“草木も眠る丑三つ時”という文句があります。
これはまさに、
生命力がここに来て絶することを意味しているんですね。
ですから、
八白土星が終わりと始まりを表すのも、
この「丑」をを含んでいるからなんです。
「丑」は生命の終わりを暗示している。
ということは、
今年は丑の歳ですから、
あらゆるものの勢いが止まる暗示があるのですね。
そして、
そこから丑にはもう一つ、
生命が絶えるという暗示も出てきます。
ですから、
コロナによる死者が増えるのは
ある程度予想がつくのではないでしょうか。
ちなみに、
十二支の解説をいたしますと、
「子」は孕むという意味があります。
母親のお腹に種が宿る。
そこから、
物事の始まりの暗示が出てきます。
そして、
「丑」はその種が成長して胎児に育っていくのですが、
その胎児が母親のお腹の中で、
背中を丸めて屈んでいる状態だと見れます。
同様に、
植物もその頭に殻をかぶって、
地上に頭を出すのを今か今かと待っている、
そんな状態ですね。
なぜならば、
次の「寅」で大地の中で芽を出すからです。
植物が芽を出すように、
芽を出し根を張り、生命の充実をはかる。
そして、
次の「卯」で、
胎児もおギャーッといって、世の中に出現するのです。
そして生まれたばかりの身体を
産湯に沈めるのですね。
ですから、
「丑」は体をかがめて、
母親の体内から出てくるのを待っている状態。
まだその時ではないと。
今の世間的にも、
いかにもそういう感じがするでしょう?
だから、
来年または再来年まで待つ必要があるということです。
ちなみに、
上の図は後天定位盤と申しまして、
九星の定位を示しています。
鬼門と呼ばれる艮宮は、八白土星の定位です。
鬼門というのは恐ろしい所だと、
一般的には解説されていますが、
それは物事の変化の宮だからです。
物事の変化には、
とにかく「悪い方への変化」を恐れる心理が人々にはありますから、
恐ろしいというイメージが起きやすいのです。
ですが、
物事の変化には、
「新しく物事が始まる」という意味合いもあるわけですから、
当然新しい勢いを感じさせることもできるわけです。
ですから、
八白土星には「革命の星」という暗示も生まれてくるのです。
来年は革命の星が艮宮に巡ってくる!
だから、
来年への準備をしておくとよいのです。
それまで持ちこたえられるかどうか?
それまで皆さん、
辛抱し耐えましょう。
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