コロナ禍での小学校受験の「親の準備編」を前回は書きましたが、今日は「子どもの準備」について考えたいと思います。
昨年度の秋の考査は、どの学校でも手探り状態。志願者の目、志願者の意識、ということにも気を遣われたことと思います。
当時は、まだまだ「三密」という表現を頻繁に目に、耳にした時期ですから、たとえ考査という特別な状況ではあっても、「グループでの行動観察」は、なし、という学校が少なくありませんでした。
しかし、今年の秋の考査では、十分な感染対策をした上で、ある程度は「行動観察」「グループ行動」も実施されるのではないでしょうか。
子どもの「素顔」が如実に見える、というのが行動観察、ですからね。
さて。
みなさんは「行動観察」「グループ行動」とお聞きになり、我が子にどういう行動をさせたい、とお考えになるでしょうね?
私の教室でも、まだまだ準備を始めてから日の浅い親御さん達に上記の質問をすると、大抵が「正しい行動をさせたい」「教室で正しい行動を教えてもらいたい」というお返事が返ってきます。
では、みなさんがおっしゃる「正しい行動」とは、どういう行動でしょうか?
これが、幼稚園や保育園というような、子どもにとっての社会性の高い環境下であれば、「他の子に意地悪をしない」とか「相手が嫌だと思うであろうことを言ったり、したりしない」のように、「正しい」は道徳観、倫理観に見合った行動、ということで分かり易いですね
しかし、考査中の「課題」に取り組む場合、それがどんな課題であったにせよ、「正しい」「正しくない」という正誤に見合うような行動、というものは、ないのではないでしょうか? もちろん、課題そのものが理解出来ずに、仕方なくトンチンカンな行動をとってしまった、ということは稀にあるかもしれません。ただ、5,6歳ともなれば、自分の理解力が不十分だった、と思えば、「まわりの様子を見て、何となく理解できなかった分を補い、それなりの行動をする」ということは出来る場合は多いものです。
話を元に戻し、結論からお話をしましょうね。
大事なことは、「○○をしてみてくれるかな」や、「あなたは、こんな時はどうする?」のような言葉かけが先生からあった時、子ども自身が「ぼくは、どんなふうに思うかなあ・・・どんなふうにしようか・・・」「わたしだったら、どうするかな?」と、自分自身で考え、そして、どのようにアクションを起こすか、起こせるか、です
ここ10年ほど、子ども達は「こじんまり」としてきました
良くも悪くも、突飛なことをしたり、言ったりしない、ということでしょうか。「突飛」という言葉には、マイナスのイメージがありますが、でも、その突飛さの中には、時には「クスっと笑える、空気を和ませる言葉だったり、行動だったり」「ああ、子どもらしくて、いいな」と感じられるもの、でもあります。しかし、そういうことは極端に少ないですねえ。
また、子どもに課題を与えた時、そこに親がいる場合には、多くの子ども達は自分の言ったこと、したことが親から評価されるか、否か?がとても気になるらしく、必ず親の法をチラッと見て、顔色を確かめる?
パパやママが喜んでくださる表現をすれば、とても「模範的なお子さん達」です
もし、いつもいつもそうであったとしたら、「キラっと光る時間」はいつ、でしょうかね・・・このような、教えられたような、模範的な行動を、もし「それこそが良いこと」として大人から強いられたとするならば、残念ながら「想像力の低下」「発想力が乏しい」という面が目立っていくことでしょう。
「こんな時には、~~~しないさい!」
こういうふうに教え、その教え通りに繰り返し、繰り返し練習をしたとしても・・・そういう「Aならば、Bのようにしなさい」という教えでは、対応できないことのほうが多いのです。それは、考査でも同じです。
あまり例を上げずに、抽象的な書き方をしたために、あまりピンとこないかもしれませんね。次回は、いろいろと例をあげてみることにしましょう。
とは言え、前回に書いた「親の準備編①」も、今回のトピックスも、万事に通じる大切なことです。読み込んでみて、ご自分のお子様への対応と照らし合わせてみてみてくださいね。きっと、いろいろとヒントは見えてくるはず、です。
「教える」ではなく、「考えさせる」を
「慣れさせる」のではなく、「考える習慣」を
こんなものもご参考に
まどか先生の教室「幼児教室マナーズ」
小学校受験は、子どもが大きく成長するまたとないチャンスです。
知識の詰込み、繰り返す訓練、長時間の強要・・・そんな親子共に苦しい準備を「うれしくはないけれど、それが正しい準備」などと、ある意味での諦めの境地で取り組む受験準備ではなく、子ども自身の頭で考え、判断し、行動できる力「人間力」を育てる受験準備。それが、幼児教室マナーズが27年間実践し、成果をあげてきた「まどか先生メソッド」です。小学校に入学した後も、親子共にいつでも相談に帰っていける場所、それが幼児教室マナーズです
昨年度の秋の考査は、どの学校でも手探り状態。志願者の目、志願者の意識、ということにも気を遣われたことと思います。
当時は、まだまだ「三密」という表現を頻繁に目に、耳にした時期ですから、たとえ考査という特別な状況ではあっても、「グループでの行動観察」は、なし、という学校が少なくありませんでした。
しかし、今年の秋の考査では、十分な感染対策をした上で、ある程度は「行動観察」「グループ行動」も実施されるのではないでしょうか。
子どもの「素顔」が如実に見える、というのが行動観察、ですからね。
さて。
みなさんは「行動観察」「グループ行動」とお聞きになり、我が子にどういう行動をさせたい、とお考えになるでしょうね?
私の教室でも、まだまだ準備を始めてから日の浅い親御さん達に上記の質問をすると、大抵が「正しい行動をさせたい」「教室で正しい行動を教えてもらいたい」というお返事が返ってきます。
では、みなさんがおっしゃる「正しい行動」とは、どういう行動でしょうか?
これが、幼稚園や保育園というような、子どもにとっての社会性の高い環境下であれば、「他の子に意地悪をしない」とか「相手が嫌だと思うであろうことを言ったり、したりしない」のように、「正しい」は道徳観、倫理観に見合った行動、ということで分かり易いですね
しかし、考査中の「課題」に取り組む場合、それがどんな課題であったにせよ、「正しい」「正しくない」という正誤に見合うような行動、というものは、ないのではないでしょうか? もちろん、課題そのものが理解出来ずに、仕方なくトンチンカンな行動をとってしまった、ということは稀にあるかもしれません。ただ、5,6歳ともなれば、自分の理解力が不十分だった、と思えば、「まわりの様子を見て、何となく理解できなかった分を補い、それなりの行動をする」ということは出来る場合は多いものです。
話を元に戻し、結論からお話をしましょうね。
大事なことは、「○○をしてみてくれるかな」や、「あなたは、こんな時はどうする?」のような言葉かけが先生からあった時、子ども自身が「ぼくは、どんなふうに思うかなあ・・・どんなふうにしようか・・・」「わたしだったら、どうするかな?」と、自分自身で考え、そして、どのようにアクションを起こすか、起こせるか、です
ここ10年ほど、子ども達は「こじんまり」としてきました
良くも悪くも、突飛なことをしたり、言ったりしない、ということでしょうか。「突飛」という言葉には、マイナスのイメージがありますが、でも、その突飛さの中には、時には「クスっと笑える、空気を和ませる言葉だったり、行動だったり」「ああ、子どもらしくて、いいな」と感じられるもの、でもあります。しかし、そういうことは極端に少ないですねえ。
また、子どもに課題を与えた時、そこに親がいる場合には、多くの子ども達は自分の言ったこと、したことが親から評価されるか、否か?がとても気になるらしく、必ず親の法をチラッと見て、顔色を確かめる?
パパやママが喜んでくださる表現をすれば、とても「模範的なお子さん達」です
もし、いつもいつもそうであったとしたら、「キラっと光る時間」はいつ、でしょうかね・・・このような、教えられたような、模範的な行動を、もし「それこそが良いこと」として大人から強いられたとするならば、残念ながら「想像力の低下」「発想力が乏しい」という面が目立っていくことでしょう。
「こんな時には、~~~しないさい!」
こういうふうに教え、その教え通りに繰り返し、繰り返し練習をしたとしても・・・そういう「Aならば、Bのようにしなさい」という教えでは、対応できないことのほうが多いのです。それは、考査でも同じです。
あまり例を上げずに、抽象的な書き方をしたために、あまりピンとこないかもしれませんね。次回は、いろいろと例をあげてみることにしましょう。
とは言え、前回に書いた「親の準備編①」も、今回のトピックスも、万事に通じる大切なことです。読み込んでみて、ご自分のお子様への対応と照らし合わせてみてみてくださいね。きっと、いろいろとヒントは見えてくるはず、です。
「教える」ではなく、「考えさせる」を
「慣れさせる」のではなく、「考える習慣」を
こんなものもご参考に
まどか先生の教室「幼児教室マナーズ」
小学校受験は、子どもが大きく成長するまたとないチャンスです。
知識の詰込み、繰り返す訓練、長時間の強要・・・そんな親子共に苦しい準備を「うれしくはないけれど、それが正しい準備」などと、ある意味での諦めの境地で取り組む受験準備ではなく、子ども自身の頭で考え、判断し、行動できる力「人間力」を育てる受験準備。それが、幼児教室マナーズが27年間実践し、成果をあげてきた「まどか先生メソッド」です。小学校に入学した後も、親子共にいつでも相談に帰っていける場所、それが幼児教室マナーズです