夜中に何回か起きて様子をみているので、寝不足が続いている。朝起きたら死んでいるのではと、ドキドキしながら姿を探し、生きていることがわかると安堵する日々。
安堵しながらも、神様早く楽にさせてあげてと祈っている自分もいる。
明日からついに仕事に行かなければいけない。
日中みてやることは出来ないけれど、そもそもどこかでじっとしており、無理に食べさせることも出来ないので、ただ見守っているほかない。
ぐーは、もってもここ数日だろう。
体が半分くらいに痩せてしまった。
呼びかけても反応が鈍い。
水だけで1週間近く持ちこたえていることが奇跡的なことであって、それだけぐーの生命力が強いのだと思う。
亡くなってすぐに霊園に連れていくことは難しい。
夏場なので時間をおくことも出来ない。
それでずっと考え、ぐーがもし亡くなったら庭に埋葬することを決心した。
そして、先に死んだ猫2匹の遺骨も、ぐーと一緒に埋葬する。
庭にいついて我が家の猫になったのだから、きっとここから離れたくないだろう。
それで今日、ぐーを埋葬する穴を掘った。
スコップで、固い土を掘り起こして。
死なないでほしいと願いながらも、一方で命のカウントダウンをしている。
胸が痛くて、この心細さを誰かと分かちたいけれど、すべて自分の責任だから冷静に行動するほかない。