ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

ふり返る。

2023-01-31 21:24:53 | 暮らし
明日から二月。
年が明けたと思ったらもう一月が終わってしまった。
「ひと月経つのは早いですね・・・・」
少し困ったような顔をして誰もが口にする。
ほんとうに。
気づかぬうちにあっという間に過ぎていた。




一月は私にとって色々なことがあった月。考え込むことも沢山あった月。
施設で過ごす母がコロナに感染し(大事に至らなくてよかった)、
次女が旅立ち、職場の同僚がひとり去った。
そして猫が行方知れずに・・・・。



日々起きる出来事を、立ち止まって楽しめる自分なら、時間もゆっくり流れてくれるのだろうか?
そんなことを考えながらカレンダーをめくっている。


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心に決めたこと。

2023-01-29 15:46:44 | 自然・生き物
仕事休みを利用してラムちゃんを探しに阿蘇へ。
昨日も雪まじりの寒い一日だった。
片道1時間半かけて現場へ。
その後2時間かけて、名前を呼びながらあちこち探し歩いた。
探しながら確信したことは、私の前には絶対に姿を見せないだろうということ。
信頼関係を築くほどの期間もなく、いきなり捕まえてひどいめにあわせた人間なのだから。




歩きながらいくつもの廃屋や納屋があることに気づいた。
納屋の中には沢山のビニールや段ボール、捨て置かれた箪笥などが山になっている。
猫が雨風をよけて眠れる場所があることを確かめた。
確かに気温は室内とはくらべものにならないけれど、何とか暖はとれるはず。


最後に、猫を沢山保護しているおじさんに出会った。
ラムちゃんが逃げたところから500メートルほどのところだ。
自分の納屋に電気ストーブやコンテナを置いて、毎日餌をあげて保護しているということだった。
見かけたら知らせると言ってくれたけれど、人に慣れていないなら捕まえるのは難しいだろうとのことだった。
でも猫同士は友達になれる、と。
その言葉は救いだった。




ラムちゃんは、どこかで飼われていた猫だが、娘が引き取った時点で飼い主は現れなかった。
私の家の近辺でみかける長毛種の数匹の猫も、人間に飼われていたはずの猫だ。
長毛種が野良猫になれば、毛玉が沢山出来て毛並も汚れているはず。
美しいならつい最近まで飼い猫だったことが推測できるのだ。
それでも人に慣れていないのは、飼われていた時に幸せではなかったか、外に出てからの日々が過酷だったのかもしれない。
逃げ出した猫を探すのにこんなに苦労しているのに、一方で捨てる人間がいることが不思議だ。




ラムちゃんは白血病のキャリアだから、おそらく長く生きることは難しいだろう。
猫は人と共に暮らさなければ生きられないと言われるけれど、自由を制限された環境で飼われることは幸せだろうか?
とんでもなく遠い場所に連れて行ってしまったことに胸を痛めたけれど、もしかしたらここのほうがずっと安全なのかもしれない。
おじさんの話を聞きながらそう思った。

心配は食べるものだ。
おじさんの納屋にたどり着ければいいな。
今回里親になってくれるはずだった方には、毎日少しずつでも餌を置き続けてもらうように頼もう。






多分ラムちゃんは見つからない。
人間の私にも生活があり、辛い気持ちを抱えたまま生きていくわけにはいかない。
だからもう探さない。
沢山声をかけた方の中から、「見つかりましたよ!」と連絡がきたら何をおいても飛んでいく。
連絡がなければ、ラムちゃんの生きる力を信じる。
神様が守ってくれていることを信じる。

明日から気持ちをきりかえて暮らそう。
そう決心した。

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祈る。

2023-01-24 21:11:51 | 自然・生き物
昨夜から今日にかけて日本列島を寒波が襲い、熊本も朝から雪が少し積もっていた。
窓の下を見ると、コンテナの上にキジの大きな猫。
ニンゲンのように蒲団を被ることもできず、吹きさらしの中で眠っている。
最近明け方にこうして眠っている姿をよくみかけるようになった。
きれいで、野良猫のようではない。捨てられたのだろうか?

昨日は雪交じりの強風の中、たまに見かける小柄な別の猫が擦り寄ってきた。
避妊手術済みのさくら猫で、5年は生きている猫だ。
餌をあげたら寒空の下で美味しそうに完食。
後から白いお母さん猫も現れて、その子にも食べさせた。


寒さの中を生きぬいているこの猫たちを見ていると、すこしだけ希望がわく。
ラムちゃんもきっと温かい場所を探して生きているはず。
そう自分に言い聞かせている。

小さな猫です。どうかお守りください。
必ず見つかるように力を貸して下さい。
身勝手だけれど、あれから毎日神様に祈っている。

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ラムちゃん。

2023-01-22 16:23:34 | 自然・生き物
次女の引越し先の住環境などを考慮して、ラムちゃんは熊本で里親を探すことになった。
それまでの間、ずっと私が世話をしていたのだけれど、正直言って世話は大変だった。

白血病のキャリアがあるので、ケージから出すときには、家事を終わらせて常に近位での見守りが必要。
時間制限があるのが、ラムちゃんには理解出来ない。
なぜ他の猫と接触してはいけないのかもわからないので、とにかくケージから出してと、四六時中鳴いていた。

それでも可能な限りはケージから出して他の猫とも一緒の空間で過ごせるよう配慮した。そのためにその都度餌と水入れをどけたりトイレを使わないように工夫して。
色々制限があったけれど、ケージから出すととても嬉しそうで、元気いっぱいだった。


そんなラムちゃんに、ついに里親がみつかって。
阿蘇の方で。この方は猫を飼っていないので、ラムちゃんはケージで隔離されることなく自由に生活できる。
次女も私もほっとして、昨日その方にラムちゃんを託したのだけれど。

なんとその日の夕方、ラムちゃんが逃げたと連絡が。
ケージの止めが甘かったのか、玄関も開けていたのでそのまま走って逃げてしまったと。
寒くないようにこれまでずっと暖房をつけっぱなしで過ごしていた白血病キャリアの猫。
土地勘もなく寒い時には氷点下にまでなる阿蘇でどうやって生きていく?

翌日とにかく現地へ。
行ってみて、探し出すのはかなり難しいことがわかった。
その方も必死で探してくれているけれど、あまりにも広すぎる。
近所の方にチラシを配って協力をおねがいして帰る。何か手がかりがあればと一縷の望みを託して。





でも、知らない人間に慣れていないラムちゃん。仮に見つけたとしても怖がってすぐに逃げ出してしまうだろう。
どうすればいいのか。
今日の熊本市内は雨で、気温はかなり低い。阿蘇はもっと冷え込むだろう。
どこか温かい隠れ場所がありますように。
可哀想な目にあわせて気もちは沈む一方だ。

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「運転者」 著者:喜多川 泰

2023-01-18 20:33:57 | 
自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、それが起こっているときには誰にもわかりませんよ。どんなことが起こっても、起こったことを、自分の人生において必要だった大切な経験にしていくこと、それが〈生きる〉ってことです。長い目で見たら、報われない努力なんてありません。あまりにも短い期間の努力で結果が出ることを期待しすぎているだけです。

運が劇的に変わる瞬間を捕まえるためにはアンテナの感度をあげること。そのためには上機嫌でいること。逆に機嫌が悪いとアンテナの感度も下がり、運に逃げられる・・・。
当たり前のようでいて実践するのは難しい心のもちかた。
シンプルだけど、気もちよく生きていく上でも大事なことが、この本には描かれている。
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