小学校受験 ママのモヤモヤ飛んでけー!

お受験という造語の中で揺れるママ達。小学校受験指導、20余年間の経験から、ズバリ!悩めるママ達に真のアドバイスを。

小学校受験 教室の選び方

2008年11月13日 | その他、もろもろ
 小学校受験をさせようと、夫婦で話し合い、決定したのだけれど、さてさて、どうすれば良いのだろう?
 きっと、「準備を始めないといけない!」と思われるでしょうね。すると、今度は・・・「教室に通わせないと!」です。
 そこで、みなさんが直面する疑問が「どんな教室、どんな準備が良いのだろう?」というものでしょう

 正しい準備は何か?
と問われると、当然、自分の教室を持っている私には持論があります その、私が「正しい」と思う持論を柱に、16年間、お子様方をお預かりしてきたのですからね
 でも、ここでは、私の持論を展開するのはやめましょう。もし、それにご興味がおありであれば、どうぞ、私の教室のホームページをご覧くださいね。「幼児教室マナーズ http://madoka-manners.com 」 
 小学校受験の人口が増えてきた今、さまざまな準備のための教室があります
 伝統ある大手のお教室もあれば、最近、異業種から参入してきたお教室もあります。私のような個人の先生のお教室もあれば、ご紹介者だけを預かるという、サロン的なお教室もある・・・
 そして、それぞれのお教室の先生方は、確固とした持論を持たれて、そのお考えに基づき、教室を運営なさっているでしょう
 だからこそ、私は「何が正しいか?」ということは、少なくとも、このブログの主旨である「小学校受験を目指すご家庭が、気持ちよく、安心して準備ができるように、さまざまなヒントやアドバイスを与えたい」ということを考えると、ここで「~~~が正しい」と持論を展開することは妥当ではない、と思うわけです

 要するに。
何が正しいか?を判断するのは、「みなさん」ご自身だ、ということなんですね。
 
 つまり、提供する側である「準備のためのお教室」は、すべてそれぞれが「これが正しい」と思うことをカリキュラムに取り入れ、準備をしています。
 その内容や、方法、先生のお考え等をしっかりと理解し、「選択をする」のは、みなさん、です

 ですから、とっても大事なことは、『うちの家庭は、我が子にどういう準備をさせたいか?』ということです。
 この部分を、はっきりと明確にしておかなければ、出だしからつまずいてしまう可能性があります

 もちろん、選択する権利はご家庭にあるのですから(むしろ、権利というよりも、責任と申しあげるほうが良いと思いますが)、途中で方向転換するのも良し、です。
 けれど、大抵の場合は、方向転換しようとするきっかけは、子どものつまずき、なんです・・・
 親が、これが良いと思って始めたのだけれど、どうも子どもの様子を見ていると、合わない気がする・・・とか。
 どうも何か違うと思いながら続けていたのだけれど、最近は子どもの様子がおかしい、暗い・・・
 こういう「マイナス」のご相談を受けることが多いですねえ・・・さすがに、こういう子どもにとって、かわいそうなことは、ないほうが良いに決まっています。

 話しを元にもどしましょうね。
みなさんは、どんな受験準備をさせたいでしょう?これは、しっかりとお考えになってください。
 最近では、「とにかく・・・始めさせよう」と、あまり深く教室選びをせず、安易にスタートをさせる方が多くなりました。
 これでは、「おなかがすいたんだけど・・・まっ、とにかく、コンビニで適当なものをちょっと食べよう!」というのと同じ、です。そうでしょう?
 でも、みなさんにはきっと、苦手な食材もあれば、嫌いな味付けもあるはずですし、「えさ」ではないのですから、お腹がとりあえずいっぱいになればいいじゃないか、というのでは悲しいでしょう?

 教室選びも、じつは、同じことです
ですから、是非、避けていただきたいのは、(愛する我が子のために、です!)とりあえず、準備を始める・・・ということ。

 みなさんは、どんな準備をなさいますか?どんな準備をさせたいですか?

がんがんと厳しく、中学受験準備のようなペーパー中心の準備をさせたい、という方もおいでになりますし、のんびりとした雰囲気が良い、という方もおいでになるでしょう。
 たくさんの人数の中で切磋琢磨させたい、という人もいれば、個人を対象にしている先生が良い、という方もいます。

 「好み」と、ひとくちで言いますが、実際には、お一人お一人に、そういう「好み」を持たれるだけの理由はあるはずです。だからこそ、親の「好み」、つまり、我が子にどういう準備をさせたいか?というところを明確にする必要があるのですね。

 小学校受験の準備教室選び。決して「てきとー」「とりあえず」にしてはいけません


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小学校受験 合格発表のあとは・・・

2008年11月01日 | お受験ママへのアドバイス
小学校受験 - 合格発表のあと・・・

 小学校受験の合否は、決して、中学受験や高校受験、大学受験のそれとは同じものではありません。

 私は、中学受験にも関わり、お母様方のご相談に乗り、アドバイスもしていますが、中学受験以降の考査の合否に関しては、非常にわかりやすく、「できたか、できなかったか」がすべてです。
 たとえば、算数が苦手な子が、国、社、理で良い点数をとったとしても、あまりに算数の誤答が多く、得点が低かった場合には、残念な結果となることもあるでしょう。この場合は、「あと少し、算数で高得点を取れれば良かったのにね・・・」ということです。
 
 しかし、小学校受験の場合は、そういう世界ではありません。
どんなにペーパー重視、と言われている学校でも、そこが私立校である限り、中学受験のような何点採れたか?だけでなく、その学校の教育方針、教育理念、多くの卒業生達が築いてきた校風、雰囲気にその子が、その家庭がフィットするかどうか?ということが大きな意味を持ってきます。

 不合格、という結果は、それはそれは受け入れがたく、辛いものに違いありません。しかし、それは、「是非、もっとぴったりとフィットし、よりお幸せになる学校に進学をなさってくださいね」というサイン、なんです
決して、これは慰めでも詭弁でもありません。
 出願をする時点では、その学校の良さを山ほど理解しているつもりでも、本当のところは、そんなに簡単に学校の良さ、というものが理解できるわけではありません。
 あくまで、外から眺めているだけ・・・というのが入学前の状態ですからね。
学校側が「この家庭は、この家庭で育ったこの子は、うちの校風に合わないのではないか」と判断された学校に、運命のイタズラで合格をいただいたとしても、入学後、きっと親子共に、ことある事に違和感を感じることでしょう 学校の方針にも、そして、まわりの父兄や同窓生にも・・・です。
 ご自分達が、「浮いた存在」であったり、生徒の中で我が子が「少々異色に見える」ということでは、決して幸せな学校生活を送ることはできないでしょう

 ・・・ということで。
「不合格」とは、そんな不幸な学校生活を招かないための、最も適切な学校からの判断、なのですよ。ダメです、という判断をくだされたわけでも、評価されなかったわけでもありません

 だからこそ。
その決定を、たとえその瞬間は辛くても、前向きに「そうだったのね」と受け止め、早くに気持ちを切り替えて、「より幸せになる、よりフィットする選択」に向かって一歩!歩みを進めてください
 どんな結果であっても、子どもががんばってきて、受験準備をチャンスとして成長してきた事実にかわりはありません。その子を、そのご家庭を、両手を広げて迎え入れてくれるところこそ、正しい道、進学すべき学校なんです

 私が教室を開校して、今年で16年目になります。
開校1期生の子ども達は、すでに大学2年生になり、とても逞しい青年、とても美しいお嬢さんになっています
 みなさんのお子さんの16年後・・・想像できますか?
確かに、16年後は、ずっとずっと先ですが、今まさにこの瞬間もすでに次の瞬間につながり、過去になっていく・・・
 みなさんのお子さんは、その一時一時を肥やしにして、成長していっているのです
 その事実をあらためて認識すれば、どんな時間も「無駄・無意味」に過ごしてはいけない、ということをご理解いただけるでしょう。
 お子さんが、完全に自立した自己を持ち、考え、判断し、自らの足で歩いていく日が来るまでは、全面的な両親のリードが子どものすべて、です


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