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猛暑に思う「ヒートアイランド現象・各家庭でできること

2007-08-15 06:47:24 | 環境全般
ヒートアイランド現象とは、人工排熱の増加、人工被覆の増加及び自然空間の喪失という都市における人工化の過剰な進展から生ずる、熱大気汚染であり、熱中症等の健康影響や二酸化炭素排出量の増加などの影響をもたらす環境問題である。

環境省
平成12年度ヒートアイランド現象の実態解析と対策のあり方について 報告書(増補版) より

東京都の施策の方向
(東京都環境基本計画第2部より抜粋)

ヒートアイランド現象は、環境への配慮が不十分だったこれまでの都市づくりの結果、生まれています。
現在、東京では、ヒートアイランド現象の原因として挙げられているどの要素も改善に向かっていない為、ここで政策の転換が図られない限り、今後も悪化していく強いおそれがあります。
ヒートアイランド現象の緩和に効果があると考えられる対策は、地球温暖化対策や都市緑化など、他の施策目標にも寄与するものであり、ヒートアイランド現象を緩和する都市づくりは、そのまま、環境に対する負荷の少ない持続可能な都市づくりに通じます。
今後、都市レベルから個々の建築物における対策まで、あらゆるレベルにおいて水や緑の蒸散効果を回復する被覆対策、人工排熱の抑制を目指す省エネルギー対策など、着実な取組を進めていきます。また、東京湾からの海風や川沿いの風を生かし都市を冷やしていくことも有効と考えられ、建物の配置や高さ、形状を工夫するなど、「風の道」に配慮した都市づくりを検討していきます。

★★★

ヒートアイランド現象は、わたしたち人間が行ってきた、これまでの環境配慮のない都市計画のつけなのね~。

ともかく、国、自治体、企業といったレベルでないと、抜本的な対策は難しいのが実情。これらについては、あまりにもたくさんあるので、テーマ別に勉強しながら書いていくつもり。

さて、
旦那に「一般家庭レベルでできることは少ないんだね~」
と話すと、
「東京以外に移住する以外はね」と言われた。

そうね。そもそも、人口が集中しすぎているのが原因だものね。

さて話を戻す。
とりあえず、私たち自身がとりくめることは、ないことはない。

例えば、ガーデニングや家庭菜園。
庭などに植物を置くことで、土や植物から水分が熱を奪いながら蒸発するので、気温の上昇を抑えるほか、地表面に熱を貯めにくくする。

日差しをさえぎって、冷房を少しでも使わないようにする。
ひさしはベランダ用のお洒落なものが出ているし、のれんもハイテクになってきた。

最後に、誰でもできる「打ち水」について
 
正しい打ち水のやりかた
・打ち水は路面温度が上昇する前の午前中や日が陰ってくる夕方に行うのが効果的。
・日向よりも日陰の場所や風通しの良い場所で。暑いときや暑い場所にやると逆効果だよ!
・路面だけでなく様々な場所に打ち水してみる。例えば、屋上やベランダ、壁面や熱を多く出す室外機にも効果が。

打ち水の掟
・打ち水の唯一の掟は水道水を使わないこと! お風呂の残り湯や雨水、公園の噴水の水など再利用しましょう、とのこと。

うちの畑(ベランダ菜園)に水やるついでに、涼しいうちに水でもまきます。
モチロン旦那が。

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