バリの三大名塩の一つアメッドの塩を買い求める。去年の5月に訪れたときは本格的な乾季の到来がいまだなかったのかいつもの塩工場の生産が始まっていなかった。今日は10キロを手に入れることができた。これで1年間は持つだろう。野菜や果実の農薬や魚のぬめりなどを洗うのに塩をふんだんに使うのでこのくらい必要なのだ。天日干しの贅沢な塩を洗い物につかうのは塩の産地バリならではの贅沢だろう。10キロまとめ買いするから . . . 本文を読む
バリ島の近辺の島でとれる美味しい蜂蜜のボトルがキッチンの台の上に置いてある。食べ物の残りかすには一瞬にして群がってくる小さな蟻達がこの蜂蜜のボトルには不思議に寄り付かない。一体どうした理由によるものか。
蜂蜜がとりもちのようになり、動けなくなることを蟻は本能的に知っているという仮説をたててみたが、果たして検証に耐えるかどうか。
追伸:今朝チェックしてみるとやはり蟻が蜂蜜を食べつくしていた。最初 . . . 本文を読む
バリのビラで滞在した頃のプール談義で、ある日にくさい食べ物自慢が始まった。スペイン人のホセはブルーチーズを筆頭にあげた。ゴルゴンゾーラはイタリアのブルーチーズだがスペインにも相当な物があるという。そろそろ出るぞと予想しているとやはりナポレオンとジョセフィーヌの話が。
すかさずスエーデン人のハンスが割って入りシュールストレミングのくささを披露する。俺はとてもじゃないが喰って見る勇気はないと顔をしか . . . 本文を読む
バリ、サヌールの舗道でサテ・アヤムつまり焼き鳥を焼いている、実はこのすぐ後ろは火葬場で時々ガベンが行われる場所だが、旨そうな匂いと煙で行き交うバリ人を誘惑する。日本では今では無くなったが子供の頃は火葬場の特有の臭いがあり、それを連想してしまうが、バリではおかまいなし、特に火葬の日など縁日のように食べ物の屋台が出て盛んな人出が見られる。バリと日本、ヒンドゥと仏教のではない、単に死生観の違いを垣間見て . . . 本文を読む
バリのビールといえばビンタンビールで、栓の締め付けがゆるいのか保存が悪いのか気が抜けていて泡が立ちにくい事が多い、そして芋臭いという不満はある。しかし不思議なことに何回かに一度素晴らしくうまいときがあり、日付を確認すると新しい。やはり栓の締め付けに問題があるようで日とともに気が抜け、芋臭くなるのだろうと結論した。
星を意味するビンタン以外にもバリ・ハイ、アンカー 、アンカー・スタウトなどを飲んだ . . . 本文を読む
「ナイト・マーケットか」ホテルのオーナーが尋ねる。よく飽きもせずいくなあ、そんな表情もうかがえる。
そうなのだ、日が暮れてくると足が向いてしまう、このサテ・カンビン(ラム肉の串焼き)のせいなのだ、市場の入り口で煙を見ると一気に食欲が増す、ビールを買い求めて持ち込み席に着く、ヤシ炭の赤くなったほうを指差しカンビン、ナシ、スープとオーダーすると10本入りのサテと肉がたっぷりはいったカレー風味のスープ . . . 本文を読む
さて今晩はどこで夕食をとるか、旅先での楽しい悩みだがちょっとばかり悩ましい。
一人で入ってのんびりできる所が良いが初めての店では少しばかり不安がある、かといって同じ店ばかりではあきる。
「ナイト・マーケットは行ったことがあるか」そんな思いを見透かしたのか、ホテルのオーナーが尋ねる。
「いや、シンドゥのナイト・マーケットはまだ行ったことがない」
「行ってみれば。安くてうまいよ」
「サテ・カ . . . 本文を読む
鼻がぐずついているのであまり気分がよくない。しかし腹は減ったのでよい傾向だと思いステーキを食うことに決めて出かけた。ホテルに一番近いバツジンバールでステーキを頼む。スタッフは焼き加減を聞いてこない。こちらも風邪気味とあってレアというのを忘れていたことに気が付いてすぐにレアにしてくれと頼んだ。すると別のスタッフが来て、もうすでにウェルダンで焼き始めたので変更は無理だと説明する。ならばそれでもよい . . . 本文を読む
バリに来て以来自分であきれるほどローカル食をおいしく食べ続けたが今朝になって急にサンバル風の食事が鼻につきだした。鼻につきだすというのは抽象的で、具体的にはゲップなどでサンバルの味と匂いが逆流してくる。胃腸がいい加減にしてくれと主張しているので朝は持参した川根茶を2杯のみ昼はソーメンを食し夕は漁師で天ぷら盛り合わせときつねうどんを食べる。
バリ人は決してサンバルが鼻につきだすということはない . . . 本文を読む
滞在ホテルの近くは路地が続いていてしばらく行くとタンブリンガン通りに出る。この路地の途中にマッサージショップがあり一昨日に飛び込んでみた。男性のマッサージでツボを心得ていてしかも力がありなかなか上手だ。今日も自転車の往復と後かたづけで3時間ほどの肉体労働に疲れたので同じ店の同じ男性にマッサージを受けた。かつてバリ滞在中は必ず2時間やってもらったが今回は1時間で数を稼ぐことにした。2年間ご無沙汰でマ . . . 本文を読む
夕食に出かけたときに結婚式の門の飾りつけに出くわした。
このところ毎晩のようにモナリサで夕食をとる。ビーフレンダン、ツナステーキ、フィレミニヨンそして今晩はビーフの串焼きとなった。さて本題は何を食べたかではなくて周りの客のメニューの品定めの時間です。私なんぞは席に着く前から今日は何を食べるか大体は決まっているのでメニューが手渡されてからものの10秒もかからない。しかし周りの客たちはメニューを . . . 本文を読む
自転車でタンブリンガン通りを走っていると2年前に日本に帰ったにもかかわらずそのままずっとバリに住んでいるような奇妙な思いにとらわれた。
火葬場の横にあるローカルの屋台で昼飯にビールとナシゴレンを食べる。ここは火葬など気にしないのか欧米人に人気がある。座るとオランダ人にどこから来たと話しかけられる。かつて日本を訪れたが99%の日本人が英語を話さないのに驚いたとかの定番話題を交わす。夕食はモナリサで . . . 本文を読む
先ずは朝ごはん。一人身はフットワークが軽い。前から気になっていた海岸沿いのナシチャンプルの専門屋台に行く。黙って座れば決まった一皿が出てくる。ここの店の繁盛の秘訣は中身の充実度と安さ。水のボトルと合わせて300円程度。具にはバビグリンや鶏肉それに卵と野菜がふんだんに使われている。
いつもこんな風に満員だ。ざっと見て30人はいる。
さあ、今日の一番手は小さくて素朴な白い花。
カ . . . 本文を読む
バリの食生活は当然のことながら日本と似ているところもあるし異なるところもある。例えば米は30分蒸らす方法や日本と同じように炊飯する方法もある。粘り気をとるためにお湯を捨てていた。粘り気をとることで保存性やバリ風の手でつかみやすくするためだ。バナナの幹を輪切りにしたものがバビグリンについてくるスープの具として入っている。一方でこの幹は茹でて豚の餌にもなる。バリ特有の食べ物といってよい。バリの食生 . . . 本文を読む
飲み水 2009-06-28ビラでは19リットル入りの飲料水を備え付けの給水器にセットして利用している。ガロンボトルというらしいが、この水があまり旨くない。なんだか沼くさい。出入りしているバグースも同感らしく、「スメル」といって顔をしかめた。在住の日本人に尋ねたところ、NONMINというブランドが有害物質も無く、味もよいらしい。なんでも日本人の医者が水質検査をして合格したのがこのNONMINと他1 . . . 本文を読む