小学校受験 ママのモヤモヤ飛んでけー!

お受験という造語の中で揺れるママ達。小学校受験指導、20余年間の経験から、ズバリ!悩めるママ達に真のアドバイスを。

小学校受験 ― 考査1週間前

2012年10月17日 | お受験ママへのアドバイス
 考査の1週間前。
あなたはまだ、子どもを机に向かわせ、ガミガミと文句を言いつづけているのでしょうか?
中には「もう、何度言ったら出来るようになるの?あと1週間しかないのよ」などと、怒鳴りつけているママもいるのでしょうね。
 いや、泣いて懇願しているママもいるかもしれません。「もう1週間しかないのよ。ママとがんばりましょうねっ、ママもここまで一生懸命にやってきたんだから・・・」と。

 でもね、私はどちらももう違う、と思います。
考査まであと1週間。親子がすべきことは、「ゆったりとした時間」を持つことです。

 我が子がいかに素敵な子どもであるかを伝え・・・
 どんなにがんばったかを労い・・・ 
 和やかに、にこやかに、平和で幸せな時間を過ごす・・・

きっと子どもは心が穏やかになり、自信を持って臨めるようになるでしょう

 未熟な親は、自分の不安を払拭するために、我が子に八つ当たりをします。受験の世界でも、それは例外ではないようです。
 自分が平常心でいられないから、我が子を机の前に座らせ、苦手な問題ばかりを持ち出し、「やっぱりできない」とか「まだ不十分ね。もう一回しておきましょう」などと急き立てます。
 それは、そうでもしていないと、自分が発狂しそうになるほど、不安だから・・・そうではありませんか?

 もし、思う結果が出なかったとき、「やっぱり息子が、あの問題ができなかったからよね・・・」とか、「ほらね、娘があれに手間取ったからだわ・・・」と、理由をつけて納得したいから、ですよ。きっと、ご自分ではそんなことにはお気づきではないのでしょうが・・・

 この時期、親がすべきことは、我が子の心を穏やかにしてあげること
我が子に自信を持たせてあげること、です。
 「あなたは大丈夫 よくがんばってきたわよね」と、息子や娘、そして自分をほめ、一緒に大好きなおやつでも一緒に食べる・・・きっとこの上なく素敵な時間になります。

 もし、あなたの受験準備の時間が、ただただ辛く、二度と思い出したくないものであったとしても・・・
 とても有意義で、忘れがたい楽しいものであったとしても・・・
 親子で向かった小学校受験準備の時間は、決してもう戻っては来ない、貴重な時間だったのですから。

 あんなに暑かった夏がいき、秋も本番を迎えました。日も短くなり、朝夕はすっかり寒いほどの陽気です。
 考査までの1週間。無事に、我が子が考査に臨めるように、そして、つつがなく考査を負えられるように、一心にこうべを垂れ、祈りませんか?
 合格祈願のお守りを握り締め、ひたすら「お願い」するのではなく、準備に向かった一瞬一瞬の時間を思い出し、心静かに祈る・・・

 大業を成し遂げるためにはジタバタせず、凛とした気持ちで心を落ち着けること・・・私は、とても大事だと思います