テレビでは桜満開を報じていますが、朝の起き抜けは凍る時間帯。その放送を聞きつつ朝食の用意をしていても寒くて鼻水、まったくかけ離れた世界ロと実感。でも藍色の空に月がホッコリしていてニッコリ。
実際、明るくなって、散歩にでて暫くすると、ほっこりしてくるのですが、その気配なし。用心深く、耳当て帽と綿入り革手袋をしてきて良かったとつくづく思いました。ひさしぶりに隣の集落の山裾広大田圃へ。ここ一週間ばかり雨がふり、工事中の道はジュクジュクだったので今朝はいいだろうと行って、どうにかこうにか。地道を歩くとどれほど雨がふっているかよく判るというものです。街なら一時は洪水現象はおきるでしょうが、その後は忘れてようにサッパリ引いてしまいますが、地面はなかなかどうして許容量以上の水を処理してくれない事が悟らせます。でも、田に大勢の集落の方。田圃の水引の集まりなんですね。遠慮しつつ遠回りして、造園業の方の土地の桜見物。山腹に辛夷のポッと灯るような白さを探したのですが、まだのよう。北に連なる山々もさすがに薄化粧をなくしのホンノリ紫色に霞んでいます。花芽の色合いがついてきたのでしょうか。肩をすぼめつつ帰って来ました。今日は収穫なし。空は薄青く、雲もなし、そしてお月さんは白く褪せフェードアウト寸前。田圃のカラスと、その横を流れる側溝の泥水色だけ。
でも家の前に据えている、手水鉢を見ると教会のドームステンドグラスのような、でも色無しの薄氷の作り出した文様。掌の乗せれば、陽がさせば、「果無く消える」この薄氷の作り出したモノ…。
「冬の名残に意地でしょうか、いえいえ冬の別れの微笑みかもしれません…」
フッとおもいました、「薄氷と桜」のイメージを。
実際、明るくなって、散歩にでて暫くすると、ほっこりしてくるのですが、その気配なし。用心深く、耳当て帽と綿入り革手袋をしてきて良かったとつくづく思いました。ひさしぶりに隣の集落の山裾広大田圃へ。ここ一週間ばかり雨がふり、工事中の道はジュクジュクだったので今朝はいいだろうと行って、どうにかこうにか。地道を歩くとどれほど雨がふっているかよく判るというものです。街なら一時は洪水現象はおきるでしょうが、その後は忘れてようにサッパリ引いてしまいますが、地面はなかなかどうして許容量以上の水を処理してくれない事が悟らせます。でも、田に大勢の集落の方。田圃の水引の集まりなんですね。遠慮しつつ遠回りして、造園業の方の土地の桜見物。山腹に辛夷のポッと灯るような白さを探したのですが、まだのよう。北に連なる山々もさすがに薄化粧をなくしのホンノリ紫色に霞んでいます。花芽の色合いがついてきたのでしょうか。肩をすぼめつつ帰って来ました。今日は収穫なし。空は薄青く、雲もなし、そしてお月さんは白く褪せフェードアウト寸前。田圃のカラスと、その横を流れる側溝の泥水色だけ。
でも家の前に据えている、手水鉢を見ると教会のドームステンドグラスのような、でも色無しの薄氷の作り出した文様。掌の乗せれば、陽がさせば、「果無く消える」この薄氷の作り出したモノ…。
「冬の名残に意地でしょうか、いえいえ冬の別れの微笑みかもしれません…」
フッとおもいました、「薄氷と桜」のイメージを。