入会の面談においでになった時、必ずお父様、お母様は、わが子の人となり、性格などをお話くださいます。
「うちの子は、初めての環境では物怖じして、なかなか思うように振る舞えないのです」
「うちの子は引っ込み思案で、初対面の方とは全く口を利こうとはしません」
「うちの子は明朗闊達で、いつもリーダー的存在になっています」
「うちの子は人懐っこく、誰とでもうち解けます」などなど・・・
ところが、おもしろいことに・・・
初回、お母様に手を引かれてやってきた新人君、新人ちゃん。確かにそのうちの「半分」のお子様は、ご両親がコメントをしてくださった「その子、そのもの」です。
泣きはしないものの、今にも泣き出しそうな感じで、必死に不安をこらえている子・・・
こんにちは!を言ったとたん、私のそばを離れず、初めての場所が物珍しく、うれしそうにいろいろと話してくれる子・・・
けれど、残りの半分の子ども達は、親の観察、親の認識、親の思い、とは全く違う様子を見せてくれます・・・
うちの子は、初めての場所には馴染めません!とお母様に言われていたお子さん。ママがお教室のドアを閉めたとたん、私の問いかけにニコニコと、とても気さくにお話をしてくれたり・・・
うちの子は、どんな場所でも物怖じせず、積極的です!と言われていたお子さん。私と二人になったとたん、うつむいてしまって、ほとんど何も話さなかったり・・・
親は、自分の子どもを「一番よく知っている。一番わが子のことをわかっている。」と思っていますが、実際には、「親と一緒の時の子ども」と「子どもの世界にいる時の子ども」とは、決して同じではないのですね
厳しい家のお子さんが、お家ではとても「良い子」なのに、幼稚園の中では、結構、子分を引き連れて、陰のドンになってイタズラをする「問題児」というようなことは、決してドラマやマンガの中のことではありません。
子どもも、4歳くらいからは、「親の前だからこそ良い子にする」というような、言ってみれば「表向きの顔」「体裁を整えた顔」を持つようになります。これは、決してその子に裏表があるのではなく、単純に、「親に好かれたい、親に誉められたい」という願望があるからなのですね。
そうとは知らず、親は、家庭の中のわが子の顔、様子だけを見て、それが「すべて」だと思ってしまい、それが、わが子の人柄だと信じてしまう・・・
小学校受験を考えた場合、私は、まだまだ柔らかい子どもの人となりを見て、志望校選びの決定打にする、ということには反対です。
なぜなら、経験も少なく、一個の個人としてもほとんど固まってはいない子どもの性格や行動パターンなどは、各学校の確固とした教育方針のもと、いかようにも染まっていきます。
しかし、すでに完成品である親のほうは、なかなか「変わる」ことはできません ですから、志望校選びで重要にすべきは、完成品である親が、その学校にフィットするかしないか?なんですね。
とは言え。
子どもの世界の中にいる時の「わが子の姿」を知らず、親と一緒の時の、ある意味、子どもによって無意識のうちに親好みに「演じられた姿」だけがわが子のすべて・・・だと思い、学校選びを間違っては大変です
信頼できる第三者、冷静にわが子を見てくれる第三者から、「子どもの世界での、わが子の姿」を聞き、二つの顔(どちらも、その子、です)を持つわが子の「真実」を知っておかなければならないでしょう
この子のことは、私が一番知ってる もし、あなたがそう思っていたとしら・・・それは、きっと違いますよ
きっとあなたのお子様にも、子どもの世界での自分の顔があり、その中でものびのびと生きているはず・・・
「うちの子は、初めての環境では物怖じして、なかなか思うように振る舞えないのです」
「うちの子は引っ込み思案で、初対面の方とは全く口を利こうとはしません」
「うちの子は明朗闊達で、いつもリーダー的存在になっています」
「うちの子は人懐っこく、誰とでもうち解けます」などなど・・・
ところが、おもしろいことに・・・
初回、お母様に手を引かれてやってきた新人君、新人ちゃん。確かにそのうちの「半分」のお子様は、ご両親がコメントをしてくださった「その子、そのもの」です。
泣きはしないものの、今にも泣き出しそうな感じで、必死に不安をこらえている子・・・
こんにちは!を言ったとたん、私のそばを離れず、初めての場所が物珍しく、うれしそうにいろいろと話してくれる子・・・
けれど、残りの半分の子ども達は、親の観察、親の認識、親の思い、とは全く違う様子を見せてくれます・・・
うちの子は、初めての場所には馴染めません!とお母様に言われていたお子さん。ママがお教室のドアを閉めたとたん、私の問いかけにニコニコと、とても気さくにお話をしてくれたり・・・
うちの子は、どんな場所でも物怖じせず、積極的です!と言われていたお子さん。私と二人になったとたん、うつむいてしまって、ほとんど何も話さなかったり・・・
親は、自分の子どもを「一番よく知っている。一番わが子のことをわかっている。」と思っていますが、実際には、「親と一緒の時の子ども」と「子どもの世界にいる時の子ども」とは、決して同じではないのですね
厳しい家のお子さんが、お家ではとても「良い子」なのに、幼稚園の中では、結構、子分を引き連れて、陰のドンになってイタズラをする「問題児」というようなことは、決してドラマやマンガの中のことではありません。
子どもも、4歳くらいからは、「親の前だからこそ良い子にする」というような、言ってみれば「表向きの顔」「体裁を整えた顔」を持つようになります。これは、決してその子に裏表があるのではなく、単純に、「親に好かれたい、親に誉められたい」という願望があるからなのですね。
そうとは知らず、親は、家庭の中のわが子の顔、様子だけを見て、それが「すべて」だと思ってしまい、それが、わが子の人柄だと信じてしまう・・・
小学校受験を考えた場合、私は、まだまだ柔らかい子どもの人となりを見て、志望校選びの決定打にする、ということには反対です。
なぜなら、経験も少なく、一個の個人としてもほとんど固まってはいない子どもの性格や行動パターンなどは、各学校の確固とした教育方針のもと、いかようにも染まっていきます。
しかし、すでに完成品である親のほうは、なかなか「変わる」ことはできません ですから、志望校選びで重要にすべきは、完成品である親が、その学校にフィットするかしないか?なんですね。
とは言え。
子どもの世界の中にいる時の「わが子の姿」を知らず、親と一緒の時の、ある意味、子どもによって無意識のうちに親好みに「演じられた姿」だけがわが子のすべて・・・だと思い、学校選びを間違っては大変です
信頼できる第三者、冷静にわが子を見てくれる第三者から、「子どもの世界での、わが子の姿」を聞き、二つの顔(どちらも、その子、です)を持つわが子の「真実」を知っておかなければならないでしょう
この子のことは、私が一番知ってる もし、あなたがそう思っていたとしら・・・それは、きっと違いますよ
きっとあなたのお子様にも、子どもの世界での自分の顔があり、その中でものびのびと生きているはず・・・