日々のあわ

毎日の生活の中で見つけたもの、考えたこと、感じたことなどなど、つれづれなるままに・・・。

くるみ割り人形

2010-12-24 | 観ました
この時期ならではの演目です。

夢ゆめしい。


ブラボー!森下洋子&松山バレエ団のみなさん!

そしてSさんのお母さま、ありがとう!←行けなくなってしまったので代わりに行かせていただきましたの。


『SWAN』というバレエマンガにはまっていたのは子どもの頃でしたが、その時すでに森下洋子さんは超有名だった。
おいくつなのかは存じませんがいまだに現役。しかも可憐な少女だってやってしまう・・・。超人のような方です。
素晴らしいのひとことに尽きる。


音楽はチャイコフスキーの有名なバレエ組曲で、演出・振付はオリジナル(←清水哲太郎)でした。なので、以前観た(15年以上前ですが)牧バレエ団とは印象が違いました。
少女クララを子どもがやるのではなく、ひとりのダンサー(今回は森下洋子さん)が演じることに意味をもたせているってことが最後まで観てよくわかりました。


何より舞台の色が美しかった。
二幕なんてきれいなマーブルのペロペロキャンディみたいな感じ。

この「色」だけでも元気出ました。

あと、こんなバレエ公演初めて・・・だったのは、フィナーレです。

第九から始まりクリスマスソングメドレー、お正月ソングに合わせてひと踊りする・・・。しかも、歌まであった。

団員の皆さん、歌のお稽古までがんばったんだ・・・。

ハードだなぁ。


Sさん母は本当に残念だったと思いますが、心底楽しませていただきました。



ひとつ欲を言うなら・・・。

ホールです。

衣装、装置がクラシックで美しいので、オペラガルニエのような重々しい劇場で観たい。 

あまりにも機能的で無機質な佇まいに、あー、これ歴史あるクラシカルな劇場で観たいな~って思っちゃったんですよね・・・。 

やっぱり、中身と箱の両方があって初めて完璧な気がしたというか。 

ま、日本のホールでは無理かなぁ。 

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2 コメント

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箱... (tintin)
2010-12-25 16:23:54
なるほど、中身と器の問題、料理で考えるとわかりやすいかも。
幕間に優雅に、泡なんぞ飲んで楽しむ雰囲気とはほど遠いですね。

遠くまで行っていただいて、ありがとうございました!


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お料理も (marie)
2010-12-26 15:07:24
おいしければ良いわけですが、器がお料理を活かすのもまた事実なわけで。 
バレエも歴史と風土にみあう形で発展してきたと考えると箱の役割も結構大きいように思います。 

でも、作品が良かったのが何よりです。 
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