まさおレポート

バリの魚テンギリのうまさに目覚める

何年も前にロンボク島でトローリングを楽しみ、釣り上げたのがテンギリという魚で、1メートル近くあった。鯖を長くした細身の体型に、マットなシルバー色をしている。鰤のような重量感と輝くような色がない、地味な魚です。かといって鯖ほども青光りしていない。そのときは日本で見かけない魚なので食べてみようとの気持ちもわかず、土地の人にあげてしまった。1メートル近くあって、せいぜい2.5キロどまりではないか。

行きつけのスーパーマーケット・ロッテでもこの魚がよく並んでいる。一月ほど前に。、他にスナッパーなどのいいのが無かったので、思いつきでこの魚を買ってみた。店員は内臓を取り出し、ぶつ切りにしてくれた。ビラで唐揚げにして出してくれたが癖がなくて美味しい。

そこで今度はアグンに頼んでジンバラン魚市場に買い出しに行ってもらった。24リトルのアイスボックスを持参し、スナッパー、イカ、エビ、ハタ、テンギリを頼んだ。2時間ほど後に重そうなアイスボックスをしょってアグンが帰ってきた。見事な鮮度のテンギリが入っている。ロッテのものとは鮮度が見るからに違う。目は黒光りして、魚体は銀色に美しく輝いている。これをお手伝いのアウナが何本ものさくにしてくれる。彼女の魚のさばきも上手だ。それを丁寧にミネラルウォータで洗い刺身用にラップしていく。全部の魚を処理し終わるのに1時間は優にかかった。残りは塩と酢で絞めて冷凍して食べてみたが、これも実に旨かった。

夕食にテンギリを刺身で食べると柔らかいのだが水っぽくなくて魚の旨さが充分にある。こんなに旨い魚とはしらなかった。みんなこの魚は大好きのようで、値段が1.5倍程度する。キロ500円程度と、スナッパー等が300円台であるのに比べるとやや高めだがバリで人気魚だ。






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