小学校受験 ママのモヤモヤ飛んでけー!

お受験という造語の中で揺れるママ達。小学校受験指導、20余年間の経験から、ズバリ!悩めるママ達に真のアドバイスを。

小学校受験 ― 夏休みは大忙し?!?!

2018年07月31日 | その他、もろもろ
 小学校受験を考えたら、年長児の夏休みなんて「休みはないわ」という考え方? それはおかしいのですよ、本当は。
 確かに、お母様がお仕事を持たれていて、在宅勤務のシステムや、時短勤務のシステムは皆無だというような場合には、全く「夏休み」の感覚も、「夏休みそのもの」もないかもしれません。
 しかし、最初に書いた「休みはない」の意味は、そういうことではありませんよね。これは「小学校受験をする年長児には、夏休みと言えども、のんびり夏を満喫する暇なんてない。受験の準備に追われる・・・それが夏休みだ」とお考えになっている方・・・実際に、そういう夏休みの過ごし方をされている方・・・大丈夫ですか?
 お顔は鬼の形相になってはいかせんか?
 お疲れではないですか?
 子どもに「ママなんて嫌い」なんて言われていませんか?

 小学校受験の準備には、「これが正しい」というものはありません
 それぞれの方が「これが小学校受験準備だ」「これが、準備のスタンダードだ」と信じ、時にはそれに小さな疑問や疑いを持ちながらも、そのたびに気持ちを立て直し、突き進む・・・その方法が、そのご家庭の「準備」なのですね。
 私は、小学校受験のためのお教室を開校して25年になります。
最初の頃とは、かなり私立小学校の様子も変わってきました。バブルの時代、バブルがはじけて以降、ゆとり教育の時代、少子化の現代・・・学校も私も、時代の流れに合わせて「小さな」マイナーチェンジはしてきても、実際には「私立小学校の教育の柱」「私学の骨子」には何の違いもないと確信しています。

 いろいろな小学校はあっても、そこで求めているのは「人間力のある子ども」「品格の備わったご家庭」のはず。
今、夏休みをご自分達がどのように過ごされているのか、を客観的に見る目を持ち、しばし立ち止まって初心に返る時間も持ってみてくださいね

 ペーパー学習に明け暮れて親子共に疲れていたり、リビングが課題工作の作品で溢れていたり、ママの怒鳴り声が響いていたとしたら、それはやっぱり黄色信号
 こうするしかない、これしかない、という考えで、自分を追い込まないことですよ。
 

         

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小学校受験 - 両親で、教育について話し合う

2015年02月06日 | その他、もろもろ
 「私立小学校受験を、とにかくはすることにしよう」「まあ、準備を始めたらいいんじゃない」「きっと遅れをとってるように思うから、幼児教室に行かせるのが先決
 こんな空気で、小学校受験の準備を始めるご家庭・・・多いですね。

 確かに 長年の「幼児教室マナーズ 代表」としての経験から、また、私自身や母としての経験から、私立小学校という教育環境は、非常に良い環境、意味のある豊かで尊い環境だと確信しています。
 でも
たとえそうではあっても、私立小学校とは、みなさまが大切な我が子を「託する場所」です。決して、たまたまその地域に住んでいたから、ここに行くことになったよ、という場所ではありません。

 この学校で学びたい この学校で教えたい そういう家庭と教育者が、各私立小学校の伝統のもと、時間を過ごす環境であることを思えば、「とりあえず、始めればいいんじゃない」という安易な考えは・・・違いますよ。

 まずは、是非ぜひ、ご両親で話し合ってみてください
  ご自分達は、どんな教育を受けてきて、それをどのように感じているのか?
  自分達が、子どもの教育環境に何を求めているのか?
  そのご自身の受けてきた教育と照らし合わせ、自身が親となった今、我が子にどういう教育を受けさせたいと考えているのか?

 こういうことをあらためて考え、我が子や教育に対するお互いの思いを確認することなく、見切り発車をするように、子どもだけを近所の幼児教室に通わせ始める・・・これでは、「魂の入らない仏様」のようなものです

 志望校を決めましょう、などと言っているのではありません。
パラパラと本を読んだり、各学校のサイトを見たり、いろいろなウワサを聞いただけで、大切な我が子を託する環境を早々と決められるわけがありません。

 昔から、こういうことわざがありますね。「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」要するに、馬には乗ってみなければ、その馬がどういう馬なのか?使い物になる馬になるかはわからない・・・人とは寄り添ってみて、初めてその人の良さがわかるもの・・・
 このように、実際には、その学校に身を置いてみなければ、本当のその学校はわかるわけはない・・・
とは言え、そう言ってしまったら、身もふたもなく、志望校を決められなくなってしまいます。ただ、少なくとも、まだ足も運ぶことなく、その学校の門をくぐることもなく、字面を読んでいるだけでは、その学校の「空気」は伝わってはきません。
 だから、志望校などは、最後の最後に「五感で感じることによって、やっと見えてくるようになってから決める」ものです。

 どうぞ、まずは、ご両親で話し合う時間を作ってください それがスタート、です。

                   


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小学校受験 - こんな親ではありませんか?

2014年11月30日 | その他、もろもろ
 小学校受験を経験した親でなければ、決してわからない「苦しさ」「辛さ」はあります。
今どきの、〇〇あるある、というゲーム?をしたら、泣き笑いをしながら、「うんうん、あるある」「そうそう、そうだったよね」と語ることは山ほどあるでしょうね。

 しかし。
受験が終わり、ホッとした時に、経験者達がお互いのがんばりをたたえあい、共感しあったとしても、その内容によっては、まわりの世界からは非常に「冷やかに」見られていた、恥ずかしいことをたくさんしていたことを忘れてはいけないでしょう
 
 これは、日頃から親しくしている医療関係者が私に語ってくれたことです。
これから小学校受験に向かう方は、どんなに必死になったとしても、こんな親にはならないように・・・ すでに受験を終えた方は、自分がその渦中にいた時、もし我を忘れてこんな親だったとしたら、今、あらためて反省をし、正しい親になるべく努力精進してください

  子どもを対象とする医療関係者の立場として、最近の保護者に多くの心配をしています。「自分さえよければ良い」という考えの親が何と多い事か。特に小学校、中学受験をする親子にとても目立ちます。

 小学校受験を例にとれば、これまで普通に受診していた親子が、面接の始まる時期の1週間くらい前になると、親は「ご挨拶!」「お辞儀!」「先生の目をちゃんと見て!」と、診察後、怖い表情で言うのです。親がそれを強いている相手は「具合の悪い、愛する我が子」です。それを聞いていて、さすがに今はそんな言葉は無しでしょう?!と思ってしまいます。

 そんな言葉を親から受けて育った子どもが、はたして、成長した時、周りの人を本当に大切に思う心は育つのだろうか?と大いに疑問に思います。

 しかも、そういう親子の「普段の姿」と言えば・・・
子どもは診察中に動き回り、それを注意できない、注意しない親。
待合室では、子どもは土足で平気でソファにのぼり、また、その行為を見ても平気な顔をしている親。
これこれと本を読み散らかし、読んだ本を片づけず、そのまま放置して帰ってしまう親。
診察をし、医師が一生懸命に子どもの様子を伝えているにも関わらず、自分が聞きたい事だけ聞いて、とっとと帰ってしまう親。
 閉口しています。

 そんな親も、確かに必死に受験に向っていたのでしょう。
しかし、私自身が小学校受験を体験した親の1人だからこそ、「何が良くて、何が悪いかが分からないまま」の姿勢で、一生懸命に受験に向かったとして、いったい子どもはこれからどのように育っていくのだろうか?と、やっぱり首をかしげてしまうのです。


 小学校受験は、「家庭」が取り組むもの。子どもは、親の姿を見て育つことを忘れてはいけないでしょう。



         

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小学校受験 - 何を目指し、何を求めるのですか?

2009年10月25日 | その他、もろもろ
 小学校受験ほど、「見えない」ものはありません。
違った言い方をすれば、中学、高校、大学受験の場合は、しっかりとした合格するための指標や基準があり、塾や予備校はそれを十二分に把握した上で準備を進めさせます
 問題をスムーズに解き、時間内に終わらせ、解答が間違っていなければ「限りなく合格に近い」と言えるでしょう。
 
 では、小学校受験の場合は?
もちろん、準備すべきことはたくさんありますし、どんなお教室でも「何をするか?」がわからないわけではありません
 しかし、合否の基準というものは、極わずかの「高得点がすべて」という学校以外は、曖昧?なかなか把握できない・・・と言わざるを得ません
 実際には、学校側としては合否の基準は「曖昧」でも何でもなく、然るべき判断基準というものがあり、それに則って「願書の内容、面接、考査」をみてを合否の結果を出しているわけです。しかし、残念ながら、志願者側には中学受験、高校受験のように、明解ではない・・・ものです。

 ここでは、こんな話しをしてみましょう
 先ほどは「極わずかな、高得点がすべて、という学校」という表現をしましたが、そういう学校をA校、としましょう。
 そして、B校は、数値に置き換えられるような子どもの能力以上に、学校と家庭、学校と両親とのフィット感をすこぶる大切にする学校です。
 C校。こちらは、子どもの能力と家庭と学校とのフィット感を「5:5」で考える学校です。ただ、子どもの能力も、知育的能力以上に、その子の感性に起因する能力を重視する・・・
 さあ、どう思われますか?A校、B校、C校・・・この3校の合否の指標は同じだと思われるでしょうか?

 中学受験が一般化されてきた現代、多くのご家庭では、小学校受験というものを、中学受験のミニヴァージョンのように受け止めているようです。
 つまり、すべての私立小学校が「A校」だ、というふうに考えている・・・でも、それは違うのです
 こういう誤解が誰からも正されることなく、自ら知ることもなく、ひたすら子どもの準備に奔走する・・・これではあまりに残念です

 せっかく私立小学校での教育を求め、目指すのであれば、各学校の難易度や倍率、業者の出す偏差値ばかりに目を留めるのではなく、あらためて各学校が真に目指す教育とはどういうものなのか?ご自分の家庭が我が子にどんな教育を受けて欲しいと願っているのか?を、しっかりと知る努力、その必要があると思います

小学校受験 - 面接や試験日のタクシー利用

2009年09月25日 | その他、もろもろ
小学校受験 - 面接や試験日のタクシー利用

「先生、面接や試験の日、駅からタクシーで行ってはいけないでしょうか?」
よく受けるご質問です。
もし、志望する小学校が、電車の最寄り駅から「徒歩10分」だとすれば・・・幼稚園年長児が歩けば15分はかかるでしょう。そして、面接の日が雨だったら?
そんなことを考えただけで、すっかりブルーな気分になってしまうでしょう

「面接の日は、両親(父親もしくは母親)が一緒に行くのだから、まっ、何でも『あり』でいいじゃないか。それに、まだ合格だってしてないわけだし・・・誰が言ったのかはしらないけれど、そんなタクシー利用は避けましょう、なーんて『おかたいこと』、守る必要ってあんの??」

じつは、私の長男が小学校受験の時、面接の日は「雨」でした ちょうど9月10月は台風のシーズンでもあります。まさに、その日は夕方から台風が関東地方に接近する・・・という天気予報で 指定時間の午後2時前後の雨脚は、とっても強かったものです。(かなり夫婦で検討した結果、息子はレインコートと長靴利用、親は履き替えの靴下と、濡れた服を拭くしっかりとしたタオル持参で「徒歩15分」の距離を、楽しく?!会話をしながら歩きました)

 その選択を笑う人もおいでになるでしょうね。
実際、待合室として用意された会議室に入った時には、明らかに雨に濡れながらおいでになったご様子のご家族と、すずしい顔をなさり、雨に濡れた家族を「そこまでして・・・」というお顔で見ていらしたタクシー組と、半々だったと思います。

 ただね、今の私は、「タクシーではいけませんか?」というご質問には、このようにお答えをしています。
 「最寄り駅から、徒歩○○分。」その学校を志望校としてお選びになったのは、とりもなおさず、ご両親のはず、ですね。志望校は、もちろん未だ「進学先」になったわけではありません。しかし、志望する、ということは、進学先に成り得る、ということです。ならば、その学校が大切な我が子が来春から「自分の学校」として毎日毎日、通う学校になるかもしれない、ということでしょう?

 我が子が毎日通う学校・・・そこには、雨も日も、風の日も、冬にはみぞれ交じりの雪の降る日だってあるかもしれません。進路を急に変えた台風が、下校時間に近づくかもしれない・・・
 要するに、そこが我が子の学校になれば、半年あまり先には、子どもは「一人」で悪天候の中でも登下校をすることになる・・・そうではありませんか?みなさんは、なぜか、案外このことを忘れておられるのです

 お父様やお母様の中には、エクセルを駆使して、A校、B校、C校・・・と各学校への通学時間、教育方針、授業などの特徴、感想等を分析して表にし、時間をかけて志望校を吟味されます。そして、やっと受験することを決定した学校・・・そこは、もしかしたら、毎日、我が子が通う「我が子の学校」「私達の学校」となるところです。
 なのに、面接の日や考査の日の天候によって、安易に「楽に行くこと、楽に駅に戻ること」を考えられます

 絶対にタクシーで行ってはいけない!私は、そう思っているわけではありません。それに関しては、ご両親で、十分にご納得のいくようにお考えになれば良いことだと思います。
 ただ、「雨だからタクシー」とか「両親と一緒だからタクシー」というのは、あまりにも安易な選択であり、「大人であれば、タクシーを利用したくなる距離」の学校を、我が子が毎日通う(通わなくてはいけない)教育環境としてあなた達が選び、もしかしたら願書の志望理由に、歯の浮くような美辞麗句で、その学校の教育方針を絶賛したかもしれません・・・それを忘れてはいませんか?という思いがあるのです・・・

 私と夫が、今から15年以上も前のこの時期、台風接近を知りながら、息子と一緒に雨の中を歩いたのは、「○○せねばならない!○○してはいけない!」という、言い伝え的な呪文に固執したからではなく、「・・・やっぱり、3人で歩いて行こうよ」という思いになったからです。
 思えば、あの時の気分は、「雨の中、家族で一生懸命に歩いて面接に行く」という自分達の姿に、ちょっぴり酔おうとしていたのかもれません まるで「おまじない」のように・・・

 これは余談ですが・・・あの日から、我が家の息子は「ここぞ!」という日は「雨」です。
中学受験の面接の日も豪雨・・・中学の入学式も豪雨・・・大学の入学式も豪雨でした。これでいけば、「〆」の大学の卒業式も、やっぱり「雨」でしょうか


小学校受験 口臭は大丈夫ですか?

2009年09月08日 | その他、もろもろ
小学校受験 - 口臭は大丈夫ですか?お父さん、お母さん。

 人が話す時には口を開き、息を吐きながら話します。
当然ですね 口をしっかりと開けなければ、滑舌が悪くなりますし、息を吸いながらでは話せません
 ・・・ということは、私達は必ず、話す相手に「息を吹きかけながら話している」ということです。

 混雑した電車やバスに乗ったとき、あなたはお隣や後ろの人の「息」が気になったことはありませんか?
 社会人なんだから、どんな場合も、公共の場で露骨にイヤな顔をしてはいけない・・・そうは思うものの、呼吸のたびに胸が悪くなるような息が自分に吹きかかる・・・さすがに閉口します
 私のように身長が低いと、まわりの人はほぼ全員が私より背が高く、頭の上で新聞をバリバリと広げられたり、畳まれたりもします・・・ 百歩譲って、新聞バリバリには我慢出来ても、容赦なくかかってくるあっちの人の息、こっちの人の息・・・悲しくなります

 もし、あなたの息が、そういう「迷惑な息」であったとしても、「あなたの息は、とても臭いですよ」と、勇気を持って?単刀直入に?忠告してくれるような人は、いくら親しい人の中にも、なかなかいない・・・そう思いませんか?

 面接を行うお部屋が、ただっぴろい部屋、というのはめずらしく、ある学校では校長室、ある学校では応接室、ある学校では会議室、ある学校では教室・・・そして、面接官である先生とみなさんとの距離は、「息の臭いが届く距離」です
 お部屋に入って何度お辞儀をしたら良いのだろうか?と、そんなつまらないことに神経を使うより、ご家族(ご夫婦)で「口臭チェック」をしてください

 そして、もし口臭がひどい場合、原因は内臓に問題がある場合と、口腔内に問題がある場合、この2つが考えられるでしょう。要するに、内科的な原因か歯科的な原因か、です。
 案外、みなさんがご存知ないのが、歯周病が原因の口臭です 僕は(私は)虫歯はないよ、という人でも、知らないうちに歯槽膿漏が進行していて、それが原因で口臭がひどくなっている・・・ということはあるものです
 いずれにしても、しっかりチェックし、原因がわかった場合には、早く治療を始めて下さい


小学校受験 覚えてしりとりの薦め

2009年06月18日 | その他、もろもろ
 現代の子どもたちは、話すことが苦手ですが、じつは困ったことに「聞く」ことも苦手なんです
 ただ、「話すこと」と「聞くこと」はが同じ言語分野であると思われがちですが、実際には、その苦手という原因は、全く違ったことに由来する、と私は考えています。

 話すことが苦手な原因は、先だっても同ブログに書いた通り、「言語力の低下」です。しかし、聞くことが苦手な原因は、言語力の低下が主な原因ではなく、もっと精神面に関係していると言えるでしょう。
 今の子どもたちは、本人がそれを意識しているかどうかには関係なく「何が何でも自分が中心」という考え方を持っています。少子化の現代では、多くの家庭では「子どもが中心」。ほとんどの子ども達は、家庭内では王子様、王女様 知らず知らずのうちに、「ぼく、わたし」が基準なんですねえ・・・
 こういう背景があり、今の子ども達を見ていると、あまり他人には興味を示しません。「仲良しになりたい」という気持ちは、相手への興味や思い入れではなく、自分が楽しむための相手、自分がさびしい思いをしなくても良いためのお友達・・・
 多くの子ども達は、、大なり小なり、みな自分が大事で、自分が好きで、輪の中心にいたい!と願っているようです。たとえ、積極的に人の前に前に出たいと思っている子どもではなくても・・・なんですね
 そういう意識がどの子の根底にもありますので、ですから「自分が話す」ことには一生懸命になっても「人が話すこと」にはあまり興味を示さない・・・人が何を思っているかを知るよりも、自分の思っていることを人に伝えたい!それがまず第一なんですね。

 さあ、こういうことを認識していただいた上で
子ども達の「聞く力」を育てるために、『覚えてしりとり』をしてみましょう。あくまで、これは「遊び」ですから、楽しい親子の時間の中で実践してみましょう。
 
 普通のしりとりの場合は・・・
「めだか」の次は、「か」で始まる言葉を探して・・・「かえる」と言います。「かえる」の次は、「る」で始まる言葉を探して・・・「るすばんでんわ」となりますね。
 でも、「覚えてしりとり」の場合は、その方法は同じでもルールが違うのです。
「めだか」の次の人は、確かに「か」で始まる言葉を探しますが、自分で「かえる」と言う前に、自分の前の人が言った言葉も言います。
 つまり・・・「めだか」の次の人は、まずは「めだか」と言った後で「かえる」と言うのです。では、その次の人は、「る」で始まる言葉を探しますが、言う時には、1番の人の言葉から、すべて言っていき、最後に自分の探した言葉を言います。ですから、この人は、「るすばんでんわ」を言う前に、まずは「めだか」「かえる」と言って、やっと自分の「るすばんでんわ」を言うわけです。
 じゃあ、次の人は・・・「わ」で始まる言葉を探して・・・言う時には、「めだか」「かえる」「るすばんでんわ」「わなげ」と言います。
 次の人は・・・「げ」で始まる言葉を探して・・・言う時には、「めだか」「かえる」「るすばんでんわ」「わなげ」と言って、「げーむ」と言うのですね。
 こうして、どんどんとつなげて言っていきます。自分の言う言葉を探さなければいけないし、人が言ったことを聞いていないといけないし、それまでに言われてきた言葉を覚えていなければならないし・・・

 「聞く力」「集中力」「記憶力」「思考力」すべてを鍛える良い遊びなんですね 5歳児であれば、20個程度は十分に覚えて、言っていくことができますよ
 お父さんもお母さんもやってみてください。でも、くれぐれも運転中にこの遊びをする場合には、運転への注意力は散漫にならないでくださいよー


小学校受験 学びとは、楽しいもの!

2009年02月11日 | その他、もろもろ
 小学校受験 - 学びとは、楽しいもの

 新しいことを知ること・・・本来、それはとてもワクワクとして、楽しいもの そう思いませんか?
 3月に入ると毎年「ピッカピッカの、1年生」というCMがテレビで放送されます。
 このCMが、すでに何年も定着して放送されているのは、このフレーズが大人である親にも、何か胸にキュンと来るような、自分が1年生になった時の思い出がよみがえるからだと思います

 ピッカピッカの理由がまっさらだから、というだけではないですよね?
1年生になる子ども達が、「学校に行くこと、学習すること」への期待感と、強い意欲に満ちて、学校に入学することが嬉しくてしかたがない そういう彼らの「気」が、ピッカピッカになる!所以でしょう

 もう一度言いますが。
本来、学ぶという行為は、脳への新鮮な刺激、感性への刺激となって、とてもウキウキとするものです
 学びからの驚き、発見・・・子ども達は、大きな興奮を持って、さまざまなことを学習していくのです。

 しかし
私立小学校受験をする子ども達は、幸か不幸か、小学校に入る前に、入学試験に臨むために、さまざまな学習をすることになります これが、彼らにとっての「初めての学習」になるのです。
 その「初めての学習」が、ウキウキ、ワクワクするものではなく、親に怒鳴られたり 先生に叱られたり そんなものであったとしたら?
 渋い顔をした大好きなお母さんに・・・
 「何度言ってもできないわねえ・・・」
 「また間違ったのお?」
などと言われ続けたとしたら??? きっと、学びへの好奇心は次第に失せていき・・・だんだんと、学ぶことに恐怖心や、緊張ばかりが先行してしまうものになってしまったとしたら???こんな不幸なことはありません
 
 そして、不幸なだけではなく、小学校に入る時には、すでに「学び」に対して倦怠感のような反応があるとすれば、きっと、小学校1年生の学習は、それほど楽しいものではなくなってしまうでしょうね

 親は、単純に「合格させたい一心」で、必死に受験準備という学習に、厳しく対処しようとする方が多いのが現状ですが・・・
 もし、今、あなたがこういう「学びへのウキウキ感」を喪失させてしまうような方法でお子様に相対しているとしたら・・・?

 じつは、それはあなたの想像以上に、子どもに「大きなマイナスの種まき」をしている、ということを、はっきりと認識しなければいけません


小学校受験 教室の選び方

2008年11月13日 | その他、もろもろ
 小学校受験をさせようと、夫婦で話し合い、決定したのだけれど、さてさて、どうすれば良いのだろう?
 きっと、「準備を始めないといけない!」と思われるでしょうね。すると、今度は・・・「教室に通わせないと!」です。
 そこで、みなさんが直面する疑問が「どんな教室、どんな準備が良いのだろう?」というものでしょう

 正しい準備は何か?
と問われると、当然、自分の教室を持っている私には持論があります その、私が「正しい」と思う持論を柱に、16年間、お子様方をお預かりしてきたのですからね
 でも、ここでは、私の持論を展開するのはやめましょう。もし、それにご興味がおありであれば、どうぞ、私の教室のホームページをご覧くださいね。「幼児教室マナーズ http://madoka-manners.com 」 
 小学校受験の人口が増えてきた今、さまざまな準備のための教室があります
 伝統ある大手のお教室もあれば、最近、異業種から参入してきたお教室もあります。私のような個人の先生のお教室もあれば、ご紹介者だけを預かるという、サロン的なお教室もある・・・
 そして、それぞれのお教室の先生方は、確固とした持論を持たれて、そのお考えに基づき、教室を運営なさっているでしょう
 だからこそ、私は「何が正しいか?」ということは、少なくとも、このブログの主旨である「小学校受験を目指すご家庭が、気持ちよく、安心して準備ができるように、さまざまなヒントやアドバイスを与えたい」ということを考えると、ここで「~~~が正しい」と持論を展開することは妥当ではない、と思うわけです

 要するに。
何が正しいか?を判断するのは、「みなさん」ご自身だ、ということなんですね。
 
 つまり、提供する側である「準備のためのお教室」は、すべてそれぞれが「これが正しい」と思うことをカリキュラムに取り入れ、準備をしています。
 その内容や、方法、先生のお考え等をしっかりと理解し、「選択をする」のは、みなさん、です

 ですから、とっても大事なことは、『うちの家庭は、我が子にどういう準備をさせたいか?』ということです。
 この部分を、はっきりと明確にしておかなければ、出だしからつまずいてしまう可能性があります

 もちろん、選択する権利はご家庭にあるのですから(むしろ、権利というよりも、責任と申しあげるほうが良いと思いますが)、途中で方向転換するのも良し、です。
 けれど、大抵の場合は、方向転換しようとするきっかけは、子どものつまずき、なんです・・・
 親が、これが良いと思って始めたのだけれど、どうも子どもの様子を見ていると、合わない気がする・・・とか。
 どうも何か違うと思いながら続けていたのだけれど、最近は子どもの様子がおかしい、暗い・・・
 こういう「マイナス」のご相談を受けることが多いですねえ・・・さすがに、こういう子どもにとって、かわいそうなことは、ないほうが良いに決まっています。

 話しを元にもどしましょうね。
みなさんは、どんな受験準備をさせたいでしょう?これは、しっかりとお考えになってください。
 最近では、「とにかく・・・始めさせよう」と、あまり深く教室選びをせず、安易にスタートをさせる方が多くなりました。
 これでは、「おなかがすいたんだけど・・・まっ、とにかく、コンビニで適当なものをちょっと食べよう!」というのと同じ、です。そうでしょう?
 でも、みなさんにはきっと、苦手な食材もあれば、嫌いな味付けもあるはずですし、「えさ」ではないのですから、お腹がとりあえずいっぱいになればいいじゃないか、というのでは悲しいでしょう?

 教室選びも、じつは、同じことです
ですから、是非、避けていただきたいのは、(愛する我が子のために、です!)とりあえず、準備を始める・・・ということ。

 みなさんは、どんな準備をなさいますか?どんな準備をさせたいですか?

がんがんと厳しく、中学受験準備のようなペーパー中心の準備をさせたい、という方もおいでになりますし、のんびりとした雰囲気が良い、という方もおいでになるでしょう。
 たくさんの人数の中で切磋琢磨させたい、という人もいれば、個人を対象にしている先生が良い、という方もいます。

 「好み」と、ひとくちで言いますが、実際には、お一人お一人に、そういう「好み」を持たれるだけの理由はあるはずです。だからこそ、親の「好み」、つまり、我が子にどういう準備をさせたいか?というところを明確にする必要があるのですね。

 小学校受験の準備教室選び。決して「てきとー」「とりあえず」にしてはいけません


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