ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

母のこと。

2021-12-15 21:09:47 | 家族
別に姥捨て山ではないのですから。
思いがあればいつでも面会できますし、たまには外に連れて出ることも出来ます。
フルタイムで働きながら一人での介護は、もう限界でしょう。
罪悪感をもつ必要はないのですよ。


仕事では迷いもなくこう助言するのに。
自分の時となると、そう簡単に割り切れるものではないのだと痛感する。
迷いながらも出発に備え、母の荷物を準備する日々。



直前の記憶も保持できなくなった母。
明日は何曜だったか、何日だったか。
そんなことを一日何回も尋ねては忘れ、暖房器の付け方もわからなくなり、
自分の身近なひとのことも思いだせなくなり。
毎日分単位で動きまわっている私には、母の繰り返しの問いに丁寧に答える余裕はなく、やはり予定通りにことを進めて行かなければと、改めて思う。

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今週の名言

2021-12-15 21:08:40 | ことば


持たなくてもいい重い荷物を、誰に頼まれもしないのに一生懸命ぶらさげていないか。
-―中村天風―
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母のこと。

2021-12-06 20:11:46 | 家族
もう無理だ。
いやまだ大丈夫。
自問自答の毎日だった。


でも、物忘れが進み、近所のひとからも心配されるようになってきて。
認知症とわかっているのに、あまりにも突飛な行動や言葉に私もつい大声を出すことがしょっちゅうになっていた。



それで娘たちの意見も聞きながら、有料ホームを検討することになったのだけれど、やはりずっと迷っていた。
でも昨夜、もう何度目かの言い争いをした後、ものすごい形相で母が家を出て行った瞬間に、もう本当に無理だと覚悟した。
翌日捨て台詞をはいて出ていったことも忘れている母に、声をかけて、ふたりで以前から検討していた有料ホームを見学に行く。
そこは市外の小さなホームで不足の点ばかり目につく私に、母はここでいい、と言った。なぜなら窓の向こうは一面に美しい川が広がっていて
母はここで絵を描きたいと言ったのだ。
だから決めた。


帰りの車中、母は驚くほど穏やかだった。
多分離れて暮らすほうがいいのだ。
嫌な部分が少しずつ隠れて、こころの良い部分が表に出てくるようになるのではないか。
私も、もっと母に優しくなれるのではないか。


今のままで母を終わらせてはいけない。
母が存分に絵を描けるように応援しよう。
生きがいをみつけてもらおう。

人生の最終章を、穏やかに平和に結べるように、今私が覚悟をしなければいけない時期なのだと思う。

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今週の名言

2021-12-06 08:42:14 | ことば


人は、自分の一生は自分自身が導いてゆくのだと考えている。しかし、魂の奥底には、運命の導くがまま、これに抗えないものが常にあるのだ。
―ゲーテ―
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まる。

2021-12-05 15:56:52 | 家族
朝ベッドの上からおばさんを覗き込むまる。
あいかわらずブサイク。
ブサイクの原因は、どうも鼻の周囲の無駄な模様のような・・・。


一番後にやってきたのに、怖い物知らず。
自分のをさっさと片づけて、ひとのごはんに必ず手を出す。
写真のように、手で引き寄せて・・・。
でも誰も怒らず、みんな優しすぎるので、ますます図にのる始末。


小さいと思っていたら、いつの間にかどんどん大きくなって、
ちっぽけな尻尾の下のまあるいぽんぽんも目立ってきた。
そろそろ病院だよ、まる。
(´Д`)


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