まる一日中の雨、それでも草たちは伸びていっているのですね。朝の散歩は多分足場が悪いから長靴にするか、軽登山靴にするか迷ったのですが、足をのばして谷筋を降りて、桜辿りをして帰ってこようとおもって靴に。コースは今朝は谷と平行した真っ直ぐ道へ一路、ただ集落へ向かう道ともいえます。途中谷へ降りる農道があり、そこから比叡山の山容が迫りくるように見えます。谷筋のダンダン田圃と雑木、雨のなかでも新緑は確実に進んでグンとふえた差緑色。ほとんどの桜は赤っぽい葉桜になりかかり、一本だけが背伸びするような存在を主張して「花火ざくら」があるのですが、靄立つこの新緑のボリュームにさすがにまけます。緑したたる「季」をむかえているんですね。
宮崎駿のアニメの風景をつい思い出すのは、いかに擦り込まれてしまっているかと毎度の事ながら感心します。こうして歩いているち、手前の緑がうごきそして、中景が少しずつ動き、後ろの山が動かずなんと見ていると。アニメの中にいるような気持ちになってきます。谷におりると、滔々たる水の音。轟々かな。谷沿いに琵琶湖の方へ降りてゆきます。私が「グランドピアノ田圃」と呼んでいる田、谷側がグランドピアノカーブのようにまがっる流れを作っているのです。その畦の作り出すカーブの緑の造形の綺麗な事。この田圃の絵をモノにしたいと以前から何度か試みているのですが、なかなか思うように行かず。その一部が囲われてビニールをかけられ苗床が作られていました。反転、あとは比叡山を見ながらの谷筋を登ってゆきます。先のアニメ現象ともいえます。叡山はほとんどが杉や檜が植林されて、あまり季節感がないのですが、ところ所にポツリと桜がさいていて、「あの木はけっこう大きいな」あの角度からいうとかなりな急斜面の咲いているな。ああいのを人知れずの桜というのだろうか」ぐだぐだ考え帰りつきました。そして、靴を脱ごうとして無骨な靴先に桜の花びら一片を認め、「いとおかし」というところでしょうか。
ダンダン田圃をのぞむ陸の岬のようになった所に桜の樹があり、地面にビッシリとピンクにそめた桜の所を通ったときについたのでしょ。
宮崎駿のアニメの風景をつい思い出すのは、いかに擦り込まれてしまっているかと毎度の事ながら感心します。こうして歩いているち、手前の緑がうごきそして、中景が少しずつ動き、後ろの山が動かずなんと見ていると。アニメの中にいるような気持ちになってきます。谷におりると、滔々たる水の音。轟々かな。谷沿いに琵琶湖の方へ降りてゆきます。私が「グランドピアノ田圃」と呼んでいる田、谷側がグランドピアノカーブのようにまがっる流れを作っているのです。その畦の作り出すカーブの緑の造形の綺麗な事。この田圃の絵をモノにしたいと以前から何度か試みているのですが、なかなか思うように行かず。その一部が囲われてビニールをかけられ苗床が作られていました。反転、あとは比叡山を見ながらの谷筋を登ってゆきます。先のアニメ現象ともいえます。叡山はほとんどが杉や檜が植林されて、あまり季節感がないのですが、ところ所にポツリと桜がさいていて、「あの木はけっこう大きいな」あの角度からいうとかなりな急斜面の咲いているな。ああいのを人知れずの桜というのだろうか」ぐだぐだ考え帰りつきました。そして、靴を脱ごうとして無骨な靴先に桜の花びら一片を認め、「いとおかし」というところでしょうか。
ダンダン田圃をのぞむ陸の岬のようになった所に桜の樹があり、地面にビッシリとピンクにそめた桜の所を通ったときについたのでしょ。