町田・多摩センターの司法書士ミヤの開業ブログ~生き生きと生きる~

『司法書士法人まちたま』の代表です。多摩センターと町田の2拠点で活動。備忘録として書きます。

ミスをミスと認識する

2020年07月30日 16時04分17秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。




いやね、もう結構前のことなんですが、僕がある事を業者に依頼したわけですが、その時の業者の対応について考えていたんです。

もう書いてもバレない期間経ったでしょ。笑







僕の依頼に対して、成果物として納品された内容が不完全だったわけですよ。

正確には「〇〇をやってほしい」という僕の依頼に対して〇〇はしっかりやって頂いたのですが、〇〇をやったことで別の箇所に不具合(以下、「A」と言います。)が生じているということがあったんです。

そして、そのAを修正するのは通常であれば手数料がかかるような内容なんです。

ただ、僕としては、


このAは〇〇をやったことによって生じてるよなぁ~。

う~ん、これはまた新たに修理の依頼をしないといけないのか。

いや、完全に不可抗力だし、〇〇によって生じたことは誰が見ても明白なわけで、Aを起こさないように〇〇を成し遂げるのがプロ(業者)ってもんだろう。

これは契約不履行じゃないのか。



と考えるわけです。





ただ、やはり、無料を要求するのは心なしか申し訳ない気待ちになる。
確かに、通常であればAを修理するのは費用がかかる内容でしょう。

でも、これでAの修理を頼んで「修理代金は〇〇になります(^^)/」なんて爽やかに言われたら、「ちょい待てぃ!!」となる。

わざと不具合を起こして修理代金をせしめるのは悪質な商売の完成です。





そこで、僕はAが生じていることをメールすることにしました。
そしてその時には次のような方針で文面を作成しました。

・「〇〇によってAが生じているのではないかと考えている」ということをやんわり伝える
・修理してほしいことはあえて伝えない




さぁ、どんな返信がくるでしょうか。

結果、Aについて修理する旨のメールはきたのですが、僕が引っかかった点は2つ


① 謝罪文言が一言も記載されていない
② 修理が無料なのか有料なのかの記載がない





う~ん。
どう思いますか?

僕が逆の立場だったら、「申し訳ない」「無料ですぐに対応する」旨を誠心誠意伝えて対応するだろうな、と考えていただけに、この対応には疑問を持ったわけですよ。

そこで僕はふと思ったわけです。



業者側はAをミスとして認識してないな。
もしくは、ミスと認めたくないんだな。







正直、どういう感覚なのかは理解できませんが、そうとしか考えられない。
(メールが下手すぎて全く伝わってこないという可能性もありますが、今までのメールのやり取りからそうではないことは明らかでした。)

最初から「そっちのミスなんで無料で対応してください。」と言えばいいかもしれませんが、トラブルになる可能性も0ではありません。

なによりもプロに無料を要求するのは心が痛むわけですよ。
それでもし無料で対応してもらっても気持ちよくありません。
サービスに対しては対価としてのお金を払った方が気持ちいいものです。




ミスをした側がそれを認識して、ミスを受け入れて無料で対応する旨を"業者側から"伝える以外に双方が気持ちよく着地する方法はない。




そうでないと、なにも悪くない依頼者(僕)が業者に対して不信感を持ち、無料で対応するように要求せざるを得ない状況になる。

そうすると、こっちとしては少なからず罪悪感を感じてしまう。
無料を要求して無料で対応してもらっても気分は悪い。

無料を要求する行為は不慣れな人間が多いわけで、その”不慣れを行うこと”と”無料という不慣れなサービス”にモヤっとするわけです。



やはりそこは業者側から一早くプロとしてミスしたことを認め、無料でリカバリーする旨を伝えなければいけない。

そのリカバリーには業者及び依頼者の双方でフラットな感情を持つのが理想。

これは商売のマナーだと思ってます。
ミスは誰にでもあるので、ミスをした後の対応の仕方でその会社の真意が問われるような気がします。

むしろ、ミスをミスと認識できない時点でプロと呼べないんじゃないかな~。

僕も気を付けよ。

あっ、Aの修理代金は請求はされていないので、たぶん無料で対応してくれたんだと思います。
もし今更請求されたらどうしよう・・・・消滅時効援用するのはまだ時間がかかる。笑










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