maribakoな日々事。

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川瀬巴水さんの回顧展へ行ってきました。

2014年04月01日 | 行ってみました。
横浜高島屋のギャラリーへ、川瀬巴水さんの回顧展へ行ってきました。
大正~昭和にかけて活躍されてた木版画の作家さんだそうです。

たくさんの旅で、各地の風景の作品を残しておられます。
行ってみたくなっちゃう風景が次から次で。
旅みやげなんて題名の作品集、欲しくなっちゃうな~
関東大震災で、作品やスケッチの多くを消失されたそうですが、ショックな出来事も乗り越えて、ステキな作品を残して下さってます

東京界隈の作品も色々ありました。
日比谷公会堂とか、職場近くの建物もあったりして、勝手に親近感を持ってしまったり
鎌倉鶴岡八幡宮の作品があって、大銀杏が描かれてました♪
当時を考えたら当たり前なんですけど、やっぱこれこれって。
早くベビー銀杏に育ってほしいな~って、様子を見に行きたくなりました

下絵の水彩もステキでしたが、完成した木版画はやっぱり洗練されてる印象です。
スケッチも味があってステキでした。
さらっと描いてるタッチに憧れてしまうなぁ

それにしても、木版画の手の込み方に感心しました。
スライドショーのように、一版ずつ重ねていく経過を見せてれる画像を上映していて、ついじっと見入っちゃいました。
一枚の版画を完成させるのに、42版だったかな?
中には、今どこに色が重なったの?って、ぱちくりしちゃうような版もあって。
色の深みや奥行、空気感を出すための技術たるやと脱帽でした

版の分け方を計算するのも、彫るのも、すごい根気と技術が必要なのには間違いないなぁ。
しかも、線は彫り残すんですよねぇ?
自分だったら、うっかり!を繰り返しまくりそうです。
いえ、比べるなって話ですよね~

雨やお水の表現も、版画でこんなにできるんだって思いましたが、すごく気になったのは、雪。
何版も重ねるのに、地の白を残しているものもありそうに見えまして。
上から白を置いてる雪と比べて、世界に溶け込んでる感じが半端ないのですが、工程考えたら気が遠くなりました。
だって、何版も重ねて摺ってく版画で、地の色で白を残してたりするのかと思ったら、想像だけで気が遠く。。。

買い込んだ絵葉書の枚数が、過去最多に近いかもです。
テンション上がってたみたい

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