日々のあわ

毎日の生活の中で見つけたもの、考えたこと、感じたことなどなど、つれづれなるままに・・・。

妖精。

2010-10-30 | 観ました
舞台で踊る姿を初めてみたのは、彼女が小学2年生のときでした。

バレエの発表会・・・とはいえ、いくつかの教室合同で、選ばれた人だけが踊れたのではなかったかな。そして、彼女は最年少だったのではないかと記憶しています。

2年生にして相当な美人。ちっちゃかったけど、大人顔負けの踊りっぷりで、32回転を難なくクルクル回っていて、もう完成しちゃってる・・・と思うくらいでした。その時は黒鳥の踊りでした。

2年生が終わると同時に東京のバレエ教室に移り(引き抜かれたんだな)、次に彼女の踊りをみたのは4年生くらいだったと思います。
くるみ割り人形のクララに抜擢されて、お人形のように愛らしい姿で踊っていました。

それからはすっかりご無沙汰・・・。

バレエコンクールのニュースが流れると彼女はどうしているだろうかと思うこともありましたが、東京にはバレリーナがたくさんいるだろうから、その中で表に出てくるのは並大抵のことではないのかな・・・と思ったり。別の道を選んだのかなって思ったりしていました。

そして、2年くらい前から、時々新聞で名前を見かけるようになり、先日、偶然公演の広告をやはり新聞で見つけました。

もういくつかの作品で主役をはってるようでしたが、私がようやく認識したのはついこの前だったわけです。

で・・・ものすごく懐かしくなって、観に行きました。

『ラ・シルフィード』

妖精の役が・・・もうピッタリ。
なんて軽やかに踊るんだろう。すべるようで音がしない感じ。
ため息が出るほど美しかった・・・。


バレエひとすじに生きてきて、主役をするまでのぼりつめたんですね・・・。小さいころからの夢を追い続けて実現させていったなんて。尊敬します。

みなさんお上手だけど、彼女はひときわ輝いていました。

頑張っていれば報われるとは限らない世界で、しかも頂点に立てるのはほんのちょっとなわけだからね。容姿に恵まれたというのももちろんあるだろうけど。
努力+αの何か・・・2年生のときのオディールをみたときに感じた天賦の才・・・というべきか。そういうものが彼女にはあるのだと思います。

いやぁ、素晴らしいものをみせていただきました。

またみにいきたいと思います。

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