goo毎日絵日記

毎日の絵日記。空気描き、その日その時の雑感。

山中三女神桜

2010-04-19 09:49:12 | 日記
田植えのホンの少し前の時期、山腹の濃緑の杉・檜林の中、三本の桜が彩りをみせます。人は「三女神・魔女の桜」といいます。妖艶・近寄りがたい、手に届かない。山腹は東の斜面に向いて、毎朝朝日をスポットライトのように浴び、ついついそこに目がいってしまうのです。田植え前の時期はそれなりに田を塩梅する人がふえます。「ホーッ」と一休みするとき、山腹の中にその三本桜をみとめます。「戎・弁天・大黒=桜」それを目の保養とする人たち、でも「里ではもう桜が終わったというのに、何をいまごろ。それも上からも降りられん!下からも見にゆけん。ただ遠見するだけの桜、何の役に立つ」という方もおられます。それで、それを仄聞した真ん中の桜は恥じ入り、両のさくらより赤味をましてしまったです。
また「三婆桜」ともいわれます、三本の桜の楽しみは、山裾で行われる四月半ばのお祭りを眺めるコト。たしかに、その三桜のところへ向かうには困難がともないますが、悪し様の云いようを伝え聞き悲しんだ人が、昔の杣道を迷い迷いたどりつき、そして三桜の根方に酒杯を献したのです。手を合わせる方に、桜の花びらその肩に…。

yhooでもだしてます。もしよろしければ。http://blogs.yahoo.co.jp/kunuginonusi


 
●寒気があって、山腹の桜がいまだ散らず。案外その所に行けそうですが、でも容易に近づける傾斜じゃないことは、何度か登って、転げ落ちそうで、そこまではと敗退しました。」「遠見に眺めるだけの桜」神秘をまといます、焦がれ思いの桜はいろいろな思いを生み出し出します。
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