町田・多摩センターの司法書士ミヤの開業ブログ~生き生きと生きる~

『司法書士法人まちたま』の代表です。多摩センターと町田の2拠点で活動。備忘録として書きます。

批判

2020年07月21日 05時02分05秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。




本当はAなのに、それをBだと主張する者に対して「いや、それはBではなくAだよ。」と指摘をすることは"誹謗中傷"ではなく"批判"であり、不必要なものではなく必要なものである。


人と違うことを”個性”と褒め称える風潮は大いに歓迎するし、僕自身そういう部分(人と違う部分)も持ちたいと少なからず思っている。

これは日本文化への挑戦でもある。
個性を出すことを良しとしない文化に嫌気が差した証拠じゃないのか。

しかし、(事実)誤認は個性ではない。
そこに対して批判をすることを悪とする風潮を感じられることもあるが、その風潮を作り上げるのは"多くの誤認者"が関与していることは想像に難くない。




間違っていることに間違ってるよと指摘(批判)すること自体を批判されることもある。

もしかしたらその"間違い"が個性になると考えてるかもしれないが、極論、車を指差してバイクと言っている者に対して「いや、あれはバイクではなく車だよ。」と言うことは批判されることなのだろうか。
ひいては、車をバイクと主張することは果たして"個性"と言えるのだろうか。
それは"個性"ではなく単純な"間違い"ではないのか。




個性とは、"正しい"認識の基、その人自身のフィルターを通すことで生まれるものだと思っている。

だから、間違いを間違いだと指摘すること、批判することは必要なこと。
その指摘を怠れば、社会に間違いが蔓延する恐れがある。

世の中が誹謗中傷に敏感になりすぎて、批判さえも誹謗中傷に聞こえてしまっているんじゃないだろうか。

批判をする側も、批判をされる側も冷静さが求められる。
(誹謗中傷をどうするかは難しい。)



仮に、認識が間違ってなかったにしても、


こうしたらもっと良くなるよ!

こう考えたらより良いんじゃない?


といった指摘(批判)に対して


それは誹謗中傷だ!


と反論するのはちょっと危ない人ですから、


うん、そうだね、ごめんね、プロテインだね(^^)


と一言だけ言って派手にブロックするのがいい。





批判に対して正当な反論ができないのであれば、やはりそれは間違っていたということであり、逆に言えば、自分の考えを改めるチャンスでもある。
(もし語彙力の乏しさで反論ができないのであれば、それは出直すしかない。)


ただ、批判するにもやり方がある。
"その事だけ"を批判すればいいのに、性格や人格までも批判するとおかしな話になる。

批判は、その内容だけではなく方法も問われる。

批判は一歩間違えれば誹謗中傷へと姿を変える。





なぜこんなにも、SNSで傷つく人がいるのか??

従来であれば、一定のレベルの者しか世に意見を発信をすることができなかったが、SNSが発達した現在、誰でも簡単に自分の意見を世に発信することができるようになった。

それは非常に有意義なことであり、尊重すべきことであるが、上記のような弊害が生じる。

つまり、AをBと主張する者(誤認する者)が多く出ることで正当な批判に対して、


それは誹謗中傷だ!

これはAではなくBだと私も思っている!

もし仮にAだとしてもBと思うことは個性だ!個性を潰すな!



などといった"批判"と"誹謗中傷"を区別できない人が続出する。

また、批判がエスカレートして誹謗中傷へと変わっていく。


それはBではなくAだ!そんなこともわからないなんてお前はダメな奴だ!

どこをどう捉えたらBになるんだ?頭おかしいだろ。考えられない。





紳士淑女のみが発信をしていた時代は終わりを迎えた。

今までは批判こそされてはいたが、誹謗中傷はそこまで目立っていなかったのではないか。




そうか・・・


AをBと誤認してしまう人が増えているのではない。


AをBと誤認してしまう人が発信をするツールが増えているんだ。










批判に対して「確かにそうかも・・・。」と心では思っても、それを素直に受け入れることができない場合もあるかもしれない。

この世の中にはいろいろな人がいるわけで、わかり合うことが不可能な場合があることを多くの人が知っているはず。
(政治家はわかり合うことが不可能な場合にもわかろうとしなければいけない職種であるが、一般の方はわかり合えない場合には離れればいい。)


批判された側としては、その批判を「誹謗中傷だ!そんなこと言うなんて暇なのかお前は!」と無下にするのではなく、「ふーん、これはBだと思ってたけどAって言う人がいるのか。正直意味わかんないけど、でも、もう一度ちょっと調べてみるか。」的なノリは欲しい。


もしかしたら、そこで間違いに気付くかもしれない。

批判を拒絶したその時成長は止まる。

だからこそ、積極的に行動をし、発信をし、意見交換をし、他者のやり方や考え方を吸収し、それを自分のフィルターを通して結論を出す。
その結論に批判がされることで、自分を顧みる。
そして、また行動を起こし・・・。
この繰り返しが必要なんだと思います。

発信をすることはもちろん、発信に対する批判をすることは大事だけど、どちらかの方法を間違えると命が失われることもあることをそろそろ痛感しなければいけない。






誰でも発信ができることになった今、より社会の隅々まで目を向けることが可能になりました。

コロナの問題でもそう。

あちらを立てればこちらが立たず。

立たなかった方は「なんでこっちだけ!不平等だ!」と発信をする。
それが拡散されればそれは社会の声になる。

これは悪いことではない。
社会の実態を知る上で大事なことであり、不平等感を感じている人がいることを認識し、その上でどうするかを考えるきっかけになる。

GOTOキャンペーンにおける、町田市民の相模原市民に対する嫉妬は計り知れない。

すべての人が幸せになればいい、というキレイ事を言う政治家がいるが不可能だろう。
もちろん、その姿勢は大事。
しかし、それを殊更に主張して「私は皆さんの幸せを親身になって考えますよ〜」「私は良い人ですよ〜」と思わせ清き一票を獲得しようとしているのであれば浅はかとしか言いようがない。

全ての人間が幸せになれると本気で思っている政治家がいるのは世も末です。




・・・いけないいけない!!
いつの間にか話が政治家批判になっていた。
いや、誹謗中傷に近い。
すまん。笑

まぁ、なんやかんや書きなぐってますが、僕が言いたいことは、批判をすることは大事だけど、批判の方法を間違えてはいけないということ、批判を受ける側も冷静でいなければいけないこと、そして誹謗中傷をするレベルの低い人間は必ず一定数いることを認識しつつ、それについては反応せずブロックして離れることが必要だということ。

ただですよ、そうは言っても誹謗中傷って結構精神にくるよね。

そん時は、すぐに友達と飲みにでも行きましょう。

自分を応援している人、支えてくれる人は、誹謗中傷してくる人よりも圧倒的に多いんですから。

まぁ、そうわかっててもできないのが難しいんだろうね。











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