Hamletを観ました~。
wikipedia参照にしました。
ハムレットは、
5幕から成り、1600年から1602年のころ書かれたと推定される。
正式題名は「デンマークの王子ハムレットの悲劇」
(The Tragedy of Hamlet, Prince of Denmark)
4000行を超え、シェイクスピアの戯曲のなかで最も長い。
ハムレットが、父を殺し母を奪い王位をも奪った叔父を討ち復讐を果たす。
ハムレットはコールリッジによる「悩める知識人」像
(優柔不断で、自分のおかれた状況にどう対処していいのか決めかね悩む)が
一般的だが、近年では「行動人ハムレット」という解釈も有力である。
コールリッジ・・・聞き覚えがないですか?
ラムダイアリーでケンプが読んでいた「老水夫行」の作者ですね。
私が観たDVDです。
ローレンス・オリヴィエが製作、監督、主演のシェイクスピア劇映画の2作目。
1947年・イギリス(第21回アカデミー作品賞)
---登場人物----------
- ハムレット(Hamlet):デンマーク王国の王子。
- ガートルード(Gertrude):ハムレットの母。
- クローディアス(Claudius):ハムレットの叔父。
- 先王ハムレットの亡霊(King Hamlet, the Ghost):先代のデンマーク王。ハムレットの父。
- ポローニアス(Polonius):侍従長。王の右腕。
- レアティーズ(Laertes):ポローニアスの息子。オフィーリアの兄。
- オフィーリア(Ophelia):ハムレットの恋人。ポローニアスの娘。
- ホレイショー(Horatio):ハムレットの親友。
- ローゼンクランツ(Rosenkrantz) ハムレットの学友
- ギルデンスターン(and Guildenstern) 〃
- オズリック(Osric):廷臣。ハムレットとレアティーズの剣術試合で審判を務める。
----あらすじ-----------
城に現われた父王の亡霊から、その死因が叔父(クローディアス)の
計略によるものと告げられたデンマークの王子ハムレットは、固い復讐を誓う。
道徳的で内向的な彼は、日夜狂気を装い懐疑の憂悶に悩みつつ、
ついに復讐を遂げるが自らも毒刃に倒れる―。
恋人の変貌に狂死する美しいオフィーリアとの悲恋を織りこみ、
数々の名セリフを残したシェイクスピア悲劇の最高傑作である。
恥ずかしながら初めてハムレットを観ました。知りました。
ジョニーへのアドバイスとして、マーロン・ブランド―さんが言った
「ハムレットを演じなさい」
これがなければ観ないね。一生観ないよ。
そんなこんなで
じゃ、ハムレットってどんなお話?DVDを買ってみた
150分って長いよ。(なんでも4時間ってのもあるらしい)
戯曲なだけあって、ハムレットの独白シーンが長い長い。
心の奥の葛藤や心理を哲学的な独白で語るんです。
「もっと分り易く言えよ~」なんだけど。
その言葉が名セリフ、名言として語り継がれいくわけですが・・
有名どころはこんなかな。
To be, or not to be -- that is the question.
『生きるか、死ぬか、それが問題だ。』
(このセリフに対する訳は数知れず。その中の一つと考えてね)
Frailty,thy name is woman
「 弱き者、汝の名は女なり」
父の死後2か月も経たないうちに、叔父と結婚した母を嘆く
Get thee to a nunnery, farewell.
「 尼寺へ行け、これでお別れだ 」
狂気を装おい愛するオフィリアに投げかける言葉。
'By and by' is easily said.
「 『今すぐに』。言うは易しだ。 」
父王殺害の劇を演じさせて騒ぎを起こした後、母親に呼ばれて
部屋に向かう時
The rest is silence.
「 あとは沈黙のみ 」
ハムレット最期の言葉
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ハムレット役のローレンス・オリヴィエ
1907年生まれ。この時は41歳くらい?老けてないか・・・
シャツのエリがかわゆいです
ジョニーがハムレットを演じたとしてハムレットの衣装は基本これ
カボチャパンツの王子様とは少し違うけどこの姿だよ
相手方・・・もっこりが爆発
名作を観ておいてこんなん考えるんかい!
怒り、失笑をかいそうですけど・・許して下さい
で!感想ですが
4大悲劇っていうだけあって、悲劇そのもの。
「悲劇過ぎて、救いがないなぁ・・・」って感じました。
えーー主な登場人物が殆ど死んでしまったよ
まさに、そして、誰も居なくなった。
ハムレットが一番嘆いたのは、夫の死から日も浅いうちに再婚をして
クローディアスとイチャイチャしてる母の姿を見たからでは?
あれだけ愛し合ってた両親であるのに、
「母さん!それはないだろ!父さんの事忘れたんかい!」
Frailty,thy name is woman
ここに、ハムレットの怒りと悩める憂鬱があるのでは?と思いました。
復讐を遂げたものの、自らも命を絶たれてしまう。
例え、命をながらえたとしても後に何が残るのか?
空しさだけではないのかな・・・
復讐が次なる復讐を生む。
SWEENEY TODDでも復讐を果たしても
ラベッタ夫人を殺されたトビーがトッドを殺します。
もっとも、トッドは自分から命を捧げたと思われますけど。
もし・・・・
ハムレットをジョニーが舞台で演じてくれたら
貯金をはたいて一生の思い出、冥土の土産に
劇場まで飛んで行きたい
一番最前列をジョニ友さんで陣取って観劇したいな。
結論は・・・・やっぱこれだ。
---あとがき-------------------------------------
ハムレットは多くの画家が描いています。
ジョン・エヴァレット・ミレイ作「オフィーリア」(1852年頃)
オフィリアが狂い溺死するはかなくも悲しい場面。
ウージェーヌ・ドラクロア(1798-1863)1839年作品
第五幕一場の墓堀り人の場面。
この髑髏はハムレットも知っているヨリックのものであった。
人間はアレクサンダーであれ、死して土に還り酒樽の栓にもなりえると
命のはかなさと無常を思う。
Hamlet - Sir Laurence Olivier - Parte 1 de 10
延々と続く、私のハムレットにはまりました記事に
長々とお付き合いありがとうございました。
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