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・・・行く秋・・・
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洗濯ものを干しにベランダに出てみるとこの雲。思わずスマホでパチリ。
こんなことしてられない衝動にかられながらまだブログっています。
それでも今日はこのことを書き留めておくことに。
この記事を書かれたのは小学校6年生の折りの恩師。
先日の同窓会の恩師とはまた別の話。
その恩師は「文芸春秋」という文芸誌に毎月欠かさず投稿。
そして、毎回入選されていたのだった。
↑の記事はその一部である。
出版社からの表彰で東京まで出かけて受賞をされたのこと。
そして、一冊の本にまとめられて「あしたの風」という文芸書が出来たのでした。
そんなことはつゆ知らず、その本の存在を知ったのは恩師のご仏前でした。
男子を交えた数名で恩師のご仏前に伺ったのはもう何年前になるのでしょうか。
まだ子育てをしている折だったと記憶。
その帰り、奥様が私たちに渡してくださったのでした。
立派な固表紙の本はまだ数冊が仏前に積んであったように記憶しています。
教師生活のことやご家族のことなどあらゆる場面のエッセイでした。
私は恩師の文章が大好き。いわゆる人目をぱっとひきつけるような語彙はひとつもありません。
そして、悲しい、などの喜怒哀楽そのもを書かずにいらして、それが伝わってくるのです。
見事な文章テクニックですね。
恩師にいただいた年賀状にしたためられた短い言葉、5・7・5。
それが私の今の俳句の原点でもあります。
先生のお陰でこうして文章を書く楽しさを教わったと言っても過言ではありません。
↑ の 「学級文集・たんぽぽ」のお陰ですね。毎週のように私の文章を載せてくださいました。
ちょっと意地悪な男子などは 「・・また、makoちゃんが載っているやないか、そんなん、えこひいきや!」
などと言うのでした。先生に向かっては言わなくても、私に言うのでした。
「ラジオ図書館」と言って、毎週火曜日?水曜日?だったか、
国語の授業の一環として、ラジオから流れる物語を聞いて、感想文を仕上げる、という授業ですね。
先生は、メモを取るように指導されました。「情景だけでいいからと」
それをうちに持って帰って、感想文を書きなさいというものでした。
メモから、感想文に仕上げてゆくのでした。
もうね、それが楽しくて楽しくて^^♪
そのメモを取ること、感想に仕上げてゆくことは今の俳句作りに生かされていることは無論、
新聞投稿や・エッセイ入選につながったのは言うまでもありません。
さて、本題です。
そこには私の名前が出てきてびっくりしました!目を疑いました。
私たちのクラスでは、特別な子としか口をきかない女子Sちゃんがいました。
クラス編成をするときに先生はそのSちゃんを自分のクラスにと望まれたそうです。
Sちゃんは先生や学友の努力もあって6年生を終了する頃にはほんとに変わって
誰とでも口をきけるようになって明るい女の子に変わっていったのでした。
決して自分の教育の証だとは言われることなく、
むしろ、子供たちの可能性や暖かさに、自分自身が助けられたと締めくくっておられます。
中学に上がるとなって、今後のそのSちゃんのことを心配なさった先生は、
何と、そのSちゃんを見守る役目として私を指名なさったのでした。
それは今でもはっきりと憶えています。
中学に上がる緊張と、それよりも増してSちゃんをホロー出来るだろうかと不安を抱えていました。
今だからこそ言えることですね^^;
ところがどっこい、Sちゃんは生き生きと中学生活に馴染んでいき、
親友と呼べる友達まで自身でみつけるまでになって、私の出る幕はもうありませんでした。
それを先生に報告出来たときはほんとにホッとしましたね。
先生に、「ありがとう」って言われました^^;
それは先生が私を成長させる為のものだったと確信したのはずっと後のこと。
そういう下りがこの 「あしたの風」にしたためられているのです。
その「あしたの風」を是非読みたいというので貸したのは何年か前でした。
その子の名前も出てくるからですね。
ところが、私の手元には戻らずでした。そのくだりはまた書くこともあろうかと。
で、この 「コピー」 を受け取ることになろうとは。
なんで? とびっくりしました。
持ってきてくれたのは、何と、全然関係のなかった女子でした。
私の最後の登山の付き合いをしてくれた、「大和撫子楚々おかよ姉さん」でした。
先日の高校のクラス会での出来事ですね。
大和撫子かよちゃんは、役所のお仕事に就いていたので、教育委員会にも精通していました。
ですからその恩師のこともよくご存じで実際にお仕事関係で面識もあるとのこと。
「ここにmakoちゃんのことが書かれているから」と。
かくかくしかじかで、ずっと前からこの「あしたの風」のことは知っていたこと、
そして、今は或る事情で手元にはないことなどを話して、
「嬉しい~♪」 ありがとう! と受け取ってきたのでした。
こうして、クラス会は二重の喜びを私にもたらしたのでした。
「大和撫子楚々おかよちゃん」ありがとう~
もう一度、トレッキング程度で私に歩けるところ、ないかな~連れて行ってほしいわ~
ストックも、靴も、リュックも、調理鍋もクローゼットの中で眠っていますのよ。
今度は私が「鍋」振舞たいわ~^^。