WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

ひろぴんが教えてくれたこと。

2011-05-01 22:09:33 | 私らしく生きる。気づきと学び
今日は、次男のひろぴんの誕生日でした。


我が家らしく、お金かけずにホットケーキで
お誕生日ケーキ。
旦那の手作り。材料代全員で500円くらい。




転園したばかりの保育園の保護者会では
自己紹介しただけでお母さんたちから
笑っていただきました。
名乗っただけなんですよ。ホントに!
お陰ですぐに打ちとけることが出来ました
(*^_^*)

先生 
「いつも、あんなに上機嫌なんですか?」
私  
「ええ、いつも。
寝ているときと泣いている時以外は上機嫌です。
常に、笑っています」

先生  
「本当に・・(吹き出しそうになりながら)
面白いですよね~」






そう、ひろぴんは
「楽しいこと」
「面白いこと」
「人を笑わせること」が、
だーーーい好き。

「人生とは、面白おかしく生きるもの」
と決めているふしがあります。




人が落ち込んでいたり、
つまんなさそうだと、
場は絶対に盛り上げる。
それが自分の使命だと
思っているふしすらあります。





そして、本当に、
寝ているときと泣いているとき


以外は、風呂でもトイレでも、何処でも
上機嫌で
「笑いのネタ」
「面白いこと」
を探し、またいろんな妄想
膨らませています。



みんなが「ひろぴんワールド」と呼ぶ
へんてこな想像の世界に遊び、
リアルを笑い、想像とまぜこぜにして
更に面白くする。
たいしたことがない話も、
ひろぴんが妄想と混ぜ合わせると、
目茶目茶笑える話になり、
我が家はいつも笑い声が絶えません。

明るく育てたつもりですが
まさか、ここまで、
能天気になるとは思いませんでした。

母親である私は彼のことを、当然、
「楽観的に」「明るく」「思い遣り深く」
育てるために色々な工夫をしました。

しかし、あっという間に、
彼の方が私より、楽観的で明るく、
思い遣り深くになり、
仕事でへこんでいるときに慰めてもらう始末です。

そして彼の明るさをみているうちに、
今度は私自身もどんどん明るく楽観的に
なっていきました。

私が2011年最も影響を受けた人物は、
「ひろぴん」かもしれない・・・。



喧嘩ばかりしている長男のことも、
よく気にかけています。

まだ2歳半の頃、
公園で長男が転んで泣いてしまうと、
2歳半のひろぴんが、手を差し伸べて、
なぐさめていました。

そのあと、喧嘩しながらも
しっかり手をつないで歩いていました。



最近、ひろぴんは
「こうちゃんはちゃんと喋れるようになるの?」
と聞きます。
(こうちゃん・9歳は、自閉症と知的障害というハンデ
があり、コミュニケーションが苦手です)



「こうちゃんは障害があるから、
他の人よりゆっくりとだけど、
ちゃんと練習すれば、
喋れるようになるし、なんでもできるよ。
でも、できないと、やっぱり悔しくて、
落ち込んで、泣いてしまうんだよね」

と私が答えると、

「ひろぴんが、がんばれこうちゃん!
っていったら、きっと泣かないよ」
「こうちゃんはひろぴんち(空想の家)
でひろぴんが守ってあげるから大丈夫」

と言っていました。

ふたりは、私の心配をよそに、
喧嘩しながらも、
思い遣り、庇いあって
生きています。







人生は本当に、
面白くて素敵なことだらけです。

こうちゃんの障害のことだって、
ママははこうちゃんと一緒に死のうかと
思ったことがあったけれど、
家族が一緒だから、
今ではぜんぜん大丈夫。

それを教えてくれたひろぴんに、
感謝しています。

そして、彼のこれからの人生で、
落胆すること、悲しいことがあっても、
たくましく、乗り越えてほしいと願ってやみません。

ママも、見習って(笑)乗り越えるからね~。






















「震災」「原発」を政治の道具にする人たち

2011-05-01 14:39:18 | 私らしく生きる。気づきと学び
国会中継をみていて、
違和感を感じるときがあります。

「この人って、原子力のこと、
前から言っていたっけ?」

みたいな議員さんに限って、
声高に、居丈高に、
東京電力などに質問をぶつける。

勿論、国会議員さんですから、
そういうことは必要なんですが・・・。

「なんでもいいから反原発に世の中が傾いて
再生エネルギーにシフトしてほしい」
と手段には目をつぶってしいたい半面、
なんか嫌だなと、本能的に思ってしまいます。

「ちょっと、センセイ方、あんた何さまよ」
みたいな・・・。




空の向こうに

2011-04-30 20:37:28 | 私らしく生きる。気づきと学び


今日は風が強かったのですが、
鳥が向かい風にも上手にのって
飛んでいるようにみえて面白かったです。

東京港野鳥公園は渡り鳥の飛来地でもあることから、

「この空は、世界中のどこまでも続いている」

とじーんとしてしまいました。(*^_^*)


この空の下、大勢の人が生き、
無限であるの可能性が広がっている。

この空の下に広がる世界はかくも美しい。

君たちの人生には、
やなこともあるかもしれないけれど、
それ以上に、ワクワクすることが、
凄いことが、たくさん、たくさん、たくさーん
待っているのだよ。

・・・とこいつらが、
感じ取ってくれると良いのですが。














セレンディピティ(serendipity)

2011-04-29 20:24:20 | 私らしく生きる。気づきと学び
セレンディピティ(serendipity)。
私はこれ、結構信じています。

何かを探している時に、
探しているものとは別の、
価値あるものを見つける能力・才能を指すらしい。

辞書では
【名詞】【不可算名詞】
思わぬものを偶然に発見する才能[能力].
と書いてあります。

『セレンディップの三人の王子』という童話で
王子たちは旅の途中、いつも意外な出来事と遭遇し、
彼らの聡明さによって、
彼らがもともと探していなかった何かを発見する。
そこから名付けられたとのこと。

考えてみると、
人生は serendipity に満ちているように思います。

何かを発見した人、成功した人、
満ち足りた人生を送った人、
みんな、まっすぐにそこまできたわけではない。

一生懸命やっていたらチャンスがやってきた、
運命の女神がほほえんだ・・
そんな話はよく耳にします。

serendipityは、そこいらにごろごろ転がっているような
気がしているこの頃。

しかも「ここだよ~」と手招きしているのかもしれない。

仲良くしようよ、セレンディピティちゃん。

でもセレンディピティちゃんは怠け者が嫌い?


与えられた場所で、与えられた仕事を
精いっぱいやることで、
セレンディピティちゃんと仲良くなって、
何かをつかみ、学びとることができる、
幸運をつかむ能力が身につく
そんな風に考えています。

探していたものがみつかることも幸せ。
欲しかったものが手に入ることも素敵。

でも、ふとしたきっかけで
探していなかったけれど、思いもよらない、
美しいもの、素晴らしいものがみつかることが
人生には多々あります。

また、凄い遠回りして、気がつくと、意識せずして、
昔やりたかったことをやっていたりします。


それもまた、楽しいものです。









良い環境に身を置くこと

2011-04-29 20:07:00 | 私らしく生きる。気づきと学び
ここ数週間、友人たちとのメールやフェイスブック等
のやりとりによりいろんな学びがありました。
あらためて人間にとって、どんな人々とつきあい、
どんな環境に身を置くか、その大切さを感じました。



私たちは大人ですから、
いま、この瞬間も、誰とつきあい、誰とつき合わないか、
かなりの部分、選びとることが出来るし、
作り上げることも出来るということ。

自分にとって、あまりよくなさそうな人、
例えば、怒りや妬み、嫉みなどの、
毒を出してしまっているような人からは、
物理的には難しくても、
精神的距離を保ったり、
例えば透明なバリアをはっている想像をすることで
自分を守ることができますよん。
また、土足で人の心を踏み荒らすような人には、
時には毅然とやめてほしいということを
言うことも大切だと思います。

そして人間、不思議なもので、
自分より上を行く人、
尊敬できる人たちの中にいると、
背筋が伸びると思いますし、
元気になると思います。

何より、そういう中にいると、
自分の未熟さに気付き、
謙虚に学ぶ気持ちになれると思うのです。

これこそが人間を成長させる鍵、
「学び続ける人になること」
なのではないかと思います。



「銀の龍の背にのって」

2011-04-28 23:56:29 | 私らしく生きる。気づきと学び
久しぶりに「銀の龍の背にのって」を聴いています。
みなさん、もう聞き飽きたと思いますが、大好き。
「ドクターコトー」も大好き。

この数年で、確実に、悲しみは、翼に変わりました。
傷跡は、確実に羅針盤になりました。

私は、まだこの身の非力を嘆く人間です。
「ああ、まだまだだ」
「ああ、至らないな」
嘆いてばかり・・。
でも、今は、嘆いたあとに、必ず立ち上がり、
歩きはじめるようになりました。

5年前、助けに来た夫が発見した、
ぼろ雑巾みたいな私は、
今度は「銀の龍の背にのって」
何を届けようかと考えています。

だから私は言いたいのです。

どんな悲しみも翼に変わります。
そして、傷跡は、羅針盤になります。

だから、今、消えてしまいたいほど、
死んでしまいたいほど辛くても、
負けないで下さいね。

今度は、私が銀の龍の背にのって、
みなさんのところへ、
希望やらなんやらをを届けにいくばんです。

日経ビジネス「東電の罪と罰」~罪を犯した者と「罰」をうけようとしている人のズレ

2011-04-25 22:12:21 | 私らしく生きる。気づきと学び
しつこくてすみません。
再び、日経ビジネス「東京電力の罪と罰」について。

今日一日持ち歩いて読み続けてしまいました。

「メディアに身を置く身として、既に批判が集中している者を
同じ方向から批判するのはできるだけ控えようと肝に銘じています」
(「編集長から」より)
と始まる、山川編集長の編集後記(前記?)に迫力を感じました。

「特集の主題は罪を犯したものと罰をうけようとしている者とのズレです」

ああ、そういうことだったんだ、と題名に納得がいきました。

※※再び、引用※※

表紙で頭を下げている清水正孝社長は氷山の一角に過ぎず、
その背後には「自分が現役の時に事故が起きなくてよかった」
と胸をなでおろしているであろう政官業学のOBがいます。

一方で今回の事故で損害を被るのは、長期間の避難を強いられる
地元住民であり、風評被害に悩まされている農業や漁業関係者であり、
(中略)

本来、責めを負うべき人たちが陰に隠れたままでいる。
今回の原発事故で、日本全体を覆うやるせない思いの根源は
そこにあるのかもしれません。

※※※※引用ここまで※※※

だから、きちんと検証しようとした「日経ビジネス」の姿勢から
学ぶことは多い、と思います。

このやりきれなさ、この無念さを、どうにかするものは
「真実を伝える」しかない・・と思いました。

表面的な東電叩きに終わらず、
「なぜこんなことが起こったのか?」
「どうしたら二度と起こさないで済むのか?」
「どうすれば私たちの国は立ち上がれるのか?」

本質的な議論や報道が必要なのでしょう。


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空が青い、子供たちが笑いながら走りまわり鳥の囀りが聴こえる。

2011-04-24 19:37:08 | 私らしく生きる。気づきと学び
恒例の公園行き。

いつも通り、寝ころんで、空をみました。

空は青く、時折鳥が飛んでいます。



子供たちは、笑いながら走りまわり、
一緒に寝ころびました。
この笑い声を、ずっとずっと、永遠に
聴いていたいと思いました。

「子供の笑い声」
って、この世で最も美しい音のひとつだと思います。






鳥の囀りが聴こえてきます。
鳥の囀りも美しいです。

この世はどうして、こんなに美しいのでしょう。

鳥も




虫も



草花も




本当に、本当に、美しいです。














原発問題と「囚人のジレンマ」~「必ずしも双方にとって最高の結果とならない選択」をするという現実

2011-04-24 12:33:48 | 私らしく生きる。気づきと学び
日経ビジネス[「東京電力の罪と罰」の中で
「原発推進派」と「反対派」の関係を
「囚人のジレンマ」と分析している記事をみて、
気になってずっと考えています。

囚人のジレンマは、
ゲームの理論に登場する最も有名なゲーム。
ご存じの方も多いかと思います。

犯罪容疑で警察に捕まっている二人の囚人が、
拘束されている件とは別の犯罪に関連した容疑で
尋問を受けることになりました。
2人が罪を犯した決定的証拠がないため、
2人を別々の部屋で尋問します。
AとBはそれぞれ、
「自白する」「自白しない」という選択肢があります。

2人の選択の仕方によって、
2人の刑の重さは次の表のようになります。

上の表を解説すると次のようになります。
①A,Bが両方とも自白する場合 → ともに懲役5年
②A,Bが両方とも自白しない場合 → ともに懲役2年
③A,Bが片方だけ自白した場合 → 自白したほうは無罪、自白しないほうは懲役30年

このゲームの面白いところは双方にとってベストの選択である
「双方とも自白しない」
があるにも関わらず、
双方が自白してベストの選択をしないところにあります。

このように双方が絶対優位な戦略をとっても、
双方にとってベストの選択とならないようなゲームを
「囚人のジレンマ」といいます。

私自身は、交渉力強化研修のあと、興味をもっていました。
いわゆるWINWIN関係を築くためには、
乗り越えなければならないものと思っていました。

囚人のジレンマやゲーム理論そのものは、
本もたくさん出ていますし、
突き詰めると非常に難しいものです。

原発に関しては、所謂、過激な反対ではなく、
心理的に追い詰めず、冷静に、
東京電力や政府を変えようとしていた人をみてきたので、
それが間に合わなかったことを残念に思いました。


「必ずしも双方にとって最高の結果とならない選択」
ことを人や組織は、「選択する」という現実や
構造これから考えていきたいと思います。

またときには、

生き残るためには
「双方にとって最高の結果」
を出さなければならない場合がありますが、
そこで、「囚人のジレンマ」に陥ると、
「全滅」
という結果が待っているというのもまた現実かと。



日経ビジネス「東電の罪と罰」

2011-04-23 13:16:54 | 私らしく生きる。気づきと学び
日経ビジネスがここまで踏み込むとは
思っていなかったので、
正直タイトルに驚きました。
東電の影響力のおとろえもあるのかしらん。

サブタイトルに「原発の安全神話に溺れた40年」
とあります。
「原発交付金」という地元に投じられる巨額のお金など、
興味深いですが、
佐藤栄佐久前福島知事がコメントしていたのは、
いかがなものかと。
「あんたも甘い汁吸ったでしょうが~」
「どの口がいう~」
と思ってしまいました。

「明るくやる」「自分の頭で考える」「人を生かす」「感謝する」

2011-04-23 12:25:53 | 私らしく生きる。気づきと学び
とでっかく手帳に書きました。

その他
「毎日、優先順位を周囲と確認する」
「P/PCバランスを意識する」
「本当に大切なことを意識する」
「想定外を言い訳にしない」


などなど。

っていいながらも、
なかなか、できないんだけれど。

まあ、心がけだけでもってことで。

変わりつづける

2011-04-21 21:40:30 | 私らしく生きる。気づきと学び
3月11日に東日本大震災が発生して以来、
ほとんどの方々と同じように、
ふりかえる余裕もなく毎日を送ってきました。

あらためて、ふりかえると、
3月11日を境に、すべてが変わり、
今も尚、凄い早さの世の中が変わりつづけている、
と感じます。



そんな中、先のことなどわからないまま、
「半歩でも一歩でも前に進もう」
と考えてあがきつづけてきました。

そして、社会も、会社も、
私たちが属しているプロジェクトも
セクションも、上司も、同僚も、後輩も、
友人もみんーんな、
変化に適応して、しっかりと進化している。

今日、上司と、
「組織も個人も変化し、進化しつづけるのが宿命だ」
みたいな話をしました。

「今のような時代には経験則では前に進めないよね」
みたいなことも話しました。

それを実感しながら、
一歩でも半歩でも、前に進もう。

新しいリーダーは船の設計者~Peter M. Senge

2011-04-20 23:19:05 | 私らしく生きる。気づきと学び
あなたの組織が一隻の遠洋漁船で、
あなたがその「リーダー」であると仮定しよう。さ
てあなたの役割は何だろう?

(「最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か 
Peter M. Senge,守部 信之」より)

****

この問いの答えは、以前、セミナーで聴いていたけれど、
最後にこの話が出てきて、とても考えさせられました。

学習する組織においてもっとも重要なリーダーの役割は、
「船の設計者」としての役割だと著者は言います。

これは聴いてしまうと納得なのですが、
なかなか気づかない視点(これもまた思い込みなのかな?)
だと思いました。

「設計」とは「実際に使えるものをつくること」であり、
多くのことを統合することです。
船がきちんと設計されていなければ、
船長さんが指令しても上手く動きません。

新しい時代のリーダー像が「設計者」であることは
非常に興味深いです。
「設計者」は地味ですし、いっけん
「リーダー」にはみえません。

人間は、ときに「他人をコントロールしたり、
名声を得たり、あるいは物事の中心にいたいという欲求から
リーダーになろうとすると著者はいいます。
しかし、設計者は地味なので、もうした人たちにとっては、
地味な設計作業はあまり魅力的ではないでしょう。

でも、私は、この「地味なリーダー像」は
「カッコいい」と思いました。

また、これからの時代に生き残るためには、
リーダーは設計者であらればならないと思いました。

さらに、著者は、
「リーダーはビジョンの給仕役」だとも言います。

給仕役は更に地味です。

いいじゃないですか~。

そして著者はこういいます。

*********

私がこれまでかかわってきたすばらしいリーダーたちの多くは、
長身でもなければ、とりたててハンサムでもない、

その演説もたいていは月並みだ。
集団の中でとくに目立つ存在でもない。

それよりも彼らの特徴は、その考え方の明快さと説得力であり、
責任感の強さであり、つねに学びつづけようとする前向きの姿勢である。

彼らは「答えを知っている」わけではない。
しかし彼らは「心底から欲する結果を達成するために必要な事柄は、
なんでも学ぶことができる」
という自信を周囲の人間に植え付けることができるのだ。

(「最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か 
Peter M. Senge,守部 信之」より)

*********


「これなら、できるかもしれない!」
って、みなさん、思っちゃったりしません?

私も
「給仕役」ならできるかも!



最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か
Peter M. Senge,守部 信之
徳間書店

おやすみなさい。VEフランクルを読みながら。

2011-04-19 21:48:28 | 私らしく生きる。気づきと学び
人間というのは精神的な意味での崖っぷちの近くを
歩いている存在だと私は思います。

私の場合は崖っぷちキワキワにきているなと思うと、
VEフランクルの
「夜と霧」「それでも人生にイエスと言う」
を読むのが、一番のレスキューです。

「それでも人生にイエスと言う」より
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私たちが「生きる意味があるか」と問うのは、
はじめから誤っているのです。
つまり、私たちは、生きる意味を問うてはならないのです。

人生こそが問いを出し私たちに問いを提起しているからです。
私たちは間われている存在なのです。

私たちは、人生がたえずそのときそのときに出す問い、
「人生の問い」に答えなければならない、
答を出さなければならない存在なのです。
生きること自体、問われていることにほかなりません。

私たちが生きていくことは答えることにほかなりません。
そしてそれは、生きていることに責任を担うことです。

こう考えるとまた、おそれるものはもうなにもありません。
どのような未来もこわくはありません。

未来がないように思われても、こわくはありません。
もう、現左がすべてであり、その現在は、
人生が私たちに出すいつまでも新しい問いを含んでいるからです。

すべてはもう、そのつど私たちに
どんなことが期待されているかにかかっているのです。 

その際、どんな末来が私たちを待ちうけているかは、
知るよしもありませんし、また知る必要もないのです。 

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VEフランクルは収容所の中でも、
精神的な高み、愛情、ユーモアを
忘れなかった。

絶望するしてあきらめるより、
人生が出す問いに応えられるよう、
希望を持ち、勇気を出して前に進もう。

何があろうが、私たちの人生は
「イエス」なんです。

それではおやすみなさい。

いい夢を!

それでも人生にイエスと言う
V.E. フランクル
春秋社

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