makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

「空言」俳句

2017-03-12 | 日記

今日の1枚。

昨年の木曽三川公園にてのチューリップ。

敢えて下手っぴなキャプションを付けるとしたら・・。

「主役は私」^^v

 

さて、3.11のこと。

記事やTVで拝見していました。

きっと皆さんも涙腺が弱くなったことかと思いますね。

私の当時の記憶。

まだ現役で仕事をしており、その日は金属製品の目視検査でした。

当時から今の持病の症状が出ていて時々頭がフワっとして眩暈とも

何とも言えないものでした。

私はまたその症状が出たものと思っていたのでしたが

余りの長さに流石に地震だと気が付きました。

天井の蛍光灯が揺れに揺れて・・。

3階でしたから余計に揺れが大きく感じました。

先輩さんがこう言いました。

「死ぬときは死ぬのよ!」

ご自分のお母さんを看とりながらお仕事しておられる方の言葉とは思えないものでした。

それだけ「生」と向き合ってきた悟りの言葉だと思うことにしました。

 

さて、色々考えていて、俳句にしました。

案の定、句会の成員さんからいただいた票はトップになっていました。

         「海底に残りし瓦礫春の海   mako」

しかし、先生の票はこうでした。

★ 「海底に残った瓦礫」と「春の海」を取り合わせた句。

     作者は「海底に残った瓦礫」を海に潜って見ているのだろうか。

先生は批判も否定もされませんでしたがこのコメントにガーンと頭を打たれた思いでした。

そして、思ったのです。

「良かった、この先生に学んでいて・・」

そうです、経験のない私が書くと「空言」になるのです。

TVで観たからと言っておこがましく書くことではなかったのです。

被災地の方に詫びた昨夜となりました。