初心に返る・・・どんなことに挑戦している時でも、このことは、非常に大切なことです
特に小学校受験準備、幼稚園受験準備に向かっている時には、大抵のご家庭が知らず知らずのうちに「加速度的にのめり込む」「思考停止状態のままで突っ走る」という状態に陥っていきます ご両親共に(ここに祖父母もプラス、という場合もあります)この状態であれば、目も当てられませんが、こんな状態になっているのが親のどちらか一人であれば、もう一方の親が異常に気づき、手綱を引く、ブレーキをかける、ということもできるでしょう。
でも、実際には、それも難しく、どんどんと親子で泥沼に沈みこみ、窒息の状態で10月、11月を迎えるご家庭が少なくない・・・残念で、情けなくて、悲しくて、お気の毒でなりません。
毎年、6月後半から8月前半という時期になると、私のホームページやブログの類を読まれたお父様(の場合が多いです)からメールをいただき、「妻の状態が異常に思える。息子(娘)を見ていられない。私が指摘すると、パパは非協力的だとか、受験の厳しさを理解していない、というようなことを半狂乱で叫び、手が付けられない。相談に乗って欲しい」と書いてこられます。その状況・・・容易に想像することが出来ますね。あなたのご家庭は大丈夫ですか?
このように、どなたかが思い切ってご相談をしてくださる場合にはまだ救われるわけですが、おかしい、おかしいと思いつつも、手を打つ勇気がない・・・とか、さわらぬ神に祟りなしという考えの元、我関せずにして諦める・・・というご家庭も少なくはありません
もう10年以上前になりますが、懇意にしている小児科のドクターからお電話があり、ある親子を紹介するので、受験までお世話をしてほしい、と依頼がありました。よくお聞きすると、小学校受験準備をされている親子で、お母様が厳しく息子に接するため、子どもは夜尿症になり、チック症状、どもりも出てきている、というのです。
しかし、もっと深刻なのはお母様のほうで、そういう我が子を受け止められず、一層怒り、ご自分の気持ちをコントロールできなくなっているために、ドクターは精神安定剤を処方した、とのことでした。
その親子が、「受験準備」という名のもとに、どんなことをされていたのか?という詳しい内容は敢えてご紹介はしませんが、でも、もしかしたら今も「同じような内容の受験準備」をされているご家庭が実際にはあるのだろうなあ、と想像しています
子どもとは、天から授かった尊い命です
親は、その子を心から愛し、慈しみ、受け止め、受け入れ、成長へと導く、というすばらしい役目があります。
親のエゴや思い込みで、ミスリードをすることもあるでしょう。そういう行為が愛情だと勘違いし、子どもに辛い思いをさせてしまうとか、悲しいめに合わせてしまう、ということだってあるかもしれません。
でも、もし、我が子のために小学校受験を思い立ち、受験の準備を始め、今、突っ走っているのならば・・・ほんのわずかでも、心のどこかで「これで良いのかな?」と不安や疑問を抱えているのならば、是非ぜひ、自分にブレーキをかけ、立ち止まり「初心に返って」考えてみてください
何のために、受験の準備を始めたのか?
愛する我が子の「素顔」を、心から愛し、慈しみ、受け止め、受け入れているか?
これが、初心に返ること、だと私は考えています。そして、小学校受験に向かう時には、この時期が、タイミング的に最後のチャンスになると思います。
私は、決して実行不可能な理想を述べているのではありません。
ある名門校と呼ばれる高校の生徒のカウンセリングをしていた時、親子関係に悩む何人もの生徒が口にしたこと・・・それは、「お母さんの言うとおりにしてやった。小さな頃から、お母さんの望むようにやってきた。でも、お母さんは、一度も本当の僕を(私を)見て、認めようとはしてくれなかった」
初心に返ること・・・それは、素顔の我が子を愛してあげること。愛する我が子のために、何をすべきか?を考えることだと思えてなりません。
バックナンバー 関連記事「ペーパーばばあ、になっていませんか?」 「夏期講習の功罪?」 「ママの顔を鏡に映してみてください」 「焦らない!騒がない!」 「親の品格」
特に小学校受験準備、幼稚園受験準備に向かっている時には、大抵のご家庭が知らず知らずのうちに「加速度的にのめり込む」「思考停止状態のままで突っ走る」という状態に陥っていきます ご両親共に(ここに祖父母もプラス、という場合もあります)この状態であれば、目も当てられませんが、こんな状態になっているのが親のどちらか一人であれば、もう一方の親が異常に気づき、手綱を引く、ブレーキをかける、ということもできるでしょう。
でも、実際には、それも難しく、どんどんと親子で泥沼に沈みこみ、窒息の状態で10月、11月を迎えるご家庭が少なくない・・・残念で、情けなくて、悲しくて、お気の毒でなりません。
毎年、6月後半から8月前半という時期になると、私のホームページやブログの類を読まれたお父様(の場合が多いです)からメールをいただき、「妻の状態が異常に思える。息子(娘)を見ていられない。私が指摘すると、パパは非協力的だとか、受験の厳しさを理解していない、というようなことを半狂乱で叫び、手が付けられない。相談に乗って欲しい」と書いてこられます。その状況・・・容易に想像することが出来ますね。あなたのご家庭は大丈夫ですか?
このように、どなたかが思い切ってご相談をしてくださる場合にはまだ救われるわけですが、おかしい、おかしいと思いつつも、手を打つ勇気がない・・・とか、さわらぬ神に祟りなしという考えの元、我関せずにして諦める・・・というご家庭も少なくはありません
もう10年以上前になりますが、懇意にしている小児科のドクターからお電話があり、ある親子を紹介するので、受験までお世話をしてほしい、と依頼がありました。よくお聞きすると、小学校受験準備をされている親子で、お母様が厳しく息子に接するため、子どもは夜尿症になり、チック症状、どもりも出てきている、というのです。
しかし、もっと深刻なのはお母様のほうで、そういう我が子を受け止められず、一層怒り、ご自分の気持ちをコントロールできなくなっているために、ドクターは精神安定剤を処方した、とのことでした。
その親子が、「受験準備」という名のもとに、どんなことをされていたのか?という詳しい内容は敢えてご紹介はしませんが、でも、もしかしたら今も「同じような内容の受験準備」をされているご家庭が実際にはあるのだろうなあ、と想像しています
子どもとは、天から授かった尊い命です
親は、その子を心から愛し、慈しみ、受け止め、受け入れ、成長へと導く、というすばらしい役目があります。
親のエゴや思い込みで、ミスリードをすることもあるでしょう。そういう行為が愛情だと勘違いし、子どもに辛い思いをさせてしまうとか、悲しいめに合わせてしまう、ということだってあるかもしれません。
でも、もし、我が子のために小学校受験を思い立ち、受験の準備を始め、今、突っ走っているのならば・・・ほんのわずかでも、心のどこかで「これで良いのかな?」と不安や疑問を抱えているのならば、是非ぜひ、自分にブレーキをかけ、立ち止まり「初心に返って」考えてみてください
何のために、受験の準備を始めたのか?
愛する我が子の「素顔」を、心から愛し、慈しみ、受け止め、受け入れているか?
これが、初心に返ること、だと私は考えています。そして、小学校受験に向かう時には、この時期が、タイミング的に最後のチャンスになると思います。
私は、決して実行不可能な理想を述べているのではありません。
ある名門校と呼ばれる高校の生徒のカウンセリングをしていた時、親子関係に悩む何人もの生徒が口にしたこと・・・それは、「お母さんの言うとおりにしてやった。小さな頃から、お母さんの望むようにやってきた。でも、お母さんは、一度も本当の僕を(私を)見て、認めようとはしてくれなかった」
初心に返ること・・・それは、素顔の我が子を愛してあげること。愛する我が子のために、何をすべきか?を考えることだと思えてなりません。
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