４歳１勝馬の三者三様

夏競馬が始まると４歳馬で１０００万条件以上にいる馬は降級の恩恵にあずかれます。ウチの愛馬でいえば

アースガルド（２勝）１０００万条件→５００万条件
グランドシチー（２勝）１０００万条件→５００万条件

の２頭が１度勝っている５００万条件を走ることができます。逆に、４歳で１勝のリンドブルム、チタニウムヘッド、メンブランツァ、グロリアスフラワーはその恩恵にあずかることはできないし、降級してきた力上位の馬と戦わなければいけないし、斤量の軽い３歳馬と一緒に走ることにもなるし、６歳になったときに１勝のままなら東京・中山・京都・阪神で走れないし、夏競馬以降に同じ５００万条件馬となる４歳２勝馬と４歳１勝馬の間にはかばかりの格差が存在する訳です。そんな愛馬達でトレセンに入厩している３頭の近況はといえば。

リンドブルム　
「チップが蹄叉部分に刺さって蹄を痛がっている」
「本来ならばクラス再編成前に２勝目をあげて再度５００万下を走れるようにしてあげたかったのですが、昨日も今日も休ませている状況ですから、来週はちょっと厳しいかもしれません」

メンブランツァ　
「今週の想定を見ると東京の芝１６００ｍに出られそう」
「芝レースは新潟が終わるとなかなか使えない可能性もあり、クラス編成前に使えるなら使いたい」
「飼い喰いが細くまた体重が減ってしまうかもしれませんが、馬に元気はありますので、何とか維持してレースに臨ませたい」

チタニウムヘッド　
「『右前の深管部に出ている骨膜を気にしており、治まるまでは無理をさせないように』という診断で、いったん放牧に出し治療を受けさせたい」　

と４歳１勝馬の立場を理解して尽力いただいている方からそうでない方まで三者三様だなと感じました。４歳１勝馬だって堂々たる５００万条件馬ではありますが、岡田厩舎のように露骨に１軍２軍の扱いが違う厩舎もありますから、勝てるものなら勝って迎えたかった、夏競馬…。

万事塞翁が馬、痛いところのある馬は元気になってから良い状態でレースに臨んでくれたら良いと思います。