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ついにご対面!あおもり犬。
●作品について
2006年展示 サイズ:高さ8.5m・幅6.7m・奥行9m
青森県立美術館の近くには、縄文時代の集落の跡地「三内丸山遺跡」があります。そして、美術館は、その発掘現場から着想を得て設計されたそうです。
なので、このあおもり犬も「今まさに発掘の最中」というコンセプトのもと、地中に埋まっているのだそう。
なるほど…。
また、うつむいてどこか寂しげなその姿は、奈良さんの幼少期の犬にまつわる体験からのようです。
2024/01/18 11:34
あおもり犬の帽子はベレー帽でした
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●感じたこと
確かにサイズの数字を知ると大きいけれども
そんなにも大きかったのかといった印象
すごく優しい雰囲気の作品だからだろうか
寂しそうな姿だからだろうか
白くて曲線だからだろうか
表情だけをみれば
寂しいという感情よりも
わかるよ仕方ないね
とすべてを理解した後の
穏やかな表情にも見えたのは
私のエゴイズムなのかもしれないなとも
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《Midnight Tears》(2023) 240.5×220cm
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/23/1e0dcb1e4c529129ba2474fc0785be09.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/b6/831e3e128f23cd9ecb864a3f126ffd48.jpg)
《I Want to See the Bright Lights Tonight》(2017)220×195㎝
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/24/2c11bfab302dc5929900802c77c9c3f7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/fb/e1b720cb8d39bbf6ed4f6dfddecbbb3c.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/b7/bb82713d071a584885d01a24f2078af7.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/b4/caa29580ce4a536a2c74cabce9df5921.jpg)
《台座としての「森の子」》
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/d2/37862d6ebf7cb7b82661b6d20729f4e4.jpg)
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この《森の子》が展示されている八角堂は、美術館本館とは別棟になっていて、外へ出て、階段を下りたところにあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/2d/76548035ef7509cf5eea7c303921f823.jpg)
八角形の壁に囲まれたその中に、《森の子》は居ます。
私が行った時は、誰も居ないタイミングで、とても静かで、雪がとけ、そのしずくの音だけが聞こえていました。《森の子》に残る指や手の動いた跡が、すごく印象的でした。本当に、生み出された形なんだなと。
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ふたりだけで居ると、私も黙ってしまいました。これからも、ずっとずっとここに居るのかと思うと、少し不思議な感じと、どこか安心できる気持ちがしました。
全部で200点ほどの作品が展示されているそうです。3時間以上美術館を堪能し、母と「さ!次は弘前城に行きますか!」と後にしました。
とてもとても素敵な美術館に、とてもとても素敵な作品でした。いろんな事を感じたり、考えたり、眺め楽しんだり、何もかも忘れて夢中にさせてくれるアートの懐の深さに救われ、心が少し雪の色に近づけたような気がしました。