エイジフレンドリー。
聞いたことのある人もいると思う。
横文字でちょっとうさんくさいけれど、「高齢者の特性を考慮した」という意味。
令和2年厚労省の掲げたスローガンのなかでもうたわれているが、要は高齢者が安全に安心して働けるようなリスクアセスメントをしている企業には補助金が出るというもの。
補助金の条件として、職場の安全衛生管理体制を確立することや教育訓練、保険を始め健康診断の実施など健康管理を行うこと。そして常時60歳以上の高齢者を一人以上雇うこと。
今は人手不足だから、普通に高齢者を多く雇う企業もあるとは思うけれど、常時一人となると、形だけでもらえる金はもらおうという会社も結構あるのかもしれない。
ところで私の職場。
エイジフレンドリーが実践出来ている職場だと思う。
先日、よそから沢山同業者が集まる研修会があった。
席はランダムだったのだけれど、たまたま同じ事業所の青年と一緒のテーブルになった。
他の参加者から、「仲が良さそうですね」と言われたので、息子みたいなものですよと笑って言うと、彼は普通の顏をして「大好きな先輩です」と言ってくれたのだ。
娘たちからでさえ「大好き」なんて言われたことがないので、ほんとにうれしかった。
対人援助の複雑な問題は、職場の同僚が私に意見を求めてくる。PC操作で難しいことは私がみんなに尋ねる。重たいものを持とうとすると、彼らがすぐに代わってくれて、そのかわり用紙の補充やゴミ出しなど簡単なことは私が率先してするようにしている。
そんなお互いへの気遣いが普通に出来る職場で働けることが嬉しい。
職場の人間関係はとても大切だ。