小学校受験 ママのモヤモヤ飛んでけー!

お受験という造語の中で揺れるママ達。小学校受験指導、20余年間の経験から、ズバリ!悩めるママ達に真のアドバイスを。

小学校受験前のおけいこ

2008年08月30日 | お受験ママへのアドバイス
 受験前のおけいこ・・・どうされるおつもりでしょうか?
 
 現代の子ども達、とりわけ、教育熱心なご家庭の子ども達は、連日、さまざまなお稽古事をしている、というのがスタンダードでしょう
 昔ながらのピアノ、ヴァイオリン、という類の音楽系、スイミング、体操、サッカーという運動系、リトミック、アトリエなどの知育系、外国語、etc.etc.
 何でもスポンジのように吸収する幼い子ども達にとって、さまざまなお稽古は、必ず「大切な種まき」であり、花の大きさはともかくも、必ず素敵な花を咲かせることになるでしょう
 
 しかしながら、やはりお稽古に通うためには時間が必要ですし、体力も使います。特に、音楽系のお稽古の場合は、習いっぱなし、というわけにはいかず、必ず、自宅での地道なおさらいが必要になってきますね。
 
 でも、考えてみてくだい
9月、10月という2ヶ月は、考査を目前に控え、お教室も自宅での学習も、夏休み前とは比べものにならないくらい、時間をとられてはいませんか?
 また、子ども達は、概ね、秋の運動会に向けての練習があり、不安定な気候の中で、疲労を感じるのもこの時期なんです・・・
 それに、マネージャー役のママも、願書の記入、願書の提出、諸々の最後のチェック、などなど、たくさんの「must」に囲まれて、頭も心もパンク寸前になってはいませんか?

 子どもの体力を考えても、ママの精神状態を考えても、普段は普通に楽しくこなせているお稽古も、この2ヶ月は、ご自分達のために、思い切って「お休みをする」勇気を持ちましょう
 みなさんは、知らず知らずのうちに、大きな体力と、精神力を消耗しているのですから・・・

 多くの熱心なママ達は、「普段の生活を、当たり前のようにこなしていくことで、親子で平常心を保ち、真っ当な状態で考査が迎えられる」などと、とても立派なことをお考えになっています。
 確かに、その考えは正しいです
 とは言え、人は、なかなかそこまで立派には出来ないものなんですよね、残念ながら。

 この時期、一番大切なことは、しっかりと「優先順位」を考えることです そして、2番手、3番手になる・・・と判断したことは(必ず、判断をしましょう)、たった2ヶ月のことです。ちょっとお休み

 昔から言いますね。二兎追うものは一兎を得ず・・・本当ですよ


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小学校受験 備えあれば憂いなし

2008年08月23日 | お受験ママへのアドバイス
 小学校受験準備を、万全の体制で迎える・・・なかなかむずかしいことですね
 考査そのものへの対策は万全にした、と思えても、予期せぬことは起こるものです。それが、子どもの急な発熱や、腹痛、嘔吐や下痢、などです
 
 中学、高校、大学受験は、寒い冬に実施されます。この時期は、インフルエンザの流行の時期でもあり、地域によっては降雪による交通機関への影響などの心配もあり、それは、よくマスコミでも取り上げられますね。
 しかし 小学校受験も、じつは「気候の変わり目」にあり、その上、運動会や遠足などの幼稚園、保育園行事も多い時期で、ご家庭での健康管理が求められます。
 私も、教室を開校して以来、口を酸っぱくして「体調の管理には万全を期して下さい」とお願いしていますが、なぜかこの時期、おたふく風邪や水疱瘡などが流行したり、ちょっと食べたものが虫にさわったり・・・で、お腹を壊す子も多いのが現状です
(考査が近づくと、お母様がお時間的に忙しくなり、ご近所でお総菜を買ったり、お弁当で済ませる、などという声も聞こえてきます・・・日頃、あまりそういうものを食べずにいる子ども達だからこそ、案外、簡単に食あたり等を起こしますよ)

 常に「子どものことを第一に考える私」でも、さすがに、長い準備期間の、親子の努力やご苦労を思うと、あっさり「お子様の体調が一番でしょう 残念ですが、明日は棄権をするほうが良いでしょう・・・」などとは言えません それが「真っ当な判断」であるとはわかっていても、やっぱりはそうは口が裂けても言えません

 ・・・となると、頼らなければならないのが、ドクターです。
いかがですか?あなたのご家庭では、懇意にしているホームドクターがおいでになりますか?
 そして、重要なことは、そのドクターに、何でも包み隠さずお話しをして、少しくらいなら無理なお願いも聞いていただける関係でしょうか?

 ドクターと言っても、いろいろな方がおいでになります。
単刀直入に申しあげて・・・
 小学校受験に対して、非常に好意的なドクター もおいでになれば、
 眉間にシワを寄せ、全く理解をしてくださらないドクター もおいでになります。
 実際、ホームドクターの場合は、受験が終わった後でも、長くお付き合いをいただく方でしょう。そのことを思えば、受験前に受診し、そこで気まずくなって、受験の後は、すっかり関係がぎくしゃくしてしまう・・・ということは避けたい、と思われますよね。
 特に、お子様の誕生以来、その小児科ドクターにずっとお世話になっていて、いろいろとご相談もし、親子について十分にご理解くださっている方であれば、当然、成人する間際まで、良い関係のままでいたい、と思われるのではないでしょうか

 しかし
想像もしたくないことだとは思いますが、私の今までの16年間でも、毎年、必ずと言ってよいほど、考査直前に体調を崩す子がいます
 そんな時、当然、小児科受診をしますね。そして、当然、お母様はドクターにおっしゃるのです。
 「先生、どうでしょうか?あのー・・・、先生、あのー、明日・・・どうしても、この子をお休みさせたくないんです。何とか、明日、・・・何とか、先生、明日、出かけられるようにしていただけませんでしょうか?」

 もし、このお母様の悲壮感に満ちた訴えを「???」という顔をしながらも、「(はっはーん・・・そういうことね・・・)むー、そうですか。当然、無理は禁物だけれど・・・おわかりですよね。でも、まあ、そういうことであれば、これから点滴をして、明日の朝用の座薬をお出ししましょうか。・・・そうしましょう でも、その後は、十分に休養させるのですよ
 と言ってくだされば・・・そのドクターは、すべてを察することのできる方なのでしょう。
 
 でも、中には、「???」という顔をされて、その後、すっかり白けた顔で・・・
「お母さん、お子さんは具合が悪いんですよ。一番、子どものことを考えるべき母親が、何を言っているんですか お薬出します。明日、もう一度、朝にでも来てみてください
 こういうドクター・・・結構、いらっしゃいますよ。それに、このドクターに悪意があるわけではなく、至極、当然のことをおっしゃっているのですし・・・

 こんな情けなくて、辛くて、身体中がつめたーくなる思いを、お母様が考査の直前になさらないためにも、日頃からの健康管理が第一であることは言うまでもありません
 けれど、万が一、こういう緊急事態に陥った時、すべてのことをお話しして、十分にその「重さ」を理解し、その親子にとって諦めきれない重い意味を持った数時間のために、適切な処置を考えてくださるドクターを見つけておいてください。
 備えあれば憂いなし、です

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小学校受験 - 第2子、第3子の受験

2008年08月15日 | お受験ママへのアドバイス
 「初心にかえる」いろいろな場面、シチュエーションで使われる言葉です。
 プレッシャーに押しつぶされそうになったとき、重圧などなかった頃の意識に戻そう、という場合・・・
 すっかり慢心してしまっていることにふと気づいたとき、ピュアな気持ちを取り戻して、真摯に向かおう、という場合・・・
 小学校受験の場合でも、「初心にかえる」姿勢が求められることは多々ありますね。
 模試の好結果が続き、ついつい気が緩んだようなときには、「結果は良いとは言えども、基本問題のような簡単なものに向かう場合、決して気を抜かないでくださいね」こんな注意を受けると思います。

 初めて我が子が小学校受験に臨むとき、親も子もたくさんの不安を抱え、わからないことばかりが山積みの中で、大変な緊張と、ハラハラ、どきどきに打ち勝っていかなければなりません
 しかし、これは、どの家庭にも平等に与えられた緊張であり、不安なのです。どの家庭でも、同じように悩み、苦しんでいる・・・そうですね
 
 一方、「第2子」「第3子」が受験をする、というご家庭は、すでに受験の経験者です。
 あまりの緊張感ですっかり口が悪くなっていることにも気づかないママ達の中には「下のお子さんは、合格しやすい」とか「すでに学校に縁のある方たちだから、安心していられて羨ましい」などと陰口をたたきます
 しかし、経験者だからこその不安、すでに縁のあったご家庭だからこそ抱える問題・・・あるのですよ

 第2子、第3子が受験に臨まれるご家庭のお母様方。
どうぞ、ご自身のために「初心にかえって」ください むずかしいことではありますが、これが初めての受験として捉え、自分を追い込まないことが大切です
 そして、お子様に対しても、「おにいちゃまと(おねえちゃまと)同じ学校に行きたくないの」などと、イライラしるご自分の気持ちのはけ口として、怒鳴ったりなさらないでください。

 初心・・・未知のものに対する不安と同時に、未知の世界への夢や期待もありますね  ぜひ、その思いを忘れないでくださいね

小学校受験 - 歯科受診をしましょう!

2008年08月05日 | お受験ママへのアドバイス
 準備万端、という言葉があります。
受験に限らず、「その時」を目前に控えた時、あたふたしたり、後悔がいっぱい残っていたりするのではなく、心まっすぐにその事に向かい、穏やかな境地で臨めるようにしたいものです
 とはいえ、なかなかそんな達観した状態で、我が子の考査に迎えるご家庭は多くはありません。どんなに真剣に準備を進めていたとしても、必ずいくつかの不安は残っているもの

 そんな中。そういう、想定していた不安ではなく、全く違う「想定外の問題」は、なぜか毎年起こるものなのですよ・・・
 中でも、発熱、急性の下痢、おたふくかぜや水疱瘡・・・という、病気に関する問題は、どうしても避けようがありません
 もちろん、そうならないように、親が万全の健康管理をすることは言うに及ばず、そんな時のために・・・
 「すべて秘密にする必要がなく、何でも話せて、小学校受験という親子の一大事の重さを理解してくれて、その状況にピタリと合った処方をしてくださるホームドクター
 を持っておくことも大切です

 しかし、案外、みなさんの想定外で、急にお困りになるのが「歯痛」なのです。
どうですか?小児歯科に、定期的に検診に行っていますか?

 また、虫歯だと幼稚園や保育園で注意を受けていながら、お教室通いで忙しい忙しい・・・と、後回しにしていませんか?

 考査を目前に控えると、どんなに我が子を緊張をさせない、優秀な親を持つお子さんでも、さすがに家庭内の雰囲気から、一大事がやってくることを五感で感じます そのように、精神的に緊張が高まってくると、歯痛が突然にやってくる・・・そういうことは、稀ではありません。
 歯の神経が脳に近いため、気持ちに敏感に反応するのだということを、教えていただいたことがありました。

 この歯痛は、受験生である子どもに限ったことではなく、「父親、母親」にも起こるのですよ
 特に、夏休み頃から、お母様の精神的緊張、物理的な忙しさはピークに達しているわけで、長い間、気にも留めていなかった「歯」の故障が、急にSOSを発信したりする・・・落ち着いて考えれば、確かにあり得ること、ですね。

 どうぞ、この夏休みの間に、お教室通い、集中的な復習に没頭するだけではなく、こういうことに気を配ることも忘れないでいてください
 
 歯科検診では、虫歯だけではなく、時にはクリーニングのようなご相談をするのも良いでしょう。
 昔から、「キラリと光る白い歯」などと言われるように、人は「話す」という行為をするたびに、イヤでも歯は見えるものです。
 当然、親の「歯」も、その例外ではありません。
 その人の第一印象が、歯の左右されている・・・と言っても、過言ではない。おわかりですね?

 比較的時間に余裕が出る夏休みの間に、多方向から自分達をチェックすることもお忘れなく


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