春・・・と聞いて思い出すものは何かしら?
夏・・・と聞いたら、どんなものが頭に浮かぶかな?
こういう質問に、次から次へと答えが戻ってくる子ども達は、すっかり少なくなりました。
いや、次から次へと答えが戻ってくる子どもは中にはいますが、残念なことにそんな子どもの半数は、「教えられたものを覚えている」だけで、実際に自分で季節を想像し、イメージされたものを答えてくれているのではないようです
エアコンが普及し、家の中や建物の中にいる限りは、一年中快適な気温に設定されていて、人は「暑い、寒い、あたたかい、すずしい」という感覚には鈍感になっているようです。
また、食生活の面でも、野菜はハウス物、輸入物が多くなり、「旬のもの」という感覚にも乏しくなってしまいましたねえ・・・
八百屋さんや、スーパーに並ぶ「フキ」や「うど」「冬瓜」「ミョウガ」や「新しょうが」を見て、「ああ、もう〇〇になったのねえ・・・」と、季節を感じるお母様がどれだけいてくれるでしょうか?やっぱり、それはちょっと残念だなあ、と思っていますです。食卓から季節を感じる・・・決して、高級割烹でなくても、旬のものを食し、季節を味わうことはできるんですものね
かろうじて、果物だけは、今でもかなり「季節感を残した食べ物」かもしれません。さすがに、いくら大手のスーパーでも、真冬に「すいか」や「桃」が並ぶことはありませんから・・・
私の教室でも、季節のカリキュラムは苦手な子ども達が多いのが現状です。また、春夏秋冬を聞いて、思い浮かべるものが次から次へと出てきても、いざ「絵として描かせてみる」と???というような絵に仕上がることばかりです。きっと、この場合は、そのものを「名前、音として覚えているだけ」なんですね
たとえば・・・
「夏と聞いて思い浮かべるものは何?」とたずねた時・・・
「ひまわり・・・うーん・・・それから・・・あさがお」
と答えてくれました。
「そうねえ!ピンポーン じゃあ、で思い浮かべたものを画用紙に描いてもらいましょう!」と言ったところ・・・
「あさがおは・・・描けない・・・ひまわりだけ、描く・・・」と言い、描き始めました。
ところが・・・です!その子が「ひまわり、描けました」と言ってニコニコとして見せてくれたのは・・・
たんぽぽ?むー・・・これ何の花かな?というものでした。
葉っぱがギザギザとしているのは「たんぽぽ」のようです。けれど、花びらは4枚しかありませんし、花びらの形も丸いのです。むー・・・このお花は、何でしょう?お花屋さんでも、見たことはありません
今度は「夏のもの・・・むー・・・スイカ」と言った子にも絵を描かせてみると、緑の丸い物体に小さな無数の黒い点々。え?黒い点々が種だったとしても、赤いスイカの実の中にあるのはわかりますが、緑色の表面に黒い点々はねえ・・・
もしかしたら、なかなか季節に関心を示さない、とか、わかってくれない、という子どもを相手に、お父様やお母様が苦肉の策として・・・
「夏と言えば、ひまわり、あさがお、スイカ、ブドウ、海水浴、蚊取り線香・・・ほら、覚えて、覚えて」
と教えられたのかもしれませんね。
そうだとすれば、この子にとっては、ひまわりも、あさがおも、スイカも、ブドウも・・・夏のイメージの中に出てくるお花や果物などではなく、単純に教えられてリピートし、覚えた「名前」にしかすぎません
そこで
今日は「図鑑のお薦め」です。どうぞ、植物や野菜や果物、昆虫などの図鑑を子どもの身近なところに置いてあげましょう
本来ならば、日常の家庭生活の中で「自然と身に着く、自然と覚える」ものであるべき季節ですが、今の時代、それを望むのは難しいことは十分に理解できます。
でもね、どんなにインターネットが普及しても、パソコンのサイト上で調べ、見せる・・・というだけでは、子どもの「わかった」や「なるほど」にはつながりません
身近なところに図鑑があれば、ちょっと時間のある時にペラペラと眺めることができます。何も、座って、「さあ、今日は〇ページを開いて!△△を良く見て観察しましょう!」などと言わなくても、楽しく「観て、知る」ことはできますよ
身近・・・そうなんですよ。何でも、子どもの身、子どものそばに置いてあげれば、必ずいつかは興味を持ってくれます。わざわざ教える、とか、わざわざ調べる、わざわざ見せる・・・ということ以上に、子どもにとっては自然なことであり・・・結果として身についていきます
最近では、ものすごく細かい描写で、写真かと思ってしまうほどすばらしい図鑑も多く出版されています。
じつは、大人だって、図鑑を眺めるのは楽しいものです。お勧めします
このブログの他の、お役立ちホームページのご紹介
幼児教室マナーズ http://www.madoka-manners.com/ リニューアルされました
まどか先生の親と子の相談室 http://www.manners-sodan.com/
0歳からの小学校受験 http://www.madoka-smile.com/
働くママ・ワーキングマザーの小学校受験 http://www.hataraku-mama.com/
夏・・・と聞いたら、どんなものが頭に浮かぶかな?
こういう質問に、次から次へと答えが戻ってくる子ども達は、すっかり少なくなりました。
いや、次から次へと答えが戻ってくる子どもは中にはいますが、残念なことにそんな子どもの半数は、「教えられたものを覚えている」だけで、実際に自分で季節を想像し、イメージされたものを答えてくれているのではないようです
エアコンが普及し、家の中や建物の中にいる限りは、一年中快適な気温に設定されていて、人は「暑い、寒い、あたたかい、すずしい」という感覚には鈍感になっているようです。
また、食生活の面でも、野菜はハウス物、輸入物が多くなり、「旬のもの」という感覚にも乏しくなってしまいましたねえ・・・
八百屋さんや、スーパーに並ぶ「フキ」や「うど」「冬瓜」「ミョウガ」や「新しょうが」を見て、「ああ、もう〇〇になったのねえ・・・」と、季節を感じるお母様がどれだけいてくれるでしょうか?やっぱり、それはちょっと残念だなあ、と思っていますです。食卓から季節を感じる・・・決して、高級割烹でなくても、旬のものを食し、季節を味わうことはできるんですものね
かろうじて、果物だけは、今でもかなり「季節感を残した食べ物」かもしれません。さすがに、いくら大手のスーパーでも、真冬に「すいか」や「桃」が並ぶことはありませんから・・・
私の教室でも、季節のカリキュラムは苦手な子ども達が多いのが現状です。また、春夏秋冬を聞いて、思い浮かべるものが次から次へと出てきても、いざ「絵として描かせてみる」と???というような絵に仕上がることばかりです。きっと、この場合は、そのものを「名前、音として覚えているだけ」なんですね
たとえば・・・
「夏と聞いて思い浮かべるものは何?」とたずねた時・・・
「ひまわり・・・うーん・・・それから・・・あさがお」
と答えてくれました。
「そうねえ!ピンポーン じゃあ、で思い浮かべたものを画用紙に描いてもらいましょう!」と言ったところ・・・
「あさがおは・・・描けない・・・ひまわりだけ、描く・・・」と言い、描き始めました。
ところが・・・です!その子が「ひまわり、描けました」と言ってニコニコとして見せてくれたのは・・・
たんぽぽ?むー・・・これ何の花かな?というものでした。
葉っぱがギザギザとしているのは「たんぽぽ」のようです。けれど、花びらは4枚しかありませんし、花びらの形も丸いのです。むー・・・このお花は、何でしょう?お花屋さんでも、見たことはありません
今度は「夏のもの・・・むー・・・スイカ」と言った子にも絵を描かせてみると、緑の丸い物体に小さな無数の黒い点々。え?黒い点々が種だったとしても、赤いスイカの実の中にあるのはわかりますが、緑色の表面に黒い点々はねえ・・・
もしかしたら、なかなか季節に関心を示さない、とか、わかってくれない、という子どもを相手に、お父様やお母様が苦肉の策として・・・
「夏と言えば、ひまわり、あさがお、スイカ、ブドウ、海水浴、蚊取り線香・・・ほら、覚えて、覚えて」
と教えられたのかもしれませんね。
そうだとすれば、この子にとっては、ひまわりも、あさがおも、スイカも、ブドウも・・・夏のイメージの中に出てくるお花や果物などではなく、単純に教えられてリピートし、覚えた「名前」にしかすぎません
そこで
今日は「図鑑のお薦め」です。どうぞ、植物や野菜や果物、昆虫などの図鑑を子どもの身近なところに置いてあげましょう
本来ならば、日常の家庭生活の中で「自然と身に着く、自然と覚える」ものであるべき季節ですが、今の時代、それを望むのは難しいことは十分に理解できます。
でもね、どんなにインターネットが普及しても、パソコンのサイト上で調べ、見せる・・・というだけでは、子どもの「わかった」や「なるほど」にはつながりません
身近なところに図鑑があれば、ちょっと時間のある時にペラペラと眺めることができます。何も、座って、「さあ、今日は〇ページを開いて!△△を良く見て観察しましょう!」などと言わなくても、楽しく「観て、知る」ことはできますよ
身近・・・そうなんですよ。何でも、子どもの身、子どものそばに置いてあげれば、必ずいつかは興味を持ってくれます。わざわざ教える、とか、わざわざ調べる、わざわざ見せる・・・ということ以上に、子どもにとっては自然なことであり・・・結果として身についていきます
最近では、ものすごく細かい描写で、写真かと思ってしまうほどすばらしい図鑑も多く出版されています。
じつは、大人だって、図鑑を眺めるのは楽しいものです。お勧めします
このブログの他の、お役立ちホームページのご紹介
幼児教室マナーズ http://www.madoka-manners.com/ リニューアルされました
まどか先生の親と子の相談室 http://www.manners-sodan.com/
0歳からの小学校受験 http://www.madoka-smile.com/
働くママ・ワーキングマザーの小学校受験 http://www.hataraku-mama.com/