました。

で、1時間が過ぎそろそろ調子が出てきたかなと思ったら・・・
・・・終わってしまいました。嘘でしょう~!!??

正味1時間半あったかないかぐらいだったと思います。
一緒に行った後輩も、今までで一番短かったのでは?と首を傾げていました。

なんとしてもアンコールに引っ張り出さねばと拍手をし続ける大観衆。

で、アンコールにペイジが白いTシャツ姿で出てきまして、妙に哀愁を感じたことを覚えております。

1993年も暮れようとしていた12月14日、討ち入りの日。
師走の午後の出来事でありました。

文句なしにカッコいい二人です。