makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

蓑虫のように

2018-11-12 | 日記

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   ・・・遠山・・・

                    ♪♪

そろそろ紅葉も気になるところ。

 

先日いただいた句集を拝読していて泪がこぼれた。

俳句を鑑賞して泪したのは初めてのこと^^;

 

      みのむしのごとく眠りぬ子の亡くて        高田正子

 

みのむしとは。ウィキペディアによると蛾の一種。

幼虫は・・・・・・・状のを作って枝からぶら下がる。

 

何と言う切ない御句でしょう。

蓑虫の季語に託した作者の思いがひしひしと伝わってくるのでした。

お見事な季語の斡旋に感服です。

 

遠い昔を思い出したのです、胎の子を亡くしたこと。

搔爬(そうは)を受ける為に入院、朝を迎えた。 

朝食が運ばれている音や同室の方が食事をする音が聞こえていた。

布団の中の暗闇で胎児のように固まっていた私がそこにいたのでした。

部屋を決めるとき、相部屋がいいか、個室がいいかと尋ねられ、迷うことなく相部屋にして貰った。

一人では耐えられないこと。

 

ヒントをいただいて、もしかしたら「布団」という冬の季語で書けるかもしれないと思ったことでした。

 

さて、週初。

ガンバしましょう。