旅の途中で

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悪意

2009年08月29日 23時45分30秒 | 
東野圭吾さんの「悪意」を読みました。
これ、だいぶ昔にテレビドラマになっていたのを見た事があるんです。
その頃は東野さんのことは全然知らなかったのですが、すっごくおもしろかったのを覚えています。
今にして思えば、「さすが東野さん・・・」って感じですが

この本のおもしろいところは、普通の推理物は「犯人探し」がメインになるところですが、「悪意」では「動機探し」がメインになるところなんです。
実は犯人はあっという間に見つかってしまいます。
でも、本当の物語はここから始まるんです。

東野さんの書き方が上手くて、読んでいるこっちもすっかり騙されてしまいます。
それがまた気持ち良いんですよねー(笑)
最後の最後まで気が抜けない展開です。

ちなみに、動機を追及していく主人公は加賀刑事です。
東野さんの作品ではおなじみの人ですね。
私も彼の出る作品はとっても好きですよー

ドラマもすごくインパクトがあったので、今も時々思い出します。
犯人役は佐々木蔵之介さんがやってました。
その印象もとても強かったです。
久しぶりに見たくなってきたなー