小学校受験 ママのモヤモヤ飛んでけー!

お受験という造語の中で揺れるママ達。小学校受験指導、20余年間の経験から、ズバリ!悩めるママ達に真のアドバイスを。

小学校受験 - 無理を強いてはいけません

2012年09月16日 | お受験ママへのアドバイス
 出願が始まると、さすがに平常心ではいられなくなりますね。そんなご両親のお気持ちはよくよく理解できます
 でもね、平常心になれない自分に「秘かに」気づき、何とかしないといけない!これではいけない!と思いつつも、気が付くとこんなことをしていませんか?

 模擬テストの結果を手に、子どもを怒鳴り・・・
 教室帰り、先生に注意を受けたことでネチネチと子どもにからみ・・・
 「この前だって間違ったとこよ!もう、なんで!」と子どもを睨み・・・
 ママはこんなに一生懸命なんだから!と捨て台詞を吐いて・・・

 ありのままの我が子。
注意力が散漫だったり つい聞き逃したり 難しい問題になるとかたまってしまったり お行儀よくできなかったり 声が小さかったり 顔を見て話せなかったり

 それが今のお子様だったら、その「ありのまま」を受け入れてくださる学校でなければ、入学後、苦労するのは目に見えています。

 それに、たとえ子ども達は幼くても、自分が注意を受けている、マイナスのポイントはわかっているのですよ。でも、どうしても「ママが望むようにはできない」のです。知っていましたか?

 あなたが無理を強いているのは、あなたの愛する我が子です。
ママに怒鳴られて、とっても悲しい思いをしているたった5歳、たった6歳の子どもの心を、少しだけでもわかってあげませんか?



小学校受験 - 子どもの体力を過信しないこと

2012年09月05日 | お受験ママへのアドバイス
 夏休みが終わると、小学校受験を目指すご家庭では「カウントダウンが始まる」そんな気分になるものです。
 いよいよだ!と思う人。
 時間がない!と焦る人。
 気合を入れて!と意気込む人。
誰一人として、迫ってくるその時期を前にして、心静かに向かおうという感覚の人はないようです。
 親がこんな切迫感の中にいるわけですから、当然、子どもに対しては優しくなれるわけはなく、気が付けば怒鳴っていたり、懇願していたり、冷戦をしていたり・・・
 そして、何か行動していないと不安に押しつぶされそうになるから、という理由で(パパ、ママ本人はそのことに気づいていないかもしれません)、わが子に発破をかけ、準備はエスカレートしていきます。

 毎週のように受ける模擬テスト、週に何度も足を運ぶ直前講習、面接の練習、etc. etc.
それに加えて、子ども達は残暑の中、運動会の練習をしたり、学芸会の練習をしたり・・・幼稚園や保育園でも、園での最後の学年ということで、年長児の練習に対しては、先生方も準備には力が入ります

 さあ、こうなると、いったい子どもは、いつ、息抜きをするのでしょう?いつ、ほっとできるのでしょう?

 えっ?受験が終わるまで、ほっとなんて出来るわけがない、いなくてもいい、ってですか?
いえいえ、そんなことはありません それは、大人が勝手に決めた理屈でしょう
 要するに、親のほうが、ゆったりとした気分で考査の日を迎える自信がなく、バタバタして、忙しそうにすることで、気持ちのバランスをとっている・・・そういう親は多いのですよ

 とにかく。
子どもの体力を過信してはいけません
 子どもの身体は、本当にまだまだ小さいのです。口では大人顔負けの憎まれ口を叩いたとしても、たった5年、6年しか人生経験のない、幼い子どもです。身長だって、体重だって、あなたと比べてみてください

 残暑の中、我が子に100%以上の力を求めて9月を過ごさせてしまうと、間違いなく、その皺寄せは10月、11月にやってきますよ
 急な発熱、感染症に罹る、不注意からの小さなケガ、などなど。精神的なバランスを崩す子どもも出てきます。
 そんな悲しいことを招かないように、「確実な休息の時間」を与えてあげてください 時には何かを休んだり、予定を延期したり・・・そんな工夫や妥協も必要でしょう